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2021年7月31日土曜日

都教委に、大学教授ら「イスラエルとパレスチナの首都」問題で、公開質問状提出

 都教委に、大学教授ら「イスラエルとパレスチナの首都」問題で、公開質問状提出

7月24日に6ページの都教委への申し入れ文書を添付し、「オリ・パラ教育で のパレスチナの扱いについて都教委への公開質問への賛同の要請」を行なったと ころ、多くの方々の賛同をいただきました。 皆様の熱い思いを受け止めています。

 その中で皆様からいくつか大事なご指摘をいただきました。

 そこで呼びかけた私たちで話し合い、ご意見を踏まえて申し入れ文書の焦点を絞り、簡潔にすることにしました。

 申し入れの趣旨は変わりませんが、質問はイスラエルとパレスチナの首都問題に絞り、8項目を4項目にまとめました。添付した確定版をお読みください。

都教委へは28日に送付します。

 呼びかけ人一同  連絡先 小寺隆幸 


■提出文書





都教委は「イスラエルの首都はエルサレム」と嘘を教える

 都教委は「イスラエルの首都はエルサレム」と嘘を教える

■根津さんの都教委定例会傍聴報告

報告中の5番目の★の所に「オリパラ教育の一環として品川区の小学校が行った「世界友だちプロジェクト」の「ヨーロッパ・イスラエル国」の授業では、「イスラエルの首都はエルサレム」と嘘を教えた(都教委HPに掲載)。

エルサレムを首都とするのはトランプ政権他少数。国際社会も日本の外務省も首都とは認めていない。このことについて、7月28日付で市民が問題点の指摘とともに質問書を都教委に提出したはず。これを書いている今再び、このHPを開いたら、首都はエルサレムのままだが、「注:日本を含め国際的には認められていない」と補足が記載されていた。

■伏見忠さんのコメント

東京都教育委員会が国際問題になりかねない大失敗をおかした。

東京都教育委員会のウェブサイトの「児童・生徒向けコンテンツ」のなかで参加国を紹介するページ。「イスラエル国」のページでは、首都が「エルサレム」と書かれていた。

大学教授らが7月28日、都教育委員会に質問状を提出した。

7月25日には、教育関係の市民運動やレイバーネットのメーリングリストに、質問状の賛同者を募る投稿があった。

 都教委は姑息にも7月27日には、しれっと問題のページに注を書き加えた。

質問状の提出は28日だから、都教委は何らかの方法で、質問状の中身を知ったということだ。(写真参照)都教委は市民運動のMLなどを監視しているのではないか?

 都教委は、生徒たちのツイッターなどを民間企業を雇って監視していて、学校名がわかって飲酒や喫煙などの書き込みが有ると、学校に通報して生徒指導をさせている。同じことが都教委に対して意見のある市民運動に対して行われているのかもしれない。

教育行政をつかさどる所とは思えない。恐るべき秘密警察・公安警察のようだ。

7/27都教委定例会 根津公子さんの傍聴記

 7/27都教委定例会 根津公子さんの傍聴記

中学校歴史教科書 全員一致により「採択替えは行わない」

★メインの議題は中学校歴史教科書の再採択をするかどうかだったが、結果は表題の通り。ほっとした。

 小中学校の教科書は原則として4年間同一の教科書を採択することになっているが、2019年の教科書検定で不合格となった自由社が指摘された箇所を修正して、4年後の検定を待たずに2020年に再申請し、合格。4年後を待たなかった、ここが問題の発端だ。

一方、このことを合法化するかのように、あるいは見越していたかのように文科省は教科書使用期間中の再採択を2015年の関連法施行規則の改正で可能にしていた。そして、自由社の合格を受けて、文科省は都道府県教委などに「採択替えを行うことも可能」とする通知を発出した。自作自演、としか言いようがない。

★通知を受け、横浜市教委は「公平性」の観点から改めて採決を行うと公表した。

横浜市教委は都教委と同じく、先の日本の侵略を「アジアを欧米から開放した大東亜戦争」だと歴史を改ざんした「新しい歴史教科書をつくる会」系の自由社版、育鵬社版(両社は扶桑社だったが、内紛で別会社を立ち上げた)を長いこと採択してきて、昨年度の採択で他社版に切り替えた。

だから、都教委がどう動くのかがとても気になっていた。育鵬社版も歴史の改ざんがひどいが、自由社版はさらに上手だ。なぜこれが検定を通ってしまったのか、検定官はまともに検討したのかと疑りたくなる、そうした記述ばかり。

★ 都教委も「公正性」の観点からこれを議題にしたのかもしれないが、「採択替えは行わない」を全教育委員が選択したことは極めて妥当と思う。

都教委事務局の提案する諸方針・施策は子どもの人格形成とは真逆な、ごく少数の国家に必要な「人材の育成」であり、そのためには大多数の子どもを切り捨てるというものばかり。それがますますひどくなっている。そうしたことに苦言を呈することなく「ありがとうございます。すばらしい」と発言する教育委員を私は定例会で見てきたので、「採択替えは行わない」を選択したことに反面驚いてもいる。朗報を記すことができてほっとしている。

★来年度開校の都立小学校(都立小中高一貫校)の教科書、特別支援学校の教科書採択も含めて採択が終了したところで3人の発言があった。

「道徳教科書の『かぼちゃのつる』はかぼちゃがつるを伸ばすのはわがままで迷惑という視点からの記述で、いかがなものか」とか、「教科書にはあいまいな記述が多い」「生活科にはあいまいな記述が多い。根拠を明らかにし提示すべき」などの、そうした指摘には頷けたが、そう指摘するならば、教育委員は、市民からの要請等についてもしっかり根拠を示して回答してほしい、都教委発行の図書についても指摘してほしいと腹が立った。

オリパラ教育の一環として品川区の小学校が行った「世界友だちプロジェクト」の「ヨーロッパ・イスラエル国」の授業では、「イスラエルの首都はエルサレム」と嘘を教えた(都教委HPに掲載)。

エルサレムを首都とするのはトランプ政権他少数。国際社会も日本の外務省も首都とは認めていない。このことについて、7月28日付で市民が問題点の指摘とともに質問書を都教委に提出したはず。これを書いている今再び、このHPを開いたら、首都はエルサレムのままだが、「注:日本を含め国際的には認められていない」と補足が記載されていた。どこからか情報を得て補足したのか。しかし、「エルサレム」は依然そのままだ。教育委員には、このことに対しても「根拠を明らかにし提示」してもらいたいと思う。

★いや、この件だけでなく、2016年度から今に至るまで小学4年生から高校3年生までが使わされている「オリンピック・パラリンピック学習読本」や、2018年・19年発行の高校生向け冊子「2020年。東京と東北で会いましょう。」には、明らかな誤りがいくつもある。根拠なき記述も多数ある。教育委員には、こうしたひざ元が発行する図書の記述について、まずは当たってもらいたい。そうしてもらうのは大歓迎であり、教育委員が本来すべき仕事と思う。

★他の議題は、「教職員を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種」についての報告。「いろいろな考え方や体質の問題もあるので、『本人の意思に基づく任意接種」であることを徹底してほしい」との意見とともに、それを否定するともとれる発言があった。「予防接種は自分をまもるだけでなく、周囲をまもる。その点を考えるよう周知徹底を」「ワクチン接種2回完了が教職員のどのくらいか、データが必要であり、それが本来の(都教委の)あり方」だと。「ワクチン接種をしない者は解雇」という雇い主が出始めたとも聞く今、学校にも同調圧力が生じないか、心配だ。 今回は懲戒処分についての議題がなかった。私が傍聴を始めて以来、これが議題とならなかったのは2回目。

2021年7月30日金曜日

都教委は6/23の質問に7/19に回答してきた。ひどい内容だ。

 都教委は6/23の質問に7/19に回答してきた。ひどい内容だ。

都教委包囲首都圏ネットワークでは、五輪開催の一か月前(6月23日)都教委要請を行い、「オリパラ教育」や「オリパラ観戦」の中止などを求めた。

その後、7月8日の「緊急事態宣言」発出と共にオリンピックの「無観客」が決められ、

首都圏の子どもの「オリ観戦」はなくなった。

ところが、その後、都教委は7月19日付けで、私たち6月23日の要請に対する回答を出してきた。その内容は、7月8日「無観客」決定以前のものとも思われる酷いものだった。

あくまでも「パラ観戦はやる」と強調しているようなものだった。

★以下に私たちの要請項目とその「回答」を紹介する。

1、「洗脳」とも言われる「オリパラ教育」を即刻中止すること。

(回答)オリンピック・パラリンピック教育は、東京2020大会を、子供たちの人生にとってまたとない重要な機会と捉え、子供たちの心と体に、大会以降の人生の糧となるような掛け替えのないレガシーを残すものです。

2、小中高生たちの危険な「オリパラ観戦」を即刻中止すること。

(回答競技観戦は、子供たちにとって、世界最高峰の競技を直に感じることができる貴重な経験の機会であり、競技観戦を希望する学校にその機会を提供するものです。

3、問題が起きたら学校ではなく「オリパラ教育」を推進した都教委が責任を取ること。

(回答都教育委員会は、競技観戦が子供たち一人一人の心にかけがえのない記憶として刻まれるよう、関係機関との連携のもと、感染症防止対策等を徹底し、子供たちの安全確保に万全を期していきます。なお、問題が生じた際には、その発生原因に応じて個別に対応するものと考えております。

4、「キャンセル受け付け文書」を隠蔽したことに対し謝罪をすること。

(回答)御指摘の事実はありません。なお、都教育委員会においては直前まで学校からのキャンセルを受け付ける対応としております。

★渡部コメント

 ここでは、すでに「無観客」になったことで、「オリ観戦」が無くなったことについては一言も触れていません。そうして、それ以前の文句を並べ立てているだけだ。

「1」では、私たちは、要請文中に「子どもたちの健康や命を二の次にして、何が「夢や感動」(菅首相)、『レガシ―』ですか」と書いたが、「子供たちの心と体に、大会以降の人生の糧となるような 掛け替えのないレガシーを残すものです。」と平気で書いてくる。

「2」では、都教委は「観戦はオリパラ教育の集大成」(これでは実質的な強制である)と現場にはっぱをかけておきながら、回答では、「競技観戦を希望する学校にその機会を提供するものです。」と、責任は現場にあるように述べている。

「3」では、責任問題を問うているのに、「感染症防止対策等を徹底し、子供たちの安全確保に万全を期していきます」などと、スガ首相と同じようことを述べ、「問題が生じた際には、 その発生原因に応じて個別に対応するものと考えております。」と、「観戦はオリパラ教育の集大成」と言っておきながら、そのこと(根本的な原因)には触れず、

「発生原因に応じて」などとして、あくまで責任を取ろうとしない姿勢が明白である。

「4」では、隠蔽した事実はないと述べているが、各自治体の教育委員会や学校には

何らの通知も下していなかったのである。ただ、「直前まで学校からのキャンセルを受け付ける対応としております。」と述べている。たしかに7月5日の通知には、「感染症の状況、台風、大雨、地震等の災害、交通の大幅な遅延等により、校長が安全な引率を行えないと判断した場合は、当日でもキャンセルができます。キャンセルにつきましては、コールセンターへご連絡ください。」と書いてある。

すでにそれまで多くの自治体から子どもの動員に対し中止の声があがっていたので、このまま強行するのは危険だと考えたのだろう。都教委は下からの声に押されたのである。

★★ということで、都教委包囲首都圏ネットワークとしては、回答が的外れなものになっており、また「パラ観戦」もあるということで、以下の要領で再度都教委要請行動に取り組むことにした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

再々々度の都教委要請行動

<日時・場所>

  8月5日(木)

    15:30 集合 

     都庁第一庁舎正門前(都庁通り)

    16:00 都教委要請行動

     都庁第二庁舎16階都教委総務部

<内容>

 ・回答に対する抗議・再質問

 ・東京五輪即刻中止(パラリンピックが主になるかも)

 ・子どもたちのパラリンピック動員反対

闘いは続きます。お集まりください。

7/23 オリンピック開会式当日の行動

 7/23  オリンピック開会式当日の行動

■聖火リレーの都庁ひろば終結セレモニーへの抗議行動

  都庁第一庁舎脇歩道 










 7/23、11〜13時、都庁前広場で行われた「聖火」セレモニーに対して、オリンピック災害おことわり連絡会や反五輪の会などが呼びかけた抗議アピール行動(12〜13時)。









「オリンピック・パラリンピック中止!」・「命を守れ!」・「オリンピックいらない!」・「世界のどこにもいらない!」・「天皇制いらない!」・「弾圧反対!」「中止だ中止」と次々コールを続けた。

 福島からは、希望の牧場の宣伝カーも駆けつけていた。様々なグループ・個人が参加してきており、若い参加者も多く、それぞれ工夫した反対パネルや横断幕等を持ってきていた。主催者発表300名結集。セレモニー会場には、反対のコールがよく聞こえていたとのことです。

■7/23の午後6時半〜、原宿駅東口前の神宮橋集合で、「ロックダウンだ!東京五輪」





































開会式抗議アピールが開かれ、午後7時からは、千駄ヶ谷の新国立競技場までのデモ行進。

主催は、お昼の都庁前行動と同じ2020「オリンピック災害」おことわり連絡会と反五輪の会など。主催者発表で700名になり、2つのグループに分けられて出発。

■反五輪の会等とは別に、都庁第一庁舎脇抗議行動後、「改憲・戦争阻止大行進」が15時から代々木八幡駅そばの公園で800名で抗議行動。渋谷駅前を回って神宮橋公園までデモ。その後、渋谷ハチ公前でリレートーク。

「全学連」を中心にした若い人たちは19時に新国立競技場前に登場して、抗議行動。

2021年7月22日木曜日

7.23. 五輪は中止だ!抗議アクション

  7.23. 五輪は中止だ!抗議アクション

    LockDownだ!東京五輪 開会式抗議デモ

●日 時:723日(金) 

1200 〜 1300 都庁前広場 聖火リレーセレモニ                                       ー抗議アピール

1830   原宿神宮橋集合(表参道側の出口前)

       「ロックダウンだ!東京五輪」開会式抗議                          アピール

1900   デモ出発

2000  千駄ヶ谷駅前 

      デモ終了後、千駄ヶ谷駅に集まりアピール開始 

       抗議声明読み上げなど

● 2100  終了予定

●よびかけ:オリンピック災害おことわり連絡会/                                                    反五輪の会/

       オリンピック終息宣言展実行委員会/

                  東京にオリンピックはいらないネットほか

 

2021年7月21日水曜日

日比谷図書文化館での集会

日比谷図書文化館での集会 

「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会」の報告(つづき)

昨日(7/20)に岡田先生の講演の報告をしました。

岡田先生の報告を含めて、集会は以下のユーチューブで視聴できます。

https://youtu.be/Wj_YZffXgzg

ユーチューブででは、これまでに570人の視聴が確認されています。

■岡田講演後、昼休み、ジョニーHのライブでした。

東京五輪をテーマにした替え歌で大いにもりあがりました。(これもユーチュブでご覧になれます)

■午後から、現場から26人の発言が続きました。(これもユーチュブで見られます。)

ここではタイトルと名前だけを紹介します。

また、それぞれのレジュメは以下の「ひのきみ全国ネット」のウェブサイトに掲載されています。

http://hinokimi.web.fc2.com/index.html 

<東京の報告>

・河原井・根津さんの最高裁決定(根津さん、河原井さん)

・3月に提訴された五次訴訟(川村さん、田中さん)

・自由権規約NGOレポート(花輪さん)

<大阪の報告>

・自由権規約大阪レポート(寺本さん)

・大坂の全体状況(山田(光)さん)

・再任用拒否裁判控訴審はじまる(梅原さん)

・「君が代」調教NO!処分取消裁判(松田さん)

・「君が代」強制と命の軽視(奥野さん)ZOOM参加

・「君が代」条例から10年、いま、大阪の公教育は?

             (志水さん)ZOOM参加

<全国から>

・えっ!?サービスじゃないんですか(宮城県・土屋さん)ZOOM参加

・コロナ禍の卒・入学式と異常な学校現場(千葉県・石井さん)

・コロナ下の「日の丸・君が代」強制とICT教育(神奈川県・外山さん)

・教科書採択と表現の不自由展・その後(小野さん)

・広島からの報告(平野さん)ZOOM参加

・自衛隊の名簿提供反対の闘い(福岡県・木田さん)

<市民・諸団体>

・東京の「同調圧力」の教育現場から(武者さん)

・自由社・育鵬社の採択に反対しよう(大阪の伊賀さん)ZOOM参加

・小学校養護教諭分限免職裁判(東京のWさん)

・都教委の「五輪読本」違法不当裁判(東京の増田さん)ZOOM参加

・東京オリパラに反対(東京の渥美さん)

・天皇代替わり反対運動について(東京の井上さん)

・今改めて「日・君」と天皇制の関連を問う(東京の中川さん)

・教科書問題と情報公開(川崎の畑山さん)

まさに多彩かつ大量な発言となりましたが、いずれも力のこもったものでした。

ユーチューブでは見たいところだけ見ることもできますので是非ご覧ください。

その後決議文を採択、

<「日の丸・君が代」強制反対>

<東京五輪即刻中止>

のプラカードを掲げて銀座デモに出発しました。

■デモ

 出発のところから一台の群馬ナンバーの右翼の車が待ち構えており、私たちの40人ほどの小さな隊列に繰り返し繰り返しやってきては罵声を浴びせていましたが、私たちの街宣車のアナウンスとシュプレヒコールの音量にかき消され、かえって銀座を歩く人々に、

私たちのデモに対する注目を集めさせただけだったようです。

●今回の実行委員長でデモの先頭に立った近藤順一さんの感想文を紹介します。

「私は、昨日のデモの先頭に立って、沿道の市民の表情をゆっきり観察しました。『2020東京オリンピック』を四日後に控え、多くの市民は我々デモ隊に拍手を送っていいものやら、どうか、決断しかねているようでした。ただ、はっきりと意見表明する我々を眩しそうに見つめていました。国家の思うままにはならない日本人がいることを不思議に思ったのかもしれません。それだけでも成功だと感じました。

いずれにしても、コロナ禍中、また東京五輪開幕直前に行われた今回の第11回全国学習・交流集会とデモは、ZOOMとユーチューブ、性能の良いスピーカーの力をも借りて、

成功することができたと思います。(「弱を持って強を制す」です。)

皆さんのご賛同・ご参加・ご協力に心からお礼を申し上げます。

なお、7/19、第二議員会館で「文科省交渉」を行ないましたがありましたが割愛します。

2021年7月20日火曜日

7/18 日比谷図書文化センターで集会

 7/18 日比谷図書文化センターで集会

7月18日(日)、コロナ下での東京五輪(7月23日開会式)強行を控える中、東京・日比谷図書文化館コンベンションホールで、<第11回「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会~コロナ下で進行する学問と教育の国家支配はゴメンダ!~>    (実行委員会主催)が開かれました。










全国からZOOMでの発言者(6名+α)、ユーチューブ視聴者468名でした。

 集会は10時30分に開始、岡田先生の講演、午後の地での活動報告が終わったのは16時近く。そのあと日比谷公園から東京駅そば鍛冶橋の公園までデモ。(報告は渡部)

◆岡田正則早大教授の講演

「日の丸・君が代訴訟」とこれからの日本の政治文化 ~学術会議会員任命拒否問題を含めて~










講演は極めて内容豊富で興味深くわかりやすいものでした。以下概略を紹介します。

★「世界は今グローバル化しつつあり、国家のコントロールができない状況が生まれつつある。そこから、為政者たちは<国家あってこその国民だ>ということを示そうとしている。

しかしそれは、<人を育てない、人の暮らしを守らない>という矛盾を抱えることになる。

そのためこれまで多くの裁判(社会保障・基地訴訟・戦後補償・建設アスベスト訴訟、税務訴訟、辺野古埋め立て関係訴訟など)で「鑑定意見書」を書いてきた。

「日の丸・君が代訴訟」では、2010年の「教育公務員の懲戒処分に関する裁量権の逸脱・濫用の違法性について」以来、東京と大阪の訴訟について数多く書いてきた。

その中では、「教育に職務命令を出し、教育目的ではないものをやらせようとしている」「行政裁量をコントロールするのが裁判所の責任」であることを強調した。

裁判所の判断について(再雇用訴訟)の例を挙げ、地裁・高裁では勝訴したが、最高裁では退けられた。最高裁は地裁、高裁の判決を無視し、「式典に参列する生徒への影響も否定しがたい」とか「今後も同様の非違行為に及ぶおそれがあることを否定しがたい」とし、再雇用拒否は「著しく合理性を欠くものであったということはできない」等としている。

理由も説明できず、自信のない、許されない判決である。

★日本社会の政治文化には昔から「輸入文化」の特徴がある。

そのため日本語は漢字・カタカナ・かなを混用している。明治維新以降はそれが、公共空間は(漢字・カタカナ)で建前、生活世界は(ひらがな)で本音、という風に分離した。

だから司法権は行政権に従属し、憲法を使わず、行政権をチェックしないことになった。

戦後の「日本国憲法」制定による変化は、「生活世界」のことばによる「公共空間」支配になった。しかし、公的権力・私的権力(企業など)は、「憲法=外来=建前」として否定した。対抗するには、それぞれが“自分の言葉”で話す力が試されている。

菅首相はまともな日本語も話せない。彼らは現憲法を踏みにじり、「日の丸・君が代」強制に現れているように、もう一回同じことをやろうとしている。

(その後、戦前の<滝川事件><天皇機関説事件><津田左右吉事件>等を紹介し、当時それらに十分抵抗できず、悲惨な戦争に突入したことを反省して、専門家が集団で判断し、学問の発展や社会の安定をはかる目的で学術会議は生まれたことを紹介、日本学術会議会員任命拒否問題について以下のように述べられた)

★学術会議任命拒否の当事者として

学術会議の首相による任命拒否の違憲性と違法性は、次の点にみられる。

 ①学術会議の独立性の侵害(「学問の自由」の破壊)

 ②学術会議の選考権の侵害(「任命権を根拠とする首相の権限濫用)

 ③手続上の違法(任命手続の基本的な前提を欠いた任命拒否)

菅首相が説明する「総合的・俯瞰的観点」「多様性の確保」「既得権の排除」はいずれも的外れ。しかも「名簿を見ていない」とも言う。

 名簿を見ないでどうして拒否できるのか。狙いは、   ・「脅し」による御用機関化               ・軍事研究への協力                    ・諸団体への政治介入                  ・取締り。だ。

また、「軍事研究の弊害」として、排外主義と秘密主義(留学生や国際共同研究の排除、研究成果の軍事的管理など)が挙げられる。

日本の学術が低迷している原因として、目先の研究だけに目が向き、長期的視野の基礎研究ができていないことだ。

克服の道は、国策のための”選択と集中”ではなく、人類社会と将来世代のための貢献・寄与することであり、そのためにも、専門家と市民との意思疎通の回路として、審議会の委員を含めて、透明な選任の手続きが必要だ。

★この間の動向は、4月26日に、

 ①内閣官房と内閣府に対する法律家1162名による情報公開請求

 ②拒否対象者6名による自己情報開示請求

を行ったが、

 ①については、5月21日付けで、「不開示」とし、理由は、<開示請求に係る保有個人情報を保有していないため。(不存在)>としてきた。

 ②については、6月21日付けで、「存否応答拒否」とし、理由は、<開示請求のあった保有個人情報は、その存否を答えること自体が、法第14条第7号ニにより不開示とされる公正かつ円滑な人事の確保に支障を及ぼすおそれがある情報を開示することとなるため、当該保有個人情報があるともないとも言えないが、仮にあるとしても、法第14条7号ニにより不開示情報に該当する。>としてきた。存否さえも明かさない。

(※これに対し不服審査請求をしているとのこと)

★「これからの日本社会」については、<将来世代の視点を組み込んだ民主制論>が必要で、<歴史と知性を顧みる社会、世界に開かれた社会へ>進むべきだろう。










■千葉県から車椅子で参加してくれた近さんは、集会中に考えた事として、以下のような感想を寄せてくれました。

7月18日、日比谷図書文化館で開かれた「日・君」全国学習・交流集会に参加しました。先約があり、デモには参加できませんでしたが、大変有意義な学習・交流集会でした。スタッフの皆さんに感謝です。

皆さんの挨拶、講演、報告を聞きながら二つのことを考えていました。

ひとつは「3S政策」のスポーツについてです。ボクはスポーツの邪悪さは競技・試合というスタイルに起因していると思います。「すばらしいスポーツ文化」というのは「神話」だと思っています。演出された感動はプロパガンダでしかありません。ボクは競技・試合が嫌いです。それは単なるゲーム・ギャンブルだからです。なぜ。勝ち負けのないスポーツ(海水浴や散歩など)は、五輪にはないのでしょう。それは最初からスポーツを貶めて利用する魂胆があるからでしょう。

結局、五輪はスポーツエリートの祭典なのであって、勝利至上主義に支配された醜いものでしかありません。ボクのような障碍者は「無価値」と宣言されているようでやるせない世界がそこにあります。

もうひとつは、司法は政治・行政をただす諫言役だということを改めて考えさせられました。民主主義社会では市民による諫言も権力は受け入れる仕組と態度が権力になければならないはずです。

唐の李世民(リスーミン)は諫臣の魏徴(ウェイチョン)がお世辞を言うと「お前の仕事は皇帝に意見することだ」としかったといいます。朝鮮でも王を正す司諫院(サガンウォン)という制度があったといいます。

安倍・菅の側近には「甘言」役ばかりのようで、厳しい意見を言うものは排除する。日本学術会議も権力に意見をし、正す仕組みのはずと考えさせられました。



2021年7月17日土曜日

7/16 バッハはヒロシマに行くな! 抗議デモ

 7/16バッハはヒロシマに行くな! 抗議デモ

7月16日の「バッハ・コーツは広島・長崎に行くな!東京デモ」に参加しました。(伏見さんの報告)

築地市場駅前で集会

破壊され、五輪バスの駐車場にされた築地市場スタートで、選手村経由でオリンピック組織委員会までのデモです。多数の参加がありました。



















まずは、築地市場前でアピール。オリンピック中止の仮処分の報告や、広島・長野からの連帯アピールもありました。

相変わらず、メディア取材はとても多く、注目度の高さをあらわしています。しかし、国内のメディアが少ないのが残念です。大手メディアは、オリンピック中止の意見をきちんと報道すべきです。特にNHKは、大本営発表報道となっていて、許せない!

デモの注目度は高い



















デモに入ってからは、「バッハはぼったくりをやめろ!広島を利用するな!」のシュプレヒコールは、沿道の周辺にアピールできたと思います。

いつもながら、警察のデモ規制はひどくて、特に先頭の指揮車からのシュプレヒコールをかき消すような大音量のアナウンスは、デモの妨害でしかありません。沿道の人が多くなると、わざわざアナウンスするえげつなさです。警察は、政権の犬でしかありません。腹立つな!

沿道で手を振る人がいたり、親指を立てて賛意を示してくれた中学生たちに、「オリンビックを中止しましょう」というと「当然でしょう」と返してきました。


クリトン前で抗議行動(下の写真は田中龍作ジャーナルから)

デモは組織委員会が入っているトリトンの前を通過し、ぐるっと回り、再びトリトン前(道路をはさんで向かい側)の黎明公園で解散しました。その上で、道路をわたって、トリトンの前に集まり、抗議集会を開き、代表2人が抗議文を持って組織委員会に行ったが彼らには会えなかったようです。

(補足 説明では「鉄の扉は閉められたままで要請書を手渡すことはできませんでした。」業務時間外で対応できる関係者が不在だったのか。それで、代表は扉の前で要請書要を読み上げた。)

そのあとも抗議行動を続けました。

今後の行動

包囲ネットは、おことわリンクの行動に参加する事を決定しています。

7月23日は、12時都庁前トーチリレー到着抗議アクション。夕方からは開会式抗議デモ、詳細はまだわかりません。

開会式が行われるメインスタジアム及びJOC付近は大がかりな交通規制のために、集合場所やデモコース等が難しいようです。昼に都庁周辺に行けばわかると思います。包囲ネットのブログでもお知らせします。



2021年7月15日木曜日

バッハ来るな! オリンピックやめろ! 7月16日(金)行動のお知らせ

 バッハ来るな!  オリンピックやめろ!

7月16日(金) 東京

〇18時30分 築地市場駅(都営大江戸線) 駅前で抗議集会

  19時デモ

  20時30分 トリトン 組織委員会前でスタンディング

〇広島でのバッハ帰れ闘争

・8.6ヒロシマ大行動 

 7月15日(木) 18時30分原爆ドーム前 抗議集会  →デモ→相生通り→金座街→本通り→平和公園

  7月16日(金) 12時 原爆ドーム前 抗議のスタンディング


・東京五輪の中止を求める広島連絡会(代表:足立修一)

 7月16日(金)12時45分 元安橋東詰集合 →13時デモ出発

元安橋東詰→西進→本川橋東詰(折り返し)→東進→元安橋東詰(折り返し)→西進→本川橋東詰(折り返し)→東進→元安橋東詰 <このコースを2往復>

都教委の出した文書

  都教委の出した文書(3)  

「通知』文書から、都教委の無責任な、ずるく卑怯な体質がよくわかります。                   
7月5日に出した学校への「意向調査」とか「指示」について「提出は不用です」と言って済まそうとしています。「学校連携観戦」の中止すら決められない都教委が東京都の学校教育全般を「司っている」と思うとあきれます。許さないで闘って行きましょう 。

2021年7月14日水曜日

都教委の出した文書

 都教委の出した文書(その2)





















































都教委の出した文書

都教委の出した文書(その1)

子どもたちの観戦動員は中止(7/9)されましたが、7月5日段階で都教委が出した「観戦動員」についての文書です。 

永井栄俊です。

五輪の児童生徒に対する観戦動員について批判が高まっていますが、都教委から文書が出されています(7月5日)。

<事務連絡>では、

①児童生徒や保護者等の意向調査をして決めてください。参加の場合は、座席配置、参加人数等を感染対策(ガイドライン)に従ってください。

②児童生徒を観戦に参加させる場合は、本人が希望し、保護者の同意が必要です。

③参加には、教育課程内で実施の場合と、教育課程外の実施がある。

④また、直接競技会場に行かなくても学習の狙いが達成できる。(これは、テレビ観戦やオンラインでの観戦を指しており、別紙があるらしい)

以上、この文書では、直接観戦にいかなくても教育効果が達成できるとしており、非直接観戦に誘導しているようです。





































































2021年7月12日月曜日

7月18日 教育問題全国集会にご参集を

 7月18日 教育問題全国集会にご参集を


















7月18日に「日の丸君が代」全国学習交流集会を開催

7月18日に「日の丸君が代」全国学習交流集会が開催されます。ご参集ください。

①日時 7月18日(日) 10時30~17時

②場所 日比谷図書文化館コンベンションホール(地下)

③集会後銀座デモ(「日の君反対」「オリパラ反対」など)

④集会内容

「全国から集う!」「全国で闘う!」

第11回「『日の丸・君が代』問題等 全国学習・木雨竜集会」

-コロナ下で進行する学問と教育の国家支配はゴメンダ!」


<講演>岡田正則(早稲田大学)

「『日の丸・君が代訴訟』とこれからの日本の政治文化-学術会議会員任命拒否問題を含めて~」


○「日の君」の闘い

○全国からの闘いの報告と首都圏の闘いの報告


<要点>

 入館の際には、マスクの着用・検温・手指の消毒など会館の指示に従って下さい。

 人数制限があるので、開会前に「整理券」を発行します。

 本集会は、全編リアルタイムでYouTube中継しますので、下記URLで見ること

出来ます。

 https:youtu.be/Wj_YZffXgzg

 入場制限が心配な方は、上記URLによるリモート視聴をご活用下さい。

 集会資料も、ダウンロード可能です。

 来場される方の資料代は500円ですが、リモートの方も活動維持のためにご協力いただけるとありがたいです。振込口座は下記の通りです。

 【郵便振替口座】00110-5-449424「全国学習・交流集会」


○報道

「オリパラ教育」が全て中止されました。本日(7月10日)の新聞が伝えています。

また教員を弾圧するためにつくられた教員免許の更新制がこれも廃止されました。

新聞各紙が伝えています。

2021年7月11日日曜日

7/9オリンピック 聖火リレーイベント反対を闘う

7/9 東京の聖火リレーの出発点            世田谷区 駒沢オリンピック公園総合運動場で闘う反五輪の会


■7/9 聖火リレー終結地町田市「町田シバヒロ」                  「オリ・パラの中止を求める町田市民の会」の報告

月9日(金) トーチリレー・町田市での反対闘争

今日、町田でのトーチリレー式の反対行動に取り組みました。駅での正午からのビラまき。いつもより激励をしてくれる人が多く、受け取りも良かったです。         世田谷、狛江、稲城、町田のランナーが入れ替わりながらのリレー点火式は、公園をぐるりと警官(警視庁機動隊)と私服公安、民間警備会社の警備員が取り囲む中、まるでドッグランのような囲いの中をトーチを掲げてごそごそ動き回っているのが見えました。

マイクで抗議、シュプレヒコールを繰り返しながら、バスで会場をでていくランナーに「ナチスドイツの真似ートーチリレーなんかやってんじゃないよ」など、言いたい放題言って抗議。すぐ後ろに小学校があり、そこから子供達が見ていましたので、私たちの横断幕に加え、包囲ネットの横断幕も会場前で広げました。

抗議時間が長かったので、「選手村になんでコンドームを置くのか。今回は帰りに『お土産』に持って帰ってもらうことにしたのはなぜか、説明せよ」と問いかけましたが、誰一人答えてくれませんでした。後半はパワハラ、セクハラ批判をしたので、聞きたくなかったのでしょうか、奥に引っ込んで出てきませんでした。                     さあ、本体の中止に向けて、全力を!


7/8都教委定例会 根津公子さんの都教委傍聴記

 7/8都教委定例会 根津公子さんの都教委傍聴記

またも沈黙、オリパラ学校連携観戦について

 公開議題は

議案「都立高校の設置条例施行規則の一部を改正する規則の制定について」

報告「東京都教育施策大綱子供版の作成について」のみ。

★19日間連続で前週を上回るコロナ感染者が出ている東京で、都教委は未だオリンピック・パラリンピック学校連携観戦中止を表明しておらず、その件で教育委員から発言があることを期待して傍聴した。

 30分間の議事が終了した時点で、医学博士である秋山教育委員が「教育庁で行っているコロナ感染対策の進捗を教えてほしい」と発言した。担当所管の回答は「6月25日から特別支援学校の教員を対象にワクチン接種を行っている」というもの。

都教委が最重要施策としてきたオリパラ教育の集大成と銘打つ学校連携観戦についてはどちらも触れず仕舞い。沈黙は肯定であり加担であることを承知したうえでの沈黙であろう。我が子・我が孫が学校連携観戦で感染しても、五輪学校連携観戦が「子どもたちにかけがえのないレガシーを残した」と言うのであろうか。

★目黒区を皮切りに学校連携観戦を中止した区市町村教委は昨日段階で35自治体となった。都教委と地教委は上下の関係ではなく互いに独立した対等な機関なのだから、都教委が中止しなくても地教委が中止を決められる。これまで長いこと、各地教委は都教委の「指導・助言」に従うだけの教育行政をしてきた中、今回は地教委が保護者や市民の声に耳を傾け、中止を決めたことにほっとする。このことに学び、例えば「君が代」不起立・不伴奏処分をやめるなど、都教委から独立した教育行政を地教委は実行していってほしい。

1.「都立高校の設置条例施行規則の一部を改正する規則の制定について」

 田柄高校の普通科(外国文化コース)、五日市高校の普通科(ことばと情報コース)を廃止し普通科に改編し、立川高校には創造理数科を開設するとのこと。創造理数科設置の目的は、「理数系分野の幅広い教養と情報活用能力等を高いレベルで併せもち、それらを生かして新しい価値(イノベーション)を生み出すことのできる人材の育成」で、大学・企業などの研究機関と連携するという。

根津: 創造理数科設置は私立のトップクラスの高校に負けない学校を創出するためなのか

2.「東京都教育施策大綱子供版の作成について」

 東京都教育施策大綱は、東京都のこれからの教育の基本的な方向性を示すものとして、教育委員会と議論を重ね、知事が策定するもの。今年3月に策定したこの大綱は、「誰一人取り残さず、すべての子供が将来への希望を持って自ら伸び、育つ教育を目指して」とタイトルをつける。1ページ目に「『チルドレンファースト』の社会を実現」するという小池都知事の挨拶を載せる。大綱を「子どもにもわかりやすく構成してWeb上で公開し各学校や各地教委に周知するとともに、教育施策に関する子ども目線の意見やアイディアを聴取し、今後の施策立案の参考としていく」という。

根津:  帰宅して都教委のHPを見たら、すでに「子供版」が掲載されていた。

 HPを閲覧していただいた方が早いが、「子供版」はイラストと文字とを使い、「未来の東京をえがいてみよう」「未来の東京を生きていくために」「東京の目指す教育」「『東京型モデル』では次のようなことを大切に考えています」の4画面で表す。

「『東京型モデル』では次のようなことを大切に考えています」では、「一人ひとりに合った学び」「イノベーション人材の育成」「グローバル人材の育成」「インクルージョンの推進」「きめ細かいサポート」「教師力・学校力の強化」と書き、「上のことを実現するために、『こんなことを勉強したいな』、『学校がこうなればいいな』など、アイディアを考えましょう。」と書く。7月中に2校が小学校6年生を対象に出前授業を行うとのこと。

根津: 子どもたちに都教委の教育の基本方針を理解させようとするのは何のため。全く意味不明。「一人ひとりに合った教育」ではなく、ますますの「差別選別の教育」であること、「インクルージョンの推進」ではなく分離教育であることの矛盾に蓋をし、「グローバル人材の育成」と掲げながらその第1に「日本の伝統や文化を理解します」を掲げる。美しい言葉の羅列をもって、都教委は子どもたちをどう操作しようとしているのか。「子供版」が私には愚作としか思えないが、子どもたちが都教委を身近に感じることで成果があると踏んだのか。それとも、都教委の自己顕示欲の表出か。

教育委員からは「デザインがあっても理解の助けにならない。『にもかかわらず』など、何年生なら理解できるかを考えて丁寧に作成してほしい」とかの苦言はあったが、「子供版」を授業で使うことへの批判はなかった。

2021年7月9日金曜日

7/8 オリンピック中止 アルタ前で配布したビラ

7/8 オリンピック中止 アルタ前で配布したビラ




7/8 オリンピック中止! 新宿駅アルタ前行動の報告

 7/8 オリンピック中止!  新宿駅アルタ前行動の報告

7月8日(木)、東京五輪は「いくらかの犠牲を払わないといけない」と述べたIOCのバッハ会長が来日しました。これに合わせ「都教委包囲首都圏ネットワーク」は、夕刻、小雨降る中、新宿アルタ前で抗議行動を行ないました。30余人ほどの小さな抗議集会でしたが、ロイター通信、CNN、インドTV、TBS、北海道新聞、小メディアなどの報道陣もやってきました。(その人たちも合わせると50人弱)(渡部報告)

★ロイター通信の記者に、「どうしてあまり集まらないのか」と聞かれたので、「よくわからないが、反対の世論は多い。だから我々が『代弁』してやっている」と述べました。

また、北海道新聞の記者から、「どうして若い人が動かないのか」と聞かれたので、「不満はあるがなかなか組織できないようだ。だから声を上げられるわれわれ退職者たちが声を上げている。これは我々の任務だと思う」と答えました。

★集会では初めに司会のFさんが、この間の菅政権のでたらめなコロナ対策や、東京五輪の危険性、バッハ来日を力強く批判し、アクション名にあるようなシュプレヒコールを行いました。その後10人余りの方々が次々と発言しました。

根津公子さんは、「本日都教委の定例会があり傍聴したが、オリパラ観戦のことは誰も問題にしなかった」と都教委の無責任ぶりを批判しました。

川柳家の乱鬼龍さんは、<天の声 五輪は中止 菅打倒>という川柳を紹介、「もはや単に五輪に反対する時ではなく世の中を変える時代になってきた」と述べました。









町田の方は「明日9日は町田で『トーチリレー』が行われる予定だが反対行動をする」と述べました。

その他の発言もそれぞれ力づよく五輪中止を訴えるものでしたが割愛させていただきます。






★そうしているうち、19時にスガ首相の記者会見が大型スクリーンに映し出されましたので、それに向いシュプレヒコールをくりかえしました。


・スガ首相は、東京オリンピックの期間、東京に「緊急事態宣言」を出し「全人類の努力と英知によって難局を乗り越えていけることを東京から発信したい」等と述べました。

「人類がコロナに打ち勝った証し」はいつの間にか投げ捨てられ、「決め手」となるはずのワクチンも滞っているのに、あくまでも強行しようとしているのです。まるで、戦争末期に、すでに丸腰同然なのに「本土決戦」を叫んでいたようなものです。東京五輪ももはや「本土決戦」に入りつつあります。

・その後に行われた5者協議の場で、都内の会場はすべて「無観客」にすることが決定され、子どもたちの「オリパラ観戦」は立ち消えになったようですが、「本土決戦」の悪夢は消えていません。

私たちは引き続き「東京五輪即刻中止!」の旗を掲げ、前進して行きます。また、IOCやスガ政権の責任を追及していきます。








〇責任をとらない卑劣な都教委

★7月9日(金)、念のために都教委に電話を入れ、「オリパラ観戦はどうなったか」と聞くと、「所管からオリンピックに関しては、観戦がなくなったと連絡があった」とのことでした。(渡部)

★7月9日、学校連携観戦の中止の通知が出ました。まったく都教委は自分では何にも決められない組織だと思います。(伏見)

2021年7月7日水曜日

都教委は<オリパラ観戦>を中止せよ!

都教委は<オリパラ観戦>を中止せよ!

…しかし東京の「蔓延防止重点措置」は7月11日までは解除することができそうにありません。むしろ、このままでは「緊急事態宣言」を出さざるを得なくなるかもしれません。

それでも、菅政権は東京五輪を強行しようとしています。(渡部コメント)

また、東京都教育委員会はここに至っても子どもたちの「オリパラ観戦」の中止を決めていません。

そこで7月6日(火)、  都教委に電話(03-5320-6733)をして、「自治体からは<オリパラ観戦>を辞退するところも出てきている。<無観客>とも言われるようになった。それでも<オリパラ観戦>中止の通知は出さないのか」と聞きました。

それに対し、そっけなく「その予定はない」とのことでした。

都教委にとっては子どもたちの「安全・安心」「健康・命」より五輪が第一なのです。

NHK TV 7時のニュース 2021年7月7日 7時24分

おいおい! いまさらなにをあがいてるんだ!  観戦動員は中止だ中止!

NHK TV  7時のニュース 2021年7月7日 7時24分 

東京都 五輪の開幕直前で児童・生徒の観戦希望を調査

オリンピックの開幕がおよそ2週間後に迫るなか、東京都教育委員会は、競技会場で観戦を希望する児童・生徒の数について調査を始めました。都内の自治体のなかにはすでに中止する動きも出ていますが、都の教育委員会は「まだ正確には把握できていない」と説明しています。

都の教育委員会は、オリンピック・パラリンピックの競技会場での児童・生徒の観戦について、間隔を確保するため座席数を当初の計画からおよそ半分に変更し5日、学校ごとの参加人数の割り当てを示しました。

これに伴って、区市町村の教育委員会に対し、観戦を希望する学校や人数のほか、中止する学校があるかを把握する調査を始めました。

ただ、都内の自治体のなかにはすでに子どもたちの観戦を中止する動きも出ています。

オリンピックの開幕がおよそ2週間後に迫るなか、都の教育委員会は「中止の動きは報道などでは知っているがまだ正確には把握できていない」と説明しています。

一方で、都内では新規陽性者数が増加していて、都の教育委員会は今後の状況によっては観戦の全面中止もあり得るとしています。 

2021年7月6日火曜日

7月8日 夕方 アルタ前で「オリンピック中止を」街宣

7月8日 夕方 アルタ前で「オリンピック中止を」街宣


リンピックは中止!命をまもれ!子どもの観戦動員をやめろ!

聖火リレーをやめろ、バッハ来日反対・アルタ前街宣アクション

日時:7月8日(木)18時~19時

場所:新宿アルタ前

主催:都教委包囲首都圏ネット(連絡先080-5672-1735)


茨城県での聖火リレー反対行動

 茨城県での聖火リレー反対行動

■茨城新聞 電子版 7/6(火) 4:00配信

五輪聖火リレーやめろ」 茨城県南で抗議活動 横断幕掲げ中止訴え

茨城県内の東京五輪聖火リレー2日目の5日、牛久市やつくば市の沿道では、東京五輪開催に反対する抗議活動があった。

第5区間ゴールとなったJR牛久駅東口の交差点では、数人の男女が「オリンピック廃止」と書かれた横断幕や「利権と差別と死の祭典」と書かれたプラカードを手に、開催中止を訴えた。参加者は拡声器も使い「聖火リレーやめろ」「感染症対策もできないのにオリンピックをするな」と声を張り上げていた。

参加した男性(52)は取材に対し、「感染が拡大する中、五輪をやるのはおかしい。誰かが見える所で声を上げないと反対の意見自体がなかったことになる」と語った。

■茨城新聞 電子版水戸  2021年7月5日 1時00分 

聖火ランナーに水鉄砲で液体かけたとして逮捕 五輪反対か

4日、水戸市で行われた東京オリンピックの聖火リレーで聖火ランナーに水鉄砲で液体をかけたとして、53歳の女が逮捕されました。「オリンピック反対」などと言いながらかけたということで、警察がいきさつを調べています。

4日午後7時半すぎ、水戸市内を走っていた聖火ランナーの男性が、沿道にいた人から突然、液体をかけられました。

警察によりますと、「オリンピック反対。五輪止めろ」などと言いながら水鉄砲で液体をかけたということで、警察は聖火リレーを妨害したとして、日立市に住む53歳の無職の女を威力業務妨害の疑いでその場で逮捕しました。

男性にけがはありませんでした。

調べに対し、容疑を認めているということで、警察がいきさつを調べています。

茨城県内では4日と5日の2日間、公道での聖火リレーが行われています。

■ツイッター

オリンピック弾圧おことわり救援会

7月5日

中身は水だろ? 速攻釈放しろ!

7/5 FNN報道 東京都 聖火リレー 島しょ部を除き公道での走行中止

FNN TV報道

東京都 聖火リレー 島しょ部を除き公道での走行中止

 7/5 FNN TV  17時32分

今週金曜日から東京都で実施されるオリンピックの聖火リレーについて、都は、島しょ部を除き、公道での全ての走行を中止する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。

 都内の聖火リレーは今月9日から15日間にわたって全ての区市町村で行われますが、初日から8日目までは、島しょ部を除き、世田谷区、多摩地区での公道でのリレー中止がすでに発表されています。

 さらに、その後の関係者への取材で、都内の感染状況に改善がみられないことから、都は方針を決めていなかった今月17日から開会式が行われる最終日の23日までの区部のリレーについても、公道での走行を全て中止する方針を固めたことがわかりました。代わりに、その日の終着地点を会場に、点火セレモニーを行うということです。

 一方、初日の今週金曜日には駒沢オリンピック公園で無観客で聖火のお披露目式を行い、第一走者を元プロテニスプレイヤーの松岡修造さんが務める予定だということです。

 全国121日にわたる聖火リレーで最後の自治体となる東京都ですが、公道の走行は小笠原村など島しょ部のみとなります。

2021年7月5日月曜日

公道での実施を中止する都内の区市町村

 公道での「聖火リレー」実施を中止する都内の区市町村

▼7月9日が、世田谷区、狛江市、稲城市、町田市。

▼10日が、多摩市、日野市、昭島市、八王子市。

▼11日は、檜原村、奥多摩町、日の出町、青梅市、瑞穂町です。

▼12日が、羽村市、あきる野市、福生市、武蔵村山市、立川市。

▼13日が、国立市、国分寺市、小平市、東大和市、東村山市。

▼14日が、清瀬市、東久留米市、西東京市、小金井市、府中市。

▼15日が、調布市。

▼16日が、三鷹市、武蔵野市です。


■17日以降は今だ未定

2021年7月3日土曜日

都教委包囲ネットは闘う! 他団体とも共闘する!

 都教委包囲ネットは闘う! 他団体とも共闘する!

オリンピックは中止!命をまもれ!子どもの観戦動員をやめろ!

聖火リレーをやめろ、バッハ来日反対・アルタ前街宣アクション

日時:7月8日(木)18時〜19時

場所:新宿アルタ前

主催:都教委包囲首都圏ネット

■「オリンピック開催観客上限1万人」のニュースに誰もが驚ろかされた思います。いつの間にか中止の議論は消えて、開催が前提となってしまっています。私たちは改めてオリンピックは中止の選択しかないと訴えたいと思います。

 菅首相はワクチン接種が進んでいると言っていますが、12歳以下の子どもに接種可能なワクチンはなく、全く目どがたっていません

。子どもや若者にも強い感染力を持っているデルタ株によって、爆発的な感染拡大が懸念されてます。しかし、菅首相は「安全安心のオリンピックは可能」としてオリンピックの開催を強行しようとしています。

■菅首相の安全安心の根拠とされた「水際対策とバブル方式」は、ウガンダ選手団の感染が発覚し、出迎えの自治体職員などが濃厚接触者となったことで泡と消えました。そもそも「水際対策」が実現可能なら、デルタ株は日本に入ってはいないはずです。

■私たち都教委包囲ネットは、子どもの命を守れオリンピック観戦動員反対という趣旨の東京都教育委員会に対して要請を行ってきました。しかし、都教委は各自治体の判断に委ねるとして、子どもたちの観戦を中止にはしていません。

 多くの自治体は、中止を決定しているものの、まだ中止を決定してない自治体の子どもの観戦が強行される可能性があります。都教委は自らの責任で、子どもたちすべての観戦動員を中止すべきです。

 私たちは、オリンピックの中止と聖火リレーの中止・バッハ来日反対で街頭宣伝を行います。皆さんの参加をお願いします。


★「おことわリンク」のオリパラに関する行動の予定

●7月2日・9日・16日(確実な中止以外連絡なし)トリトン前金曜行動 

〇 7月9日 バッハ帰れスタンディング 

 トリトン・組織委前 18:00~20:00

〇7月16日 バッハ来るな・オリンピック止めろ組織委前アクション

 筑地市場駅前 18:30集合・抗議集会、 

 19:00デモ発 19:30~20:30トリトンにてスタンディング

  選手村をかすめて→筑地大橋→月島警察署の角を左に曲がって、トリトンまで。

  組織委前スタンディング

 この日は広島では「広島に来るな」抗議行動

〇7月23日(休)開会式 抗議行動 

 詳しい行動日程は未定

 12:30都庁都民広場で聖火リレーの集約行動は未定

 場所:JOC前・新国立競技場

 開会式:20:00~23:00 ←開会式の行われる新国立競技場をおさえて

 集会:19:00~20:00   大デモ・抗議アクションを企画する。

 デモ:20:00~21:00

 

★「大行進」の行動

 7・23 五輪開会式粉砕!菅たおそう!渋谷デモ

 15:00 「はるのおがわコミュニティパーク」集合(渋谷区代々木5−68−1 (東京メトロ千代田線代々木公園駅、小田急線代々木八幡駅)

 15:30 渋谷へ向けてデモ出発

 →井の頭通り→NHKセンター下交差点→渋谷区役所前交差点→~公園通り→渋谷駅前スクランブル交差点→宮益坂下交差点→明治通り→神宮通公園で解散(予定)

 17~18:00  デモ終了後、渋谷ハチ公前での大街宣(予定)


★杉並区で行動(未定)

その他、八王子市、武蔵野市等でも聖火リレー反対の行動予定  決まり次第、このブログに載せます。

行動を計画していたら都教委包囲ネットにご連絡ください。

(080-5672-1735 渡部)


2021年7月2日金曜日

都教委包囲ネットはオリ・パラ観戦動員反対を闘いつづける

 都教委包囲ネットはオリ・パラ反対!

観戦動員反対を闘いつづける

東京五輪まであと21日になった。分科会の尾身会長は五輪開催について、「普通はない」(6月3日)、「無観客が望ましい」(6月18日)、と述べていたのに、6月21日に開かれた五者協議(組織委員会、政府、東京都、IOC、,PC)では、「観客上限1万人、大会関係者と小中学生は別枠」とした。(渡部さんのコメントです。)

翌日小池都知事は行きづまりダウンし、東京都医師会の尾崎会長は「オリパラ観戦」の中止を提言した。それでも。スガ政権はワクチン接種がすすめば「安全安心の大会」は開けるとして、医師らの声には耳を傾けず、場当たり・ドタバタ・支離滅裂な対応を繰り返してきた。

また、東京都教育委員会もいまだ「オリパラ観戦」の中止を打ち出さず、学校現場に責任を転嫁しようとしている。

しかしコロナ感染は収まるどころか、新たに「デルタ株」が出現、頼みのワクチン不足まで起こり、「第五波」がすでに始まるような状態になってきた。医療現場は戦々恐々としている。

ここに至りスガ首相は「無観客もあり得る」などと述べている。(7月1日)無定見・無責任も甚だしい。こうなるとスガ政権は、戦争末期に「学徒動員」までして戦争遂行にこだわった当時の政府と同じようなものである。このまま五輪を強行すれば、スガ政権の行為によって大きな「惨禍」が起きるだろう。

都教委包囲首都圏ネットワークは、危険な東京五輪の強行に反対するため、微力ながら、以下のような行動を行うことにしました。皆さん、お集り下さい。

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オリンピックは中止!

命をまもれ!

子どもの観戦動員をやめろ!

聖火リレーをやめろ、バッハ来日反対・アルタ前街宣アクション

日時:7月8日(木)18時~19時

場所:新宿アルタ前

主催:都教委包囲首都圏ネット(連絡先080-5672-1735)