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2015年3月29日日曜日

3/26「根津公子の都教委傍聴記」

「根津公子の都教委傍聴記」です。

▼レイバーネットより
032600

◆根津公子の都教委傍聴記(2015.3.26)
「君が代」不起立処分、なぜ傍聴できないの?

卒業式で「君が代」不起立をした田中聡史さん(不起立処分連続8回目)に対する処分を決める都教委定例会が、3月26日に開かれた。定例会の途中で、処分を含む非公開案件に移るということで、傍聴者には退場
指示が出された。しかし、言うべきことは言っておかねばならない。そう考える人たちは、「君が代処分を止めろ」等々言いながら退場した(写真)。

教育委員一人ひとりに、「不利益処分を受けてなお不起立・抵抗を続ける教員がいるのはなぜか、処分は正しいのか」を考えてほしいと思いながら、必死に。また、傍聴者の一人は、「君が代不起立処分が気になって、それを傍聴するために来たのだ。なぜ傍聴できないのか」と職員に聞いた。初めて傍聴した人だった。「個人の人事案件だから」と返答する職員に、「君が代処分は単に個人の問題ではない。教育行政の問題であり、みんなの問題だ」と食い下がる。そして、非公開とできる根拠法の提示を求めた。

レイバーネットに全文が出ています。
  ↓
http://www.labornetjp.org/news/2015/0326nezu

3/26 都教委定例会のビラ撒きと定例会についての報告

3月26日(木)、都教委定例会に向けてのビラまきが、<河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会>と<被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団>の仲間たちにより、都庁第二庁舎前で行なわれました。総勢30人弱でした。

ビラの受け取りはあまりよくありませんでしたが、それでも<解雇させない会>の450枚のビラは全てなくなりました。

◆定例会
傍聴定員20名のところ、26名が集まり、抽選になりました。
定例会では、卒業式での「君が代」不起立者(1人:田中聡史さん)への処分と、この1月東京地裁判決で減給処分が確定した教員(9人のうちの1人)に対する「再処分」がなされるとのことでした。

傍聴に入る前から会場の外で、「田中さんを処分するな!」の声が上がりました。

定例会で、議案が公開されたのは、「教科書選定審議会」の諮問事項の件だけでした。
ほとんど意見も出ないまま淡々と終了しました。

報告事項も、公開されたのは、
「コミュニティ・スクールの設置状況について」だけでした。
ところが、これについてはいくつかの意見が出ました。

●コミュニティ・スクールの設置に関する資料によると、
このコミュニテイ・スクール(学校運営協議会制度)は、
<経緯>2004年に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」
      により法定化。
<概要>教育委員が学校運営協議会を置く学校を指定し委員を任命する。
<効果>学校と地域が協働することにより、学校運営の改善・充実や
      地域コミュニティの活性化。
などが予定されていたようですが、
10年経っても実際はなかなかうまく行っていないようでした。

全国の導入状況は(2014年度)で、全公立学校 約4万校のうち、1919校(約5%)。東京では(2015年度予定)で全公立校中 262校(約13.7%)(予定)とのこと。
しかし、一方では、最近の動きとして、
①2013年度に「第2期教育振興基本計画」(2013年6月14日、閣議決定)
  コミュニティ・スクールを全公立小中学校の1割に拡大
②中央教育審議会答申(2013年12月)
   コミュニティ・スクール等の活用を通じ、社会総がかりで学校教育の
   質を高めることが重要
③教育再生実行会議第六次提言(2015年3月4日)
   国は、コミュニティ・スクールの仕組みの必置について検討を進める
   地方公共団体は、全ての学校での導入を目指す
というように、「教育振興基本計画」に基づき、「社会総がかりで」、「全ての学校での導入」に力を入れているのです。いわば<国策>です。

では、なぜ国がこれほど力を入れているのか。それは、資料にあった「学校運営協議会の主な権限」という部分を見ればよくわかります。

そこには、次のようなことが述べてありました。
①校長の作成する学校運営の基本方針を承認。(必須)
②学校運営について、教育委員会又は校長に意見を述べることができる。(任意)
③教職員の任用に関して任命権者に意見を述べることができる。(任意) など

つまり、①の(必須)に全て集約されていますが、コミュニティ・スクールは、国(行政)が定める「教育振興基本計画」に忠実な校長を通じて教育活動を行う国家主義教育体制の確立に他ならないからです。戦前の「国民学校」の焼き直しというところでしょうか。

●委員から出された意見としては
竹花委員:「10年以上経ってこ状況なのだが、評価は?。
        形式的な方向に流れているのでは。
        私が聞いた話では先生方が、地域の人との対応にくたびれると言うのもあった。       
        すすんでいない理由は形骸化ではないか。
        作ったらやめられないから続けているのか。」
木村委員長:「この案は私が中教審の副委員長のときに出した。
         私はかつてイギリスにいて、コミュニティ・スクールがよく運営されているの見てきた。しかし、   当時も国会議員らには否定的に取られた。
         一般にはマイナス面の方が見られるから進まないのでは。」
これに対し、事務局からは、次のような回答。
        「学校支援は他にも様々な形で進んでいる。」
         「地域といっても、一方で地域を超えた学校選択制も導入されている。」  「学校運営について        は事務量も多くなる。」      
        「高校では1校もありません。」
竹花委員:「本当に価値があるのか?今後どういう方向でやるのか再考を、検討を。」

以上のように、一方では、<国策>レベルに引き上げられつつあるコミュニティ・スクールですが、どうやら絵に書いた餅になりつつあるようです。
また、地域に限定されない私立学校に行く子や親にとっては関係ない話になるわけです。

しかしこれは、教育財政を地方公共団体に押し付ける方策でもあると考えられていますので、国は「教育振興基本計画」に基づき無理やりやってくるとも考えられます。
そうなれば地域間の貧富の格差が、教育の質の格差になってくると思われます。

傍聴終了後、退出時、参加者の何人かがまた、「田中さんを処分するな!」の大きな声を上げました。

2014年度卒業式での東京での不起立は田中聡史さん一人になりました。
しかし田中さんは自然体で東京の民主教育の火を守り続けています。

3月31日には、以下の集会が開かれます。
みなさん、田中さん支援のためにも是非お集まりください。
<集会名> 「卒業式処分発令抗議・該当者支援総決起集会」
<主 催> 五者卒・入学式対策対策本部
<日 時> 3月31日(火)、13:30~総決起集会 15:00~記者会見
<場 所> 全水道会館 5F 中会議室
       (JR・都営地下鉄:水道橋、都立工芸高校北隣)

2015年3月26日木曜日

3/20 都教委への要請行動(「卒業式処分をするな!再発防止研修やめよ!再処分をするな!」)申し入れ行動

3/20 都教委への要請行動(「卒業式処分をするな!再発防止研修やめよ!再処分をするな!」)申し入れ行動について、近藤徹さんから報告が寄せられましたのでアップします。

◆「違法行為」を謝罪せず、事情聴取を強行

被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団は、3月20日、「卒業式処分をするな!再発防止研修やめよ!再処分をするな!」を求めて都教委への要請行動を実施しました。この行動には、原告ら17名が参加し、都教委側は、教育庁教育情報課長が対応しました。

裁判所により減給・停職処分が、「違法」とされた都教委が、判決を謙虚に受け入れないどころか、「違法行為」の責任に頬被りして、謝罪せず、再発防止策を講ぜず、私たちと所管課との話し合いも拒否して、処分を前提にした「事情聴取」を行うなど論外です。「違法行為」を行った都教委こそ都民に「事情」を説明し、謝罪しなければならないのではないでしょうか。

<申し入れ事項>
1 
東京都教育委員会が2003年10月23日に発出したいわゆる「10.23通達」を撤回すること、また同通達に基づく一切の懲戒処分・厳重注意等を取消すこと。
2 3月26日に予定されている第5回東京都教育委員会定例会で卒業式に係わり10.23通達に基づく新たな懲戒処分を決定しないこと。
3 卒業式で処分を受けた教職員を対象とした「服務事故再発防止研修」を行わないこと。
4 最高裁判決に反して減給処分を行わないこと。
5 「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱について」(平成24年1月24日)の都教委の「議決」を撤回すること。
6 2月26日付の「要請書」に対する「回答」(3月13日付)で要請項目に答えていないので再回答を求める。
 ①処分取消が確定した21名の原告に謝罪するのか。再び「違法な」処分をすることがないように再発防止策を講じるのか。また誰が「違法行為」の責任を取るのか(今回追加)。
 ②処分取消に伴う「給与等の是正措置」を一括して処理せず、現職者9名(再任用2名を含む)を先行させた理由を明らかにすること。
 ③履歴カードからの「処分履歴」抹消は行われたのか。
 ④都教委ホームページでの処分取消の公表は行うのか。 
 ⑤永年勤続表彰に伴うリフレッシュ休暇、退職時感謝状その他に関わる名誉・権利回復措置を講じるのか。
 ⑥再処分を行わないこと、また、再処分に向けた事情聴取を行わないこと。
 以上は、原告らが所属する原告団の再回答の要請であり、「個別の教職員の人事に関する事項については、お答えできません。」と繰り返すことなく、誠実に回答すること。
7 卒業式被処分者対象の再発防止研修予定日の前に、都教育庁関係部署(人事部職員課、指導部指導企画課、指導部高校教育指導課、教職員研修センター研修部教育経営課など)の責任ある職員と該当者及び被処分者の会・同弁護団との話し合いの場を設定すること。
<回答期限> 2015年3月25日(水)。文書(FAX)で回答すること。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆都教委、「事情聴取」を強行―26日の教育委員会で処分決定の構え

ところが都教委は、私たちの申し入れにも拘わらず、昨日3月23日、卒業式で起立せず現認された教員(特別支援学校教員、被処分者の会原告)及び三次訴訟で減給処分を取り消され再処分の対象となっている都立高校教員1名に対する「事情聴取」を強行しました。

これにより、明後日26日、都教委第5回定例会で懲戒処分を決定しようとしていることが明らかになりました(非公開の議案、報告事情で懲戒処分案件があり)。

都教委HP
東京都教育委員会第5回定例会の開催について
  ↓
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/gaiyo/ko150324.html

◆被処分者の会など五者卒入学式対策本部の「卒業式処分をするな!再処分をするな!」の行動・集会に是非参加して下さい。

★早朝ビラまき/教育委員会傍聴行動
 →早朝からの行動ですが、よろしくお願いします。
 3月26日(木)
  8時~早朝ビラまき(都庁第2庁舎前)
  9時30分~50分教育委員会傍聴受付(同庁舎30階)
  10時~教育委員会定例会(同庁舎30F)

★卒業式処分発令抗議・該当者支援総決起集会&記者会見
 3月31日(火)
  13時30分 
  全水道会館中会議室(JR・都営水道橋、都立工芸高校北隣)

◆粘り強く闘われている「日の丸・君が代」強制反対の裁判の傍聴を!

★東京「君が代」裁判第四次訴訟第5回口頭弁論
(東京地裁民事11部。2010~13年処分取消請求、原告14名)
 5月22日(金)
  15時30分 傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順 裁判所前で案内あり) 
  16時 開廷 
  東京地裁527号(定員42名) 
  報告集会:ハロー貸会議室虎ノ門(案内あり)

★再雇用拒否撤回第二次訴訟・地裁判決→いよいよ判決です!
(東京地裁民事36部。07・08・09年再雇用拒否の損害賠償請求、原告22名)
 5月25日(月)
  13時傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順 裁判所前で案内あり)
  13時30分開廷 
  東京地裁103号(大法廷・定員98名)
  報告集会:場所未定、追って連絡
 *早めにお出で下さい。旗出しがあるので傍聴抽選に外れた方も裁判所前でお待ちください

★東京「君が代」裁判第三次訴訟・控訴審第1回口頭弁論→いよいよ控訴審です。
(東京高裁第21民事部。2007~09年処分取消請求、原告50名)
東京地裁で一部勝訴(減給・停職処分31件取り消し、戒告処分容認、損害賠償請求棄却)。双方が控訴し、いよいよ高裁での闘いが始まりました。
 5月26日(火)
  15時 傍聴希望者集合(傍聴抽選未定 裁判所前で案内あり) 
  15時30分 開廷 
  東京高裁101号(大法廷 定員98名) 
  報告集会:場所未定、追って連絡

2015年3月24日火曜日

「田中さんの尊厳を尊重して」~都教委の「不起立」事情聴取に抗議佐々木有美さんの報告

■田中聡史さん(板橋支援学校)は卒業式で、「君が代」不起立でした。3月23日(月)に都教委で「事情聴取」が行われるのに対して、支援の抗議行動を行いました。

■佐々木有美さんの報告がレイバーネットに載っています。ご覧ください。http://www.labornetjp.org/news/2015/0323tanaka

「このおだやかさと屈しない精神はどこから来るのだろう。連続「君が代」不起立の田中聡史さんと会うたびに思うことだ。都教委は3月23日午前9時半から、19日の卒業式に不起立をした田中さん(都立板橋特別支援学校教員)に対して都庁で「事情聴取」を行った(「事情聴取」は処分前提の手続き)。9時頃には、「君が代」解雇をさせない会、全国ネット(準)、被処分者の会などの元教員、市民が20名ほど集まり、都教委への抗議と田中さんへの激励を開始した 。」(佐々木有美)

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▲田中さんの事情聴取のあいだ、廊下で待つ支援者たち

■都教委包囲ネットの抗議文

都教委は田中さんを処分するな!        2015年3月23日

東京都教育委員会 教育委員長  木村 孟様
             教育長   比留間英人様

 都教委は本日、板橋特別支援学校の田中聡史さんを、卒業式の「君が代」斉唱の際に不起立であったとして、事情聴取し、近く処分しようとしています。私たちはそれらをしないよう強く要求するものです。

 そもそも、このようなことが起きたのは石原慎太郎氏が都知事であった2003年の「10・23通達」からです。
 その後、東京では延べ460人以上の教職員が処分されてきました。
しかし、その石原氏は都知事を辞任した後、「僕、国歌歌わないもん」などと平然と述べています。
彼は謝罪をするわけでもなく、また都教委も「10・23通達」とそれに基づく処分を撤回するわけでもありません。
また、最高裁で東京と大阪の「君が代」強制と処分は行き過ぎだと判示され、それが実教出版の教科書に記述されると、都教委はその教科書を採択させず処分行政を続けています。
このように理不尽なことはありません。

 その間、「戦後レジームからの脱却」を掲げる安倍政権は、教育基本法を改悪し「愛国心」を盛り込み、最近では憲法違反の「集団的自衛権の行使」を閣議決定、「安保法制」をも改悪、「後方支援」の名目で地球上どこでも自衛隊を派遣しようとしています。
国会では戦争時のスローガンである「八紘一宇」を公然と持ち上げる自民党議員が出てきました。
これに呼応するかのように、都教委は全国に先駆け高校生の「自衛隊での宿泊訓練」を始めました。

 私たちは、「日の丸・君が代」は侵略戦争のシンボルとなったもので、それを再び強制することは子どもたちを戦場に送ることに繋がる、と繰り返し指摘してきました。しかし、都教委はそれに耳を借さず「日の丸・君が代」を強制してきたのです。
そうした意味では、都教委は、現在進みつつある戦時体制作りに積極的に協力してきたと言えます。
私たちはこのような危険な企みを決して許すわけには行きません。

 田中聡史さんは、こうした危険な動きに協力できないとして「君が代」斉唱時不起立をしました。
彼の行動こそ、本当に子どもたちのことを考え、東京の教育のことを考えたものです。
また、彼と同じように不起立をしている教職員こそ、東京の平和で民主的な教育の火を守っているのです。
彼らに対し「事情聴取」「処分」「再発防止研修」をすることは、ある意味、戦争犯罪的です。決してそのようなことのないよう強く要求します。

                  都教委の暴走をとめよう!都教委包囲・首都圏ネットワーク

2015年3月23日月曜日

都立高校卒業式 校門前でのチラシ撒き(その6)

<ア高校>
 正門前で、8時~9時40分まで、2人で、持って行った320枚、すべてまきました。
 以前は制服がなかった学校だったはずですが、現在は制服があるようで、在校生は制服で登校していました。
 卒業生は、ほとんど男子はスーツ、女子は着物に袴のスタイルで、プレ成人式のようでした。
 8時30分の定時?までに登校してきた生徒達のチラシの受け取りは1~2割と大変少ない学校でした。 教員?の受け取りもよくありませんでした。

 8時10分頃登校してきた教員(後に校長と判明)が、「通路をふさがないでください。」と声をかけてきたので、「分かってますよ」と対応しました。
 それから、10~15分後、構内から出てきたその男性が、再び「通路をふさぐな」と言ってきたので、「ふさいでません、あなたは誰?」と、返したところ、「校長です。公道で撒くな!」と言い始めたので、「公道でのチラシまきを止める権利はあなたにはない!」「生徒達には知る権利がある。憲法で認められた思想・信条の自由もある。」「公務員が憲法を否定するのか?」とたたみかけると、「撒くな」ということを数回繰り返してから、引っ込んで行った。

その数分後、ふと校内の校舎入口付近を見ると、大きな青いポリバケツが出され、「不要なチラシ入れ」と書かれていたので、「そんな嫌らしいこと止めなさいよ!」「他の学校ではやってないよ!」入口付近にいた男達(3人)に、その内の1人(背中に「東京都」の名前入り作業着を着ていた)が校門まで出てきて、「厳粛な式をするので、大声は出すな!」といってきた。「あんた誰」と聞くと「副校長」だという。「まだ、大声は出していませんけど。」「この学校は、以前は自由闊達な校風で、生徒達の自主的判断を大切にしていた学校だったのに、いつからそんな管理的対応になったんですか?」「教員なら、いろんな考えを学び、活発に議論し、自分の考えを持とうと呼びかけるのが教育ってものじゃないの?」「都教委や安倍の言うことしか聞いてはいけないと教えているんですか?」
「かつての自由な校風はもうなくなったの?」と質問をたたみかけていると引っ込んでいった。
その後バケツは、撤去はされなかったが、端の方に移動された。

8時半以降、ばらばらと来る卒業生や保護者は、大変よく受け取ってくれた。保護者で、もらってから返しに来た人が1名と、返しには来なかったが「こんなの配るなんて、ばっかじゃねえの」とつぶやきながら入っていった人が1名(どちらも男性)いた。保護者は、9割以上受け取ってくれた。

 <イ高校>
何かと警備がうるさい学校だと記憶していましたが、今回は一人で撒く。
まき始めて10分程度で副校長が出てきた。傍らにもう一人教員が「定型発言」に加えて「ここは交通量が多いので」「自転車が危ない」「迷惑だと通報があったりするので」などと言う。「こちらも気をつけてまきます」と言って、主にJR駅方面から来る人を対象に、校門の脇でまき続ける。
しばらくして紺色の警備車が反対車線にとまる。途中、制服警官が降りて、そこらへんの人に何か注意していたみたいだ。私が帰るとほぼ同時に帰った。
公安はたとえ来ていても、にぎやかすぎて判別不能。

校門脇のポールに「二旗掲揚」。作業は副校長ら二人、式服組が自らやっていた。
生徒さんは内容がわかって受けとる人、受け取らない人、 本当にいろいろ。受け取ってくれたのは3分の1程度か。中には「暗い顔」の人もいたが、女性3人がきゃっきゃとはかまで登場したりで、結構のびのび感も。
正門前の掲示板には大学合格者数が大学別に貼ってある。
10年間で急激な右肩あがりの棒グラフで、「躍進ぶり」を誇示している。
「棒グラフの数字の1にならないでね」と声をかけたら、笑って「は?い」と返事してくれる人も。

警備の担当教員は互いに談笑などしながら特に何も言ってこないし、入り口にダンボールの箱(「ゴミ箱」と表記)が出されただけ。しかし、反対側から来た人にビラを渡して定位置(右門柱脇)にもどろうとしたら、突然こわばった表情の女性が「門から3メートル以上離れろ」と言って来る。びっくりして「道路でしょう」「管理職ですか」ときいたら、「門の正面でまくなんて」「そんな決まりも守れないなんて」と無茶苦茶なことを敵意むき出しでエラッソーに言う。見ればまだ30歳代くらいの女性教員。
しかも「正面でまいていませんよ」と言うと、自分が正面に立ってよびとめたくせに、
「ホラ正面に立っているじゃないですか」と勝ち誇ったように言う。ガマンも限界、さあ反撃と思ったとたん副校長が出てきた。きっと「珍問答」が聞こえたのだろう。プリプリしながら戻って行くこの教員には、「こんな教員がいるんじゃ生徒が気の毒すぎるよ」と言っておきました。

保護者、通行人で話しかけてくれた人もいた。お一人は「板橋(高校)はあんなことをするからすっかりダメになって」と。「F先生いい人なのに」といえば、「そうそう」と刑事弾圧に胸を痛めておられた。ご家族でビラをうけとられたなかで、おじいちゃんとおぼしき方が「ああこれ廃止ね」と。こちらがすぐに意味が分からないでいると、にっこり笑って「アベ ヤメロね」とニッコリ。
新宿は「アベ ヤメロ」デモでおなじみですからね。合い言葉にまでなっているのはうれしいな。
ご高齢の女性が「日の君」のビラと知ってはなしかけてこられ、近くの大学病院の10、11日連日の「弔旗掲揚」に「一体あれはな?に」と不快感いっぱいに問われた。10日は「東京大空襲」、11日は「東北大震災」と説明すると「政府がやれっていったんでしょうね」と。想いは個人個人のもの、もっと自由であるべきだ、と強く主張された。
私も「一斉黙祷」「弔意強制」を批判して「ハンキが・・」と言うと、「ハンキ?」と問われるので「半分あげる半旗」と応えたところ、「アッハ、ハ。違う字のはんき(叛旗)かと思ったわ」と笑われた。愉快なひととき。

もう一人、ラフな服装の男性。
受け取ってから自ら「警察から来たカウンセラーで学校をまわっている」と。
ビックリして「そりゃ失礼。返してもらわなきゃ」とビラを奪い返すと、おだやかに「警察官ではないんですよ」と。「ここの学校は大丈夫なんだけれど、いろいろあるので順番に回っているんです」と。
よくはわからないが、「まあ、じゃあ読んでくださいよ」と渡すと礼を言って受け取り、校内へ。
教員に「どうなってるの?」と聞いたが「なんでしょうね」と。
短時間で出てきて笑顔で何処かへ行ったこの人は、いったいだれでしょうか。
警察と学校の連携強化の中で制度化されているんでしょうが、不勉強でこの人がどういう人かわかりません。どなたか解説をお願いします。

さすが管理体制バッチリだ。。
出席の保護者はみな手に「保護者」と書いた「ネームカード」をしっかり握って来校。事前に手渡してあった模様。

<ウ高校>   
外に、教員3人がいたが、そのうちの一人が「敷地内では配布しないで。道路ならいいです」と言う。
女生徒は着物・袴姿。男生徒はスーツ。ほぼ98%はそうで、なにか異様。
なぜかわからないが、卒業生は保護者と一緒に、あるいは生徒同士が連れだって9時前には登校。7割方がそうだったと思う。
いままでも卒業式のチラシ撒きに参加してきたが、こういう高校にぶつかったのははじめてで驚く。
警備の教職員にもチラシを渡すと「ありがとうございます」と言う。
この学校は斎藤貴男さんの母校とか。知らなかった(知ったところでどうというわけでもないが(笑))。
学校と地域をむすぶ板橋の会が「思想・良心の自由、表現の自由は憲法で保障されています」というチラシをまいた。

<エ高校>
ここは正門と通用門が見えはするものの離れていて、とても両方を走り回ってはまけない。
通用口にしぼってまきました。歩道は狭いし、本当にまきにくい。
10分ほどで女性の副校長がやってきてにこやかに「生徒にはまかないで」と。
門扉に斜めに「日の丸」、さらに校門横のポールに三旗掲揚。
警備・案内は二人。ゴミ箱は外からは見えない。
そもそも生徒はせいぜい5人に一人、保護者も3分の1程度しかうけとらない。だから必要ないということか。教員はそれでも数人が受け取ってくれた。
男性の出席者がしっかり受け取っておきながら「ごみを散らかさないでよ」と言った以外は、全く静か。
生徒たちは、化粧してハカマが多く、ドレスの人もいた。男性も一人、和服(はおり、はかま)。全般的に、のんびりした雰囲気の入学式でした。

2015年3月21日土曜日

都立高校卒業式 校門前でのチラシ撒き(その5)

<板橋支援学校> 
田中聡史さんは今回も「君が代」不起立をし、校長に現認確認をされました。
今日か来週はじめに都教委による事情聴取(=処分の要件を整えるための手続き)が強行されるでしょう。そして、26日の教育委員会定例会で処分が決定されると思います。
田中さんは、2011年入学式から連続して不起立処分を受けています。最高裁判決は、不起立のみでの「戒告を超える重い処分は違法」と判じましたが、都教委はそれをも無視し、2013年からは田中さんに「減給1か月」処分を出してきました。
2013,2014年の入学式。卒業式の4回は減給1ヶ月処分でした。今回、さらに重い処分を狙っているのではないかととても心配です。
都教委にできるだけ早く、「田中聡史さんを処分するな」と声を届けてください。

★抗議・要請先
東京都教育庁(=東京都教育委員会)〒163-8001東京都新宿区西新宿2-8-1
総務部教育情報課(都民の声を聞く担当):電話03-5320-6733 FAX 03-5388-1726
人事部職員課服務係(処分を発令する担当) :電話 03-5320-6792

▲板橋支援学校でのチラシ撒き(レイバーネットより)

板橋特別支援学校卒業式チラシまきの報告です。――都教委の監視体制に変化あり
雨の心配をしていたが、幸いにも午前中雨は止んでくれた。
7時35分、校門前に着くと、すでに板橋の市民団体がチラシまきを始めていた。たった今副校長が、「生徒には撒かないでください」と言いに来たとのこと。「生徒に撒きに来ました」と返事を返したところ、副校長は無反応だったという。

私たちも加わって撒き始めるや数分で、また副校長は同じことを言いに来た。防犯用カメラで門前にやってきた一人ひとりを確認し、監視しているのではないかと思わせるほどの速さだった。

見慣れた都教委の顔4人が、生徒通用門と正門の内側で私たちを監視している。生徒の登校時間帯は副校長や主幹も立った。私たちが手を伸ばせば届く距離にいる。
この人たちは、始めの2回ほど、「生徒には撒かないでください」と言ったが、その後は言わなくなった。また、私たちの「おはようございます」「卒業おめでとうございます」の声に学んでか、途中からは生徒たちに私たちと同じように言葉をかけていた。

職員の出勤と生徒たちの登校が終わった8時55分、通用門に「御用の方は正門にお回りください」と書いB4サイズのボードを張り、鍵をかけて監視係の3人は校舎に向かい始めた。
そこに生徒と保護者が登校・来校してきて、「ここを開けてください」と言うが、
都教委職員(だったか、この学校の職員だったか)は、「よろしければ正門にお回りください」と、あり得ないことばを発した。生徒の制服が目に入らなかったはずはないにもかかわらず、だ。重ねてその保護者は「ここの生徒なんですが」。さすがまずいと思ったのか、監視係は鍵を開けて2人を通した。
他にも何人かの人が当然使えると思って、通用門前に来たけれど、この人たちは正門に回されていた。
監視係をするこの学校の職員に、「ここに鍵をかけなくてもいいでしょう。私たちが中に入るとでも思ってらっしゃるんですか。」と言うと、職員は一瞬苦笑した。

見る限り、この人たちがその場の状況を判断して対処することは一切なく、指示されたことを完遂することにしか頭がいっていない。何の仕事でも、それではいい仕事はできないだろうに、と思うのだが。

チラシまき参加者は22人だった。「君が代」不起立を貫いてきた田中聡史さんとともに闘いたいと思う人たちである。

式が終わった時点で、私たちは再び、校門前へ。
来賓と思われる男性が私たちに向かって、「ご苦労さんですね」と言い、頭を下げられた。

今日はこれまでと違うことがあった。昨年の卒業式以降、入学式でも都教委が学校に乗り込んでの田中さんに対する「服務事故再発防止研修」(4回)でも、学校側は私たちをビデオカメラで撮影していた。しかし、今回はそれがなかった。それをしても脅しにならない、効果がないと判断したのか、それとも人権侵害の恐れを感じたのか、あるいは…。
都教委の監視体制は後退したのか。

2015年3月19日木曜日

都立高校卒業式 校門前でのチラシ撒き(その4)

<T高校>
7:58、グラウンドのポールにするすると「日の丸」が揚げられる。
自転車通学者が多かった。いくつかのことを報告する。
①一人の教員が校門に出てきて「校門の前で、何をしているのか。」と訊く。こちらが「ビラまきを妨害すると、憲法違反になるよ。」というと、「まくなとは言ってない。」とあわてて言い訳。その教員は生徒のビラを取り上げて、読んでいた。「いくらでもあげるよ。」と伝えた。
②私服警察らしき人が校門を出入りして、50メートルくらい離れたところの道路の角にいるので、こちらからカメラを向けると、相手もカメラを向けてくる。
③ある卒業生の保護者が、弟(在校生)を連れて一緒に入場しようとすると、「ダメ」とのこと。保護者「私がずっとついていますから。」でも帰された。どういうことなのか。
ビラの受け取りは、まずまず順調だった。

<U高校>
こじんまりした高校。事務員さんが「日の丸」・都旗を門扉にしばりつけていた。校舎や校庭に日の丸は見当たらない。
自転車置き場が校庭の奥にあるビラ撒きには最悪パターン。
生徒さんは、めっぽう明るく素直。礼を言いながらうれしそうな笑顔で受け取る、「すみません」と言いながら断るなど、しっかり自分で判断し、自転車で入った生徒がわざわざ受け取りに出てきてくれたりもする。
3年間よくがんばったね、と言えば「ええ。やったぜ!」と盛り上がる。
そこへ40歳代だろうか、出勤してきた男性教員が目の前にたちはだかり、「ここは学校、今日は式なのでビラを撒くな」と言う。
主な発言は以下。私の反論あるいは「腹のうち」は< >のする。
;「3年間キチンとしっかり教育してきた生徒の大事な式なので」 <それがどうした><「日の丸が主人公の卒業式になっているじゃないか>
「旗と歌は別に特別なものではないのに(反対する教師は)偏った人で、それはよくない」 <処分まででているんだけれど>
「私も処分はおかしいと思う」「気分が悪くなって座った人まで処分された。あれはおかしい」<あ?そう>
 <生徒は学校だけで生き、教育されているわけじゃない。あなたが教育したというが、  私には私の意見を伝える責任がある>
 「なにも こんな目立った事しなくてもいいだろう。撒くな」・・・。
 そこへ式服の温和な感じの副校長が登場し、この教員と交替。
 敷地に入るな、等「決まり事」をならべて奥に入り、さっそく校舎の入り口に「ゴミ箱」と書いた大きなポリバケツを置く。
 校長がでてきて、「ここでまかないでくれ」などととあらためて言いにきてグチャグチャうるさいので 「あなたが組合員だった時から私たちはこのビラを撒き続けているんだ」と言って撃退した。
 笑顔で出てきた女性(PTA副会長)が「どちら様ですか」と。説明すると、「わかりました、これはお返しします」とビラを返してどこかへ。
 続いてまた女性が、今度も何をしているのかと問いかけて来る。説明をして<どなたでしょう>と聞けば教員だという。ゴミ箱はいかがなものか、と言ったが無表情なまま。

その後、PTA役員と 教員3人が門のところで親を出迎える。親たちは、ほぼ全員が笑顔でチラシをうけとる。副校長がゴミ箱の横に立って「捨ててください」と口走っているのを聞いたチラシ撒きをしているもう一人が撮影のためにスマホヲ構えると、さっとゴミ箱からはなれた。気がとがめるのはいいことだ。
見ている限り、ごみばこに捨てた親はいない。ビラを読みながら玄関まで行った生徒に教員が近づき、何か話していたが、その生徒もゴミ箱には捨てなかった。式の直前にはゴミ箱はすみのほうに片付けられた。思想統制がでかい顔でまかりとおるのを許してはならないとあらためて思う。

<V高校>
8時から一人でまきはじめ、15分くらいすると副校長と思われる女性が出てきて、「生徒にまかないでください」と言うので、「どうしてですか」と聞くと、「一つは他の日ならいいんですが卒業式だからです。もう一つは学習指導要領にそって教えているからです」
と言う。「そんなことを言って恥ずかしくないんですか。」と聞き返すと、「恥ずかしくありません」との答え。(ヤレヤレ)しかし、そのまま校舎に帰り、その後は誰も何も言ってこなかった。
職員では若い職員はほとんどとらず、年配の職員が何人か受け取った。 
生徒のビラの受け取りはあまり良くなかった。保護者の受け取りはまあまあだった。

<W高校>
教育を考える多摩西部市民の会として3名で、包囲ネットチラシ+すすめる会リーフレット+市民の会チラシを250組。包囲ネットチラシ+すすめる会リーフの組を50組、計300位を配布。
教職員はおおむね好意的に対応してくれる。(おそらく私がこの高校で受けた4件の処分のうち、3件が取り消されていることが大きいと思う)
副校長とおぼしき人がきわめて控えめに「敷地に入らないように」との注意。こちらも 「十分承知しております」と言うと「できれば配布しないでいただきたいのですが…」と申し訳なさそうに…。思わず笑ってしまいました。
 部活指導の関係で11年いられた生徒部で校門警備を長らくしている教員も今年で異動するとか。知っている人がいなくなると寂しくなります。

<X高校>
昨日と同じく市民の会3名と包囲ネットの4名でチラシ撒き。二手に分かれて配布しました。例年、生徒の受取は今ひとつの感じなのですが、今年は今までよりはよく受け取っている気がします。女子は袴など着飾り、男子はスーツが多いかな。
私は正門で配布するが、副校長とおぼしき人がきわめて大きな声で「敷地に入らないでください、生徒に撒かないでください、不適切なことはしないでください」とまくし立て生徒に渡そうとすると割り込んでくる。できるだけ無視するが、あまりにしつこいので 「
法律に基づいて行っています」と言い返す。
どんな言い方だったか、警察を呼ぶような言い方をしたりもしていましたね。でも 変な人は副校長とおぼしき人だけでした。北門の警備の教員はきわめて友好的でいろいろと話をしました。 3つ組250枚 2つ組50くらいか、計300くらい撒いた。

<Y高校>
2名で配布。生徒・保護者とも受け取りはよくない。教職員もいいとはとてもいえない。
でも、反発・拒否という感じではなく、うまく受け流す というところでしょうか。 

(08年になるのかな、私が初めて国立高校で配布したときには受け取りはきわめてよく、
 用意したチラシがあれよあれよとなくなり、たぶん400枚は超え、さらに100枚くらいはいけるかなと思ったのですが、、、。隔世の感があります。)

卒業生女子はほとんどといっていいくらい袴。男子はスーツが多いが、羽織袴もそれなりにいる。
卒業式の看板や校門のところで、親子そろって、あるいは友達同士での記念写真を撮る人たちが例年多くごった返すのだが、今年は自主的に なのだと思いますがちゃんと順番をつくっていました。(列が10mくらいになることもありました。)

副校長とおぼしき人が、通行のじゃまにならないようにとの注意をする程度で、校門警備の職員も1名だけ。私と同じ教科で30年来の知人です。少し雑談をしたりもしました。
通りがかりの年配の女性が「日の丸君が代いいじゃないの、何で反対するの」と言っていってきましたので、強制されていることを丁寧にお話をしましたら、すぐには信じられないようでした。話は発展し、防衛問題、慰安婦問題 等々飛びましたが、丁寧に話したところ、ある程度は納得していただけたかと 思います。
……などなどありました。

<Z高校>
8時頃、3人でチラシまきを始める。校門前にはまだ卒業式の看板も3本のボールに旗もない。生徒も教職員もぼつぼつと登校してくる。しばらくすると、副校長〈だと思う)が、「来校者に配っているのですね。」と確かめてから、「敷地内に入らないでください、生徒には配らないでください」と言う。
「どうして生徒に配っていけないのですか?」と訊ねると、「主義主張が書いてあるから」と言い、唖然としている私たちを尻目に校舎に戻ってしまった。
そして回収箱らしき段ボールを校舎の入口前に置いていた。
えっ、主義主張のあるものも生徒に見せちゃ行けないなんて、何を考えているのだろう。こんな理由は初めて!この生徒達は来年の参議院選には選挙権もあるのに、主義主張を知らないでどうやって投票しろというのだろうなどと考えていると、副校長がまた門前に戻ってきたので、「質問ですが、あなたの言う主義主張ってどういうことですか?」と訊ねると、「議論する気はありません。」とまた戻ってしまった。

その間も生徒達は徒歩と自転車で次々にやってくる。受け取る子も受け取らない子もいる。
3分の1ぐらいが受け取っただろうか。
8時半近くに卒業式の看板を門に立てかけ、「日の丸」をまず掲げ、都の旗と校旗を3本のポールに掲げた。
3人で始めたチラシまきもその後2人増え、女性2人男性3人の5人でほぼ全員に声をかける。9時頃までは主に生徒、それ以降は主に保護者に配る。生徒よりも保護者の方がやや受け取りはいいが、回収箱に捨てていく保護者も多い。〈生徒はほとんど入れていなかったが〉
中に配っている女性に近づいて、「なんだ、てめえら、こんなのを配って」と吐き捨てるように言う保護者、「卒業式の妨害を妨害しないでいただきたい」と言う男子生徒がいた。
そばに男性もいたにもかかわらず,言われたのは女性というのも引っかかりを感じる。
 結局、式開始の10時前までに400枚以上配ったと思う。〈配る人数も多かったせいもあると思うが〉

2015年3月16日月曜日

都立高校卒業式 校門前でのチラシ撒き(その3)

<都立青山高校>

■校長・副校長、警察がチラシ撒きを妨害
 7時45分くらいに到着。8時頃、校長が出てきて、「ビラをまくな、邪魔だからどけ」「この学校の生徒にも保護者にも撒くな」と乱暴な言葉で言った。私が「公道で撒いているのだからとがめられることはない」と言うも、前述の言い分を繰り返しながら歩道(公道)の方に出てきて「どけどけ」などと言った。
こちらが「そんなこという校長はいませんよ。ブログに書いてあるから見なさいよ」と言って、ブログアドレスをさすと「知ってるよ。私は都高教だったんだから」と言う。
その後、副校長も出てきて、同じことを言い、同じように歩道に出てきて、「妨害」をした。
校長は登校する生徒に声かけをしたので、私は「声かけも、生徒にチラシを渡すななんて言うのも生徒のためではなく校長自身のためでしょう」と言う。

校長が校舎にもどった後も副校長がずっといた。私が「どうして撒いてはいけないのですか」と聞くと「 本校は指導要領にのっとって適正な教育をしている。ビラに書かれているようなこととはちがう」というようなことを言った。

その後、校長と副校長と事務の女性と教員の4人で門の扉の両サイドに「日の丸」をくくりつけた。ポールにも「日の丸」だけが掲げてあり、合計3本の「日の丸」を立てたので「3本も立てるんですか。「日の丸」だらけじゃない」と私が言うと「今日は卒業式だ」「この学校にはこの学校のやり方がある」「○○高校では(副校長の前任校)4本たてた」とそれぞれが言っていた。

DSCN0184

副校長はチラシをとる生徒に対して、「取らないで」と妨害したが取る生徒もいた。
副校長は「ビラ撒きをやめなさい。ビラ撒きをやめないなら警察に通報する」と言った。私は「通報してください」という。副校長「通報したから、警察がまもなく来る」と言う。

しばらくして、風体から私服警官とすぐわかる男性が来て、校舎の中に入っていった。
さらにしばらくして制服の男女2人が自転車できた。男性警官はこちらにまとわりついて、ビラを撒くのをやめろと言い続けた。こちらが10時前にチラシ撒きをおえるまでそう言い続けた。一方、私服警官は学校の敷地内で、建物の影に隠れながらこちらを監視していた。
9時50分頃チラシ撒きやめる。ひどい嫌がらせの中だったが150枚撒く。保護者はわりとくったくなく受け取った。

制服警官があまりにひどいことをいうので、警官にも告知して録音テープをとった。その内容は憲法違反であり、あらゆる点で違法だ。名前も写真もあるので然るべき法的措置もとれる。

■警察官がしゃべったことの基本的内容(ことば)を明らかにしておこう。いわゆる警察の「職質」「取り調べ」の言葉や方法を彷彿とさせる。

 「110番で、付近の住民から交通の邪魔だという通報があったので来た。住民が誰だかはわからない。(副校長が通報したんですよ)学校からではない。
交通の邪魔ですから、やめてください。チラシを撒く場合は道路使用許可が必要だ。使用許可を取ってやりなさい

……
<ここからテープあり> 
 国会の近くでお会いしませんでしたか。私もいろんなところにいましたんで。
おかあさん、こちらでは歩いている人たちの迷惑になりますから。お母さんがいなくなればわれわれもいなくなりますから、そうすればここはクリアーになりますから。

 いま所属している団体等はあるんですか。政党はあります ございませんか。ご職業等をお伺いするのはいつもしていることですから。

おねがいしますよ。帰りましょう。帰りましょう。歩道上といえども道路使用許可は必要ですよ。ここでお母さんと押し問答をする必要はないの。ここは大学のゼミではないの。お母さん 逆の立場ではどうです。付近の住民の方が「おまわりさん来た、お母さんと押し問答をしている。なにをやってんだ」となる。わたしはここで議論等をするつもりはありません。

お願いしますよ。
(警備の教員に対して、「先生ここに来て、よく聞いて」と私は言う)
先生は関係ないですよ。(副校長が呼んだんでから)。そんなことわかりませんよ。われわれはわかりません。

どうぞ移動してください。移動してください。何時までいるつもりですか。おかあさん 移動してください。お帰りください。再三警告していますが、移動してください。

あすこにあるのはなんですか、(こちらが歩道の端に荷物を置いていた。私のものです)
ご自分のものなら持ってください。もし泥棒にとられたらどうします。

(警察は泥棒の始まりだ。警官の犯罪はすごい)
きびしいご意見ありがとうございます。わたしも警察官なんで。でもそれとこれとは違います。移動してください。

おねがいします。移動してください。他の方の、歩いてる方の迷惑になりますから。お願いします。移動をお願いします。われわれも子どもの使いじゃないんだから。
おかあさんが帰ればわれわれも帰りますから、そうすれば自由にみんな行きますから。
われわれが一番の妨害になっていますが。(警官が歩道の真ん中にいた)
移動をお願いします。帰ってください。わたしだって、他の事件とか事故に行かなきゃなんないんだから。付ききりでいるわけにいかないんですから。

お名前教えてください。
お名前教えてください。
お名前教えてください。しゃべるのがいやでしたら、お帰りください。

おかあさんお願いしますよ。

お母さん、今20分です。警告をしつづけて。
(このとき通行人に今何時と聞かれたので、私は学校の時計を示す。9時6分)。
お母さんいつまでいるんですか。ずっといるんですか。お帰りください。お母さんが帰らないとわれわれ動けないですよ。

ここでは迷惑ですから、移動してください。
お母さんお願いします。ここにいると迷惑だから、それだけを言っているんです。
(そういうことをいう警察はいません)。どう言おうとどいてください。保護者の方の迷惑になりますから。
(私が学校の中にいる私服の写真をとると)警察をとっちゃいけない。おわかりになってるんじゃありませんか。

※副校長が出てきて、長い間、歩道で話していた。
最初に言ったとおり、わかんなかったんですよ。110番をどなたが入れたのか。さきほどこちらの方(副校長に聞いたら)に、お母さんの言うとおりでした。
こちらの方も迷惑しているんでお帰りください。お帰りください。お願いします。
さきほども言ったとおり、こちらも子どもの使いで来ているじゃないので。
※警官に電話がかかる。○○と名乗った。

※「こういうのはいらないよ」とチラシを返してきた保護者がいた。
迷惑なんですよ。お帰りください。

(私が通行人に警官がまとわりついている写真を撮ってくれないかという仕草をすると)
スナップ写真じゃないんだから、わたしがなにか悪いことをしてますか。
迷惑をしてます。自分が迷惑だって言ったでしょ。遠回しに。(えっ!私が迷惑をかけているなんていつ言ったの。何いってんの、遠回しにもなにも私はそんなこと言ってませんよ。)

お帰りください。もう疲れてきたでしょ。
妨害になっていますから。なんでわれわれのお願いを聞いていただけないんですか。
こうやってお願いしてるにもかかわらず、私はなにもそんな難しいことやひどいことを言ってないですよ。なにかおっしゃってください。
おかえりください。

お帰りください、参りましょう。
写真に入っちゃうから、帰りましょう。回りの方の迷惑になりますから。
最初に言ったブログって、私わからないんで。
帰りましょう。
お帰りください。

迷惑だって思っている人いますよ。主義主張に関係なく、そこを言っているんです。聞いてください。おかあさん 聞いてください。黙るのはずるいですよ。何で移動しないんですか。その理由を教えてください。なぜですか。

お帰りください。
おかあさんお帰りください。
なかには確かにいいと思う方もいらっしゃると思いますよ。でもなかには迷惑と感じる方もいらっしゃるんで。
撮るのはやめてください。(校舎の中にいる警察の写真を撮ると)
ご存じしゃないんですか。私はまだかけだしで。

(私が警官が敷地内に入っていることを指摘すると)
私はあなたを説得するためですから、あなたが移動するためにはしょうがないんです。
揚げ足取るのはやめてください。お母さんにつきっきりですよ。

はやくお帰りください。

(※警察のつきまといが激しいので、こちらは声を出す。)
(警察がつきまとうのは言論弾圧です。)
(警察がつきまとうの言論弾圧です。こういう風にして暗い社会になっていくんです。ビラを撒くのは自由です。)
お帰りください。
(警察がつきまとうのは言論弾圧です。)
おかあさんのためにずっといるわけにはいかないんですから。
やはくお帰りください。

(警察がつきまとうのは言論弾圧です。)

卒業式でこんな無粋なことをやらさないでください。正直な話。
(他の学校でありませんよ)
他の学校の話をしているんじゃありません、ここの学校の話をしてるんです。歩いている人の迷惑です。歩いている人の迷惑ですからお帰りください。

お帰りください。歩いている人の迷惑です。
歩いている学生の人だってびっくりするじゃありませんか。私に無粋なまねをさせないでください。
帰りましょう。歩いている人の迷惑だから帰りましょう。お帰りください。
歩いている人の迷惑ですから。お帰りください。

かれこれ1時間くらいになりますよ。違います?
お帰りください。
おかあさん お帰りください。わたしの母親と同じくらいでしょ。無理難題をお願いするつもりはないんです。
お帰りください。
歩いている人の迷惑です。

人ももうはけてきましたから帰りましょう。おかあさん帰りましょう。
歩いている人の迷惑ですから帰りましょう。

おかあさんお願いします。お帰りください。
歩いている人の迷惑になりますから、帰りましょう。迷惑ですよ。
お母さんが帰ればわれわれも帰るんですから。さっきも言っているとおり。
そうすれば万々歳です。まるくおさまる。お母さんが帰ればわれわれは帰ります。お母さんに付きっきりできないから。

私は撮られようとなんら… 無粋でしょ。ここにいるのは無粋でしょ。

部外者ですから。私も部外者。
(いいえ違います。みんな教員だった人たちがやっているんです。)
部外者でしょ。今日呼ばれているんですか。卒業式に関係する方ですか。

お母さん帰りましょう。お母さんが帰らないと帰れませんよ。歩いている人は迷惑です。
帰りましょう。

ひとつお伺いしたいのですが、ほかの学校ではビラを撒いても大丈夫なんですか。
(他の学校でこんなことをやってるのは、全都でどこもありませんよ)
まったくわからないのでお伺いしたんです。
どこの学校かわかりませんがこの学校でこういう考え方なんですから。迷惑ですとおっしゃっているんですから。それでしたら引かれるのがすじではありませんか。「いやです」と言ってるんですから。
違いますか。違います?

歩いている人の妨害になりますから、帰りましょう。
……………
この間、私は「おめでとうございます」等々の挨拶を生徒と保護者にしていた。
9時50分にチラシ撒きやめる。警備の教員2人か3人に向かって、「先生、失礼します。でも、こういうのが戦争への道の第一歩だということをみなさんご自覚ください」と言って帰る。

2015年3月14日土曜日

都立高校卒業式 校門前でのチラシ撒き(その2)

<I高校> 
3人で8時から9時40分まで。小雨の降り続く中、傘を差した方に取っていただくのは苦労しました。教員の受け取りはまあまあでした。
在校生は、受け取らないよう指導されているのか全く受け取りません。
途中一時雨が止んだ時間帯は卒業生、保護者の受けとりは悪くありませんでした。
毎年出て来て、「生徒には渡さないで」という副校長は今年は現れません。替わって校門前の車の整理に出た4人の教員とは時折言葉を交わしながら友好的に対応しました。

<J高校>
7時40分ころから始めました。生徒の受け取りは例年通りいいとは言えない。少し特徴的なのは保護者で受け取らない人が他校より多い印象です。3人で配布しました。
しばらくして副校長が来て、型どおりの注意。こちらも丁寧に応対。30分以上経って再び来て、強めの口調で「生徒に渡さないでください」と言う。こちらもしっかりと「生徒と保護者の方に分かっていただきたくて配布しています。法律に基づいて行っています。」というと沈黙。
一緒に来た主幹でしょうか、「式が混乱するといけませんので」と言うので「私がビラを配っても式は混乱しません。」「もし、混乱したなら、事故報告を都教委に挙げておいてください。」と言うと、ばつが悪そうに黙りました。
後で考えると、さらに「生徒・保護者が着席しても混乱ではありません。」「教職員が着席しても混乱ではありません。」「思想良心に基づく行動で、重要な基本的人権を守る行動です。」「それを事故として騒ぎ立てるのが混乱です。」といった方がよかったな、と思います。配布したチラシは3名で180~200枚というところでしょうか。

なお、今まで行った3校では教職員・保護者に「ご苦労様」「ありがとう」などの言葉をかけてくださる方がそれなりにいます。ビラを返す方もいますが、今のところ罵倒のような言葉はありません。

<K高校>
チラシをまき始めると、副校長か教務主任らしき男性が出てきて、「スムーズに通れるようにしてください。」と一言ありましたが、すぐに立ち去りました。
 校門近くの玄関前には、案内担当の先生?らしき人たちが4~5人いましたが、特に反応はありませんでした。
 「卒業おめでとうございます」と言って卒業生と思われる生徒(全員制服なので、在校生か卒業生かはっきりは分からない)に渡すと8~9割の生徒が受け取ってくれました。
「おめでとうございます」と親たちに渡すと、9割以上の親が受け取ってくれました。
2カ所の入口を1人ずつで撒きましたが、9時45分には、持って行った280枚のチラシを全部撒き終わりました。
 教師の受け取り率は半分程度。一番管理されているのが、教員だと言うことがよくわかりました。

<L高校>
本当に寒い一日であった。朝目覚めると、家の中が凍えるのではないかというほど寒い。今日の参加者は3人。
9時ごろまでは登校してくる卒業生、在校生のビラの受け取りはよく、6割がたビラを受け取ってくれた。しかしその後、三々五々やってきた保護者、在校生、卒業生のうち、ビラを差し出しても、こちらを避けるように顔をそむけ、そそくさと校門にはいっていく人が多くなった。
なんとなく家族が幸せで満足という風に感じられた。
「おはようございます」というと、こっちを見てくれる人はほとんどビラを受け取ってくれた。受け取る人、取らない人、の表情がはっきり分かれていたのがちょっと興味をそそられた。
ビラを配っている間中、校門の中には数人の教員がいたが、管理職らしき人が門を出てきて、3人に「生徒には配らないでください」とだけ言って、ビラは受け取り、中に入っていった。トラブル、妨害はなかった 。

     
<M高校>
  3月7日(土)。午前8時から9時45分までの約2時間弱い雨が降る中、ビラ撒きに取り組みました。ビラまき開始直後に、校長か、副校長とおぼしき人物が校門前にでてきて注意。「生徒にビラを配らないこと、敷地に立ち入らないこと」と言ってすぐに校内に引き上げていきました。
自転車通学の生徒たちも多かったのですが、ほとんどの生徒がビラを受け取っていきました。 去年よりも学校側の対応はあっさりしたもので、露骨な警察による監視の動きもありませんでした。

<N高校>
生徒は自転車通学が多いが特に抵抗感なくビラを受け取りました。「おはようございます。卒業式おめでとうございます」と言うと、「ありがとうございます」と言って受け取る生徒もいて清々しい感じでした。
保護者も7割くらいはビラを受け取りました。しかし、「私は君が代を歌いますからいいです」と言って返してきた親も一人いました。
職員は、「ご苦労様です」と言って受け取ってくれた職員。黙って通り過ぎる職員。「警察は来ていませんか。来るようなことを言っていましたが」と言ってきた職員。「最近野党がだらしない」と言ってきた職員などがおりました。警備で見張っているような職員はいませんでした。

そうしているうちに9時15分頃校長がやってきて、「校門の前は交通が激しいから離れてやってくれ」と言ってきました。「公道ですよここは」と言うと、「言いましたよ」と言って中に入っていきました。
しばらくして副校長がやってきて同じことを言ってきました。しかし、二人共「生徒にまかないで下さい」とは言いませんでした。さすがに、いくら都教委に言われても、隠し事をしているような恥ずかしいことは言えないと思ったのでしょう。
この学校の正門には「第30回卒業式」と書いてあり、恩着せがましく「第〇〇回卒業証書授与式」などとは書いてありませんでした。
また、9時30分頃正門には「日の丸」がくくりつけられましたが、今日は「3・11東日本大震災」後4年ということか、半旗になっていました。
警察は見かけませんでした。
卒業生は8クラスで320人だそうです。一人でのビラまきでしたが、持って行った300枚は9時50分には全部まき終わりました。

<O高校>
予定より遅れて8時40分よりビラまき。大田区民の会の人たちが3人、すでに例年のとおりビラまきをすでに行っている。弁護士も立ち会っている。
副校長か出てきて、敷地には入るな、生徒にはまかないでほしいとつげに来る。ついでにビラももらっていく。校門近くにゴミ箱がおいてある。警備担当の教員が見張っている。生徒のうけとりはあまりよくない。保護者はまあまあ。

<P高校>
大田区民の会からは3人。弁護士同伴。例によって副校長がきて、いつものとおり告げる。
しばらくして副校長がまたやってきてそのままずっと校門の近くにいる。
生徒の受け取りが去年に比べるとよくない。自転車通学が多くてなかなか渡せない。雨もちらちら、それに寒い。保護者はまあまあ。

<Q高校>
大田区民の会が弁護士同伴で3名。副校長が出てきて、生徒にまかないでくれ、という。
どうしてなのだ、と聞き返すとそれには答えず。生徒の受け取りは比較的良好。保護者も良好。まいていて気分がよくなる。

<R高校>
8時過ぎに男性が門の外に来て私が生徒や先生にチラシを撒いているのをみていたので、 「校長先生ですか」と聞くと「そうです。校長です」と言って、そのまま生徒に挨拶しながら、私を「監視」していた。もろろん校長先生にはチラシを渡した。
校長は「敷地に入ってはいけない」とか「生徒には撒くな」などの言葉は言わなかった。自転車の生徒が多かったので、チラシの手渡しは私も注意しやったが、途中で、校長は「チラシを無理には渡さないで」と言った。生徒は割と受け取った。
生徒がチラシを受け取るとき、時折、私が「敷地内」に20センチくらい足を踏み入れるのを見ていて、「敷地内には入らない約束でしょう」「敷地内に入るんでしたら通報しますよ」ととがめた。
私が「敷地内に入ってチラシを撒いているというわけではなく、少し足を踏み入れてしまうという程度でしょう。通報するなら通報してください」というと黙った。
校長は校舎の方へ戻るとき、「敷地内に入らないでください。それが約束です」と言って行った。
卒業生は40人で8クラス=300名くらいだそうで、大きな学校。
保護者はだいたい受け取った。門のところに出ている「警備」の先生は「おめでとうございます」と声かけをしていた。
教員たちのチラシの受けとりもまあまあ。「ご苦労様です」「ありがとうございます」という教員もいた。若い男性の教員の受け取りが悪いと思った。
「大丈夫です」と言って受け取らない男性もいて、なにが大丈夫なのかと聞き糺したいと思った。「こんなところ(歩道)でビラを撒くのは禁止されているだろ」と言ってきた男性教員がいた。暖かな日だった。

<S高校>
8時に一人でビラをまき始めました。まもなく、副校長が出てきて、警備の教員(一人は組合員と言っていました)と一緒に「正門前ではまかないで遠くに行ってやってください」と言ってきました。
私は、「通行の邪魔になるようなことはしていない。ここは公道だからそのようなことを言う権利はないだろう。」と答えました。すると、副校長は、「言いましたよ。それでもダメなら・・」と言いながら、携帯を片手に校舎内に入って行きました。

しばらくすると、若い警官が自転車でやってきました。
そして、「通報があったので来ました。少し離れてください。」と言いますので、副校長に言ったことと同じことを言い、「学校から連絡があったのか」と聞くと「そうです」と言います。しかし、彼は繰り返し同じようなことを言うので、「学校にそのようなことを言う権利はないのです。あなたも忙しいのでしょうから帰った方がいいですよ。」と言いました。また、私の「名前を教えてくれ」というので、それは断り、彼の名前を聞くと、野方署からきたKさんという警官でした。

そうやっているうち、校門のところに副校長が出てきましたので、、「警察を呼ぶとは何事だ!」と怒鳴りました。すると、警官のKさんは、「感情的にならないで下さい」と私に言ってきました。わたしは「そうだね、感情的になってはダメだよね」と言って、Kさんに「そんなに心配なら私のそばにいたらいいよ」と言って、登校してくる生徒たちに、「警察の方と一緒にビラまきをしています。」と言いながらビラまきを続けました。
するとKさんは「<一緒に>なとど言ってもらっては困ります」と言います。
しばらくして、Kさんは帰り、上司にでも怒られたのかまた戻ってきましたが、私の立ち位置を確認して、「仕事がありますから一度帰り、また来ます」と言って帰りました。

その後、私のそばにあらわれたのは「サポーター」という腕章をつけたシルバー人材センターからきたような男性でした。わたしは何をやっているのか聞くと、「卒業式が無事に終わるようにと頼まれている」と言います。
そこで、「警察をやっていた方ですか」と聞くと「ちょっとね」ということでした。
「このようなビラまきもできなくなったら日本も終わりだね」と私が言うと、「そうですね。自由が一番ですよ」などとも言っていました。
ビラに関して「集団的自衛権」での武力行使のことや自民党が「自衛隊」を「軍隊」に変えようとしていることを話し、「そうなると物も自由に言えなくなりますよ」と言うと
「そんなことになるんですか」というので、NHK朝のドラマの「マッサンを観ていますか」と聞くと、「観ている。そう言えばそんなシーンもあったな」と言うので、「そういうことですよ」と答えました。彼は私を監視するため、学校から(あるいは警察から)
依頼されたのかもしれません。雑談しながら最後まで私の近くにいました。
わざわざビラをもらいに出てきた職員がおり、「ご苦労様です」と行って帰っていきました。

2015年3月12日木曜日

大阪府教育長:職員へのパワハラ問題で辞職 毎日新聞報道

■毎日新聞 (最終更新 03月11日 20時36分)

http://mainichi.jp/select/news/20150312k0000m040060000c.html

 大阪府の中原徹教育長(44)は11日、府教委職員らにパワーハラスメントをしたと認定された問題を受け、辞職を表明した。本人や、起用した松井一郎知事は続投方針を示していたが、府議会などから辞任を求める声が上がっていた。松井知事も辞職に同意した。

 中原教育長はこの日、教育委員の辞職を申し出、臨時の教育委員会議で同意された。これに伴い、教育長の辞職も認められた。

 中原教育長はこの後、記者会見し、「教育現場に悪影響があり大いに責任を感じている。支えてくださった皆様におわび申し上げたい」と謝罪。この日の辞任表明について「議会で(新年度)予算の説明責任を果たさないといけないという中で、今日が(自分の答弁の)最終日だった」と説明した。ただし、パワハラ認定した府教委の第三者委員会の報告書には「真実が反映されていない」と不満を漏らした。

 中原教育長は弁護士で、橋下徹・大阪市長が知事時代の2010年4月、民間人校長として府立高校に着任し、13年4月、大阪府では初の民間出身の教育長に就任した。【大久保昂】

■大阪・伊賀さんから

今日、松井知事は中原教育長の辞任に同意しました。
これで正式に辞任が決まりました。
しかし、問題はこれで終わっていません。

中原元教育長は、辞任会見で第三者委員会の報告書に対して「不可解で作為的なものを感じる」と、全く反省をしていません。
辞任の直接の理由も府立高校での入試ミスをあげており、あくまでもパワハラでの辞任を薄めようとする態度です。
さらに、松井知事は最後まで中原元教育長の続投を容認し続けました。
さらに、さらに、中原元教育長のお友だちである橋下市長は、被害を受けたと認定された府教委職員を「全く言うことを聞かなかったと聞いている。とんでもない」と批判し、第三者委員会の報告書を「中原氏の言い分を一切採用しておらず、(調査は)でたらめだ」と厳しく非難しました。

これは明らかに、権力者が教育長のパワハラを擁護し、被害者を攻撃する、二重三重のパワハラというべき事態ではないでしょうか。
是非とも、橋下市長に対して抗議の声を上げてください。

■抗議先
○大阪市HPの「市民の声」から抗議の声をとどけてください。
http://www.city.osaka.lg.jp/

○電話: 06-6208-8181から「政策企画室」につないでもらい抗議してください。

2015年3月9日月曜日

都立高校卒業式 校門前でのチラシ撒き

<A高校>
 8時から始めると、8時15分に校長が出てきて、「敷地内に入るな、生徒にビラを渡すな」とやんわりと言ってきた。
ビラの受け取りは、生徒は良かった。保護者、教員の受け取りは、5割くらいでした。
何人かの教員が、離れたところで見守っていました。

<B高校>
 チラシまき参加者は3名。
 校門の中には50過ぎぐらいの男性教員(副校長か?)がビラ配り をじっと見ていましたが、いちゃもんをつけるということはありません でした。
ただ9:15頃現れた40歳前と思われる教員が(主幹か?)、校門の外に出てきて、遅刻してくる生徒に対して、私の横につき「もう点呼だぞ早く行け」と大きな声でのたまっていたのがすこし癇に障りました。 「点呼?」ずいぶん時代がかった言葉だ。

 生徒も保護者もビラの受け取りは非常に良かったです。7割以上の 生徒たちがビラを受けとっていきました。保護者は9割以上がビラを受け取っていきました。  

  ”おめでとうございます“ ”おはようございます“と言ってビラを差し出すと、生徒も、保護者も、ちょっとニコッとして、ビラを受け取ってくれました。
 昨日までとは打って変わって気温15度、青く晴れた空、4月上旬を思わせる気候も味方してくれ、気分爽快、幸先のいいビラまきスタートでした。

<C高校>
8時頃、門扉に旗を立てる。「日の丸」と都旗。旗を立て終わったら、一人が「私は副校長です。敷地内には入らないでください。通行の邪魔にならないようにしてください。生徒には撒かないでください」と形式的に言う。
こちらが「生徒さんに撒くために来ました」というが、対応せず。2人で撒く。
 自転車通学の生徒が割と多く、注意して撒く。生徒の受け取りはまあまあ。
卒業生は170名くらいだそうだ。
保護者の受け取りはよい。PTA役員か?「今年も撒きにきたのか」と言って受け取る。
平舘さん(ジャーナリスト)が取材に来た。『週刊金曜日』の来週号(13日発行)に載る教育関係の記事に「高校チラシ撒き」の写真が載せられればということだった。

<D高校>
 ビラまき人数は一人だったが、生徒も保護者もよく受け取ったので、300枚を撒ききった。足りなかった。
①撒き始めてすぐに、管理職らしき教員(50歳代男性で、白い御祝いネクタイをしていたので校長か副校長と思う)が出てきて、ごにょごにょと言い、「公に支障がでぬようにお願いします」と言って、中へ入っていった。
 こちらが撒き続けている様子を見て、再度出てきて、「保護者と生徒には撒かないで下さい。お願いします」と言ってきた。
 私:どうしてですか?書いてある内容に何か問題がありますか?
 教員:(ポケットからビラを出してちょっと見ながら)なじまないですから。
 私:とても、なじむんじゃないですか?政府は今国会で18歳から選挙ができる、憲法の国民投票ができるようにすると言っているんですよ。そういうことに関したことです。
 教員:撒かないで下さい。
②途中から、他の教員が「卒業式」とだけ書かれた看板を立てに来た。校門横のポールに、「日の丸」旗、都旗、校旗が掲げられた。そして、警備の教員が5~6人出てきた。
 教員の1人にビラを渡そうとしたが、「大丈夫です」と言って受け取らなかった。何が大丈夫なのか意味不明。警備の教員に 帰りがけにあいさつをするとひとりが「ご苦労様です」と対応した。
③警備の教員たちは数人の生徒を捕まえて、髪に黒いスプレーをかけていた。そんなに茶髪でもないのにひどいことをすると思い、1人の教員に「毎日こうしたことをやっているのか?」と聞いてみたら、「そうではない。3年はこの1月からほとんど出てきていないので、その間に髪を染めている生徒が多いのでチェックしている」とのことだった。

保護者はおおかた受け取ったが、「日の丸・君が代強制反対のビラです」と言うと、「いらない」という人もいた。

<E高校>
 8時30分頃、副校長が「敷地内には入らないでください。交通に注意してください」と言ってくる。副校長は、9時前にもきた。その時、チラシを受け取った生徒に、「入ると箱が置いてあるから、そこにいれな」というようなことを言ったので、こちらが「捨てろっていうわけですか。そんなこと言っていいんですか」というと、「捨てろとは言ってない」などと言う。副校長は9時15分頃にも「生徒に配らないように」などと言いにきた。
その他にもう一人、「正門の真ん中で撒くな、生徒に撒くな」と言ってきた者がいた。こちらが、生徒に撒きに来たんですから、どうして撒いちゃ行けないんですか。(チラシをさしながら)「18歳問題は昨今一斉に報道されているじゃありませんか。大変なことですよ。先生たちは生徒に教えなくちゃならないんですよ」というと、その先生は「生徒には教えない」という。こちらが「なに言ってんですか。憲法審査会では生徒に憲法問題や、
投票権のことをどう教えたらいいかなどが言われているんですよ」というと「中立の立場で教える」という。私は「中立だろうと何だろうと生徒が考えなければならない重大なことなんだから」という。

チラシを返しに来た生徒一人。「オレ、「日の丸」スキだから、自衛隊もいいから」という。
チラシを返しに来た保護者一人。
「あんたたちの団体はなに?」「私たちはここです」とチラシに書いてある場所をさすと、黙った。そして「おれはいらない」と言ってつきかえしてくる。

生徒4人の一団。2人が取り、他の者がとらなかったら、「とれよ。こういう人(ビラ撒きしごとの人)は撒き終わらないと帰えれないんだから」という。

先生のひとり、「なんだかんだという人もいるけど、継続は力です。がんばってください」とにっこり。

<板橋高校>
 8時に校門前に着いた時には小雨。でも30分ほどで傘は必要なくなった。「卒業証書授与式」の看板が出てきたのが8時15分頃。その後「日の丸」も門扉にくくりつけられた。一昨年まであった、玄関上の「卒業おめでとう」の横断幕の場所には、「何とか推進校」みたいな宣伝の横断幕が幅を利かせていて、卒業生を祝うという雰囲気に乏しい。

黒の式服に白ネクタイの男性が出てきて「生徒に撒かないで、敷地内に入らないで、通行人の妨げにならないように」などと型通りに語りかけてきた。
「副校長さんですか」と聞くと頷いた。去年の副校長はもう異動したらしい。副校長は後にもう一回型通りのことを言いに来た。パトカーの姿はなかった。

「学校と地域をむすぶ板橋の会」の人が2人、カラー刷りのチラシ。私1人、ピンク色のチラシ、を配った。「卒業おめでとう」と声を掛けて手渡すと、生徒も保護者も大半は受け取ってくれる。
怪訝そうな顔をする生徒には「自由について考えてみましょう」とか声を掛けてみる。

随分前から制服になり、茶髪指導も厳しいと聞くが、生徒は髪型に個性を表現しようとしているように見えた。
「板橋の会」は2人で撒いていたので、用意していた300枚が9時半頃には無くなっていた。「包囲ネット」チラシも、人通りが途絶えた9時45分ぐらいまでに約250枚配り終えた。

塀に「建築計画」の看板が出ていて、板橋高校は校舎大改築工事をやるらしい。2016年1月着工、2019年7月完成、地上4階建て、と記してあった。
2004年3月11日に来賓の藤田先生が、開式前の保護者席に着席を呼びかけた際には、教頭が呼びかけを制止したかどうかや、卒業生の入場が2分遅れたかどうかを巡って、 図面や映像を基に実況検分のようなことをした体育館や格技棟前廊下も無くなってしまうのかと思うと感慨深いものがある。
あの時、司会の「国歌斉唱」の号令と同時に9割の卒業生が一斉に着席して、来賓の右翼都議が「起て」と怒鳴り、あとで校長と教頭が処分されたりしたのだが、そのことを知る教員や生徒はもういなくなっているのだろう。

<F高校>
 まず、目についたのは、校門のシンプルさです。「日の丸」なし。《卒業証書授与式》
の簡素な立て看板がひとつ。前の家の紅白の梅の花が祝福しているようでした。
生徒のビラ受け取りは順調。生徒も質素な服装。先生たちも校門で監視するのではなく、
校舎の入り口受付で、生徒を迎えているようだ。
10分ぐらいして、女性の方が登場したので、こちらからビラを渡して「ご苦労様」と声をかける。しばらくビラを見てから「これをお配りになるのですか」と聞くから「配ります。」と言って、「卒業生は何人ぐらいでしょうか。」「本校は小規模校ですから。」などと話す。そのうち、「これはもらって行きます。」と言って、去って行った。
そうこうするうち、顔見知りのFさんが校門にあらわれて、「寒い中、ご苦労様」と声をかけていただいた。後には暖房器具までいただいた。
しばらくすると、今度は、「組合員です。」と、友好的な先生が登場し激励された。9:30頃から、保護者の方が来校し始めた。こちらも、みなさんよく受け取ってくださった。

<G高校>
地域の仲間と同じく再雇用の原告であるMさんと合計5人でビラまき。ビラまきを始めてすぐに,ジャージー姿の校長が出てきて、「交通のじゃまにならないように」と行ってきました。
例年、必ず私服がきていて写真をバチバチ撮ったりしていたのですが、今年はきていなかったように見えました(実際にはきていたが)。教員が校門のところで、私達に聞こえるように「今日は私服がきていないな!」としゃべっていました。今回は、遠巻きで私服が監視していたようで、目の前には現れませんでした。
地域の仲間とは、「今回は、ビラまきの人数が多かったので、直前に現れなかったのではないか」と話していました。
1、それにしても教員の意識が大きく変わっているのに驚きます。例年、私服が、校門を出たら入ったりして、教員と談笑していたいました。今年は、「なんっでこないのかな?」でした。国家権力に対する意識が大きく変わってきているのを感じます。学校は、治安の場に変質しようとしています。
2、生活指導主任のような大きな体の教員が、校門に仁王立ちになり、大きなビニール袋を持って、生徒が受け取ったビラを強制的に回収していました。生徒が、ビラを読む自由も認めない、思想統制の場に学校が変わってきつつあることを感じました。

<H高校>
原告仲間のMさんと二人でのビラまきでした。小雨が降っていて、雨に中のビラまきでした。とにかく生徒は一切ビラを受けとりませんでした。全くです。つまり、生徒に対する事前の指導が徹底していたことを示しています。保護者のビラの受け取り率も、他校に
比べよくありませんでした。つまり、保護者向けの卒業式案内の中に「ビラまきをしている人物がいるかもしれませんが受け取らないでください」のような1項目が入っていたのではないかと推測されます。従って、副校長というのが1度出てきましたが、ビラまきに対する対応が全くありませんでした。対応をする必要がないというのが実際です。
 学校はドンドン思想統制の場に変わろうとしているのです。私達はこの現実をみていかなければならないと思います。10年も前のビラまきの時は、茶髪や金髪の生徒がガヤガヤと登校していて、校門で追い返される生徒もいました。校門で先生とやり合う姿がたくさんありました。今は、茶髪などありません。整然とした姿が日常的になってきています。これがよいのかどうか疑問です。茶髪と言論・思想統制は決して無縁ではないように思ってなりません。

3/5 都教委傍聴記 根津さんの報告

根津公子の都教委傍聴記(3015.3.5)
030504傍聴

オリンピックに振り回される学校?!

2020年オリンピックを射程に都教委は2010年から「体を鍛える」ことを主要施策にし、子どもたちは体力テストを課せられ、学校の玄関にはオリンピック誘致をアピールする旗の掲揚を校長に強制した。
そして、東京開催が決まるや、この推進校の指定。推進校は「オリンピック・パラリンピック学習の実践」「国際理解教育」「基礎体力を向上する体育授業等の改善」「オリンピアン・パラリンピアン等との直接的な交流」「日本の伝統的な礼儀・作法やおもてなしの心などの学習」など12項目の内容から複数項目を選択し、創意工夫した取り組みをするのだという。
    全文
     ↓
http://www.labornetjp.org/news/2015/0306nezu                                  レイバーネットです。

030405

2015年3月6日金曜日

3月1日から都立高校の卒業式 都教委包囲ネットはチラシ撒き

3月1日から都立高校の卒業式が始まりました。卒業生は大変な時代の中での門出です。都教委包囲ネットは例年のように、卒業式当日、各学校正門前でチラシ撒きを始めました。

■都教委包囲ネットのチラシ

3月6日(金)の新聞報道は、一斉に「選挙年齢の18歳引き下げ」問題を報じていました。包囲ネットのチラシは、ずばりそのことについてのチラシになっていて、注目を集めることでしょう。

チラシを撒いてくださる人はご連絡ください。090-5415-9194

▼チラシの表面

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チ ラシの裏面

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