お知らせ

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2020年7月28日火曜日

お知らせ! ビラまき高校生保釈されました。

速報です。 I君救援会(F)

7月28日(火)8時37分、I君が釈放されたと本人から電話がありました。取り急ぎご報告します。

7月8日に逮捕されたI君は、20日間の長期勾留のうえ、処分保留で釈放されました。
処分保留とは、起訴か不起訴を決めずに釈放することです。今回のような、明らかなでっち上げ逮捕は、起訴しても、公判を維持できず負けてしまいます。しかし、犯罪性が有るとして長期勾留したわけですから、簡単には不起訴にできない。
そこで、起訴か不起訴を明確に決めずに処分保留とするのです。また、保留とすることによって、まだ起訴する可能性があるぞと脅す効果もあります。
まさに検察の面子と脅しののための「処分保留」です。

そもそも、今回の逮捕は異例ずくめです。
ビラをまいていた高校生を妨害して、別の中学校の副校長が「公務執行妨害」で、「私人逮捕(警察ではなく民間人が逮捕すること)」私人逮捕の要件は、現行犯逮捕であるにもかかわらず、I君は身分を明らかにして逃亡もしなかった。まったく逮捕要件を満たしていない不当逮捕です。
逮捕した目黒9中副校長高橋は、予備校や塾のビラまきも同じように逮捕するのでしょうか?I君のまいていたビラが、生徒にも意見を表面する権利が有るというビラだから、妨害したのです。この副校長は、憲法の表現の自由も、こどもの権利条約の意見表明権にも違反する、ファシズム教員としか思えません。
上意下達の都教委の体制が、このような管理職、教員を生み出しているのでしょう

I君奪還、碑文谷署抗議行動に参加された皆さん、カンパやご支援くださった皆さん、心より御礼申し上げます。この間の状況や今後の闘いは改めてご報告させていただきます。
不当逮捕の責任がどこにあるのか、警察・検察への反撃等は、改めて行いたいと思います。さらなるご支援をお願いします。

2020年7月26日日曜日

7/22 東京新聞報道 「日の丸・君が代」問題 教職員らの政府交渉

7/22 「日の丸・君が代」問題で教職員らの政府交渉

7月21日、「『日の丸・君が代』ILO/ユネスコ勧告実施市民会議」はILOなどが『日の丸・君が代」の強制の教員への強制は不当だ」と勧告したにも関わらず、日本政府はそれを無視していることに対して文科省交渉をした。
その中心の渡辺厚子さんは、「今後も継続して文科省と都教委を追求していきたいと思っております。取り上げてくださった新聞記事を添付いたします。」とMLに発信された。





2020年7月23日木曜日

7/22 不当逮捕・拘留されているI君激励と碑文谷署抗議


高校生のI君が不当逮捕・勾留されていることに対し、22日、I君激励と碑文谷署への抗議行動が取り組まれました。










★16時に都立大学駅に集合したら、すでに公安が10人余り来ていました。
碑文谷署に着くと(公安もついてきた)、署の前には多数の警官が立ちはだかっていました。
一緒に来てくれた土田弁護士がI君の接見に入り、私たち(20人)は署前の歩道で、
「ビラまき高校生への弾圧を許さない! I君に対する不当な長期拘留をやめ、即時解放しろ。I君宅に対する不当な家宅捜索を糾弾する」というビラを(裏面は「東京新聞」の記事です)通行人に撒きながら、
 ・不当な逮捕に抗議する!
 ・不当な長期勾留をやめ即時釈放しろ!
 ・不当な家宅捜索を糾弾する!
などのシュプレヒコールを、I君に届くよう繰り返しました。

★その後、代表4人が署長に抗議に行こうとしたところ、「抗議は受け付けない。署の中には入れない」と言う。
それに対し、みんなで「都民を入れないのか」と強く抗議をすると、係りの警官が中と連絡を取った結果、「要請なら、代表2名で」と言うので、都教委包囲ネットの渡部と「救援連絡センター」の菊池の2人で入ることになりました。

★通された部屋は取調室のような狭いところで、警務課のT課長代理とI係長が出てきました。
私たちは、公道上で平穏にビラを配っていたI君を逮捕し、長期間勾留していることに対し強く非難しました。(I君は拘留理由開示裁判ののち、さらに10日間拘留になっています。)
私たちは次のようなことも付け加えました。
校長に対する「公務執行妨害」というが、しかもそのビラは目黒9中には関係のないビラであり、かつ交通の邪魔にもなっていなかったのに、副校長は「公務員」の立場でそれを妨害してきた。これこそ憲法違反ではないか。職権乱用ではないか。問われるのは副校長の方だろう。
しかも、普通ビラまきに警察がやってきても、何も問題が無ければ、すぐ帰っていく。それを7人もの警官がやってきて、逃げもしないI君を車に乗せて逮捕する。まさにでっち上げ事件だ。
今、高校では期末テストなどが行われている。I君はそれも受けることができない。あなたたちも子どもさんがいるだろうから、よくわかるだろう。どう思うか、と。
しかし、彼らは「取り調べ中なので・・」と言って、何も答えませんでした。

★「東京新聞に載った記事のことは知っていますか」と聞くと、これには二人ともうなずいていました。
最後に、「抗議声明」(添付のビラに掲載)を渡そうとすると、「受け取りません。置いてっても処分します」というので、「じゃ、置いていきます。そちらで処分してください」
と言って置いてきました。

その後、警察署前で抗議を続けていた仲間たちに報告をし、再度シュプレヒコールを上げ、17時ごろに解散しました。
I君の接見に入った土田弁護士はまだ接見中だったようです。

★レイバーネットに抗議行動がアップされています。
http://www.labornetjp.org/news/2020/0722shasin

2020年7月22日水曜日

7/22 東京新聞コラム 都教委批判


7月22日(水)の東京新聞コラム欄に、斎藤美奈子さん(文芸評論家)の「都教委無責任体制」が載った。前日の東京新聞の「コロナ禍でも『君が代』都教委が指示」の記事を受けて、都教委を批判した。
斎藤さんは公道でビラをまいていた高校生を「私人逮捕」させた目黒9中の高橋副校長をどう批判するだろうか。


2020年7月21日火曜日

公道でビラまきをしていた高校生が不当逮捕・拘留(その三)

《7/17、 I君勾留理由開示公判、法廷外で待機していた報告》

 7/17、I君勾留理由開示公判の傍聴支援行動に参加しました。(報告Y)

東京地裁429法廷(傍聴席を15に制限)での傍聴ができなかった法廷外待機組(25名
ぐらいか?)は、429法廷へ行く通路近くの廊下で、バリケードと東京地裁の臨時警備職員(40名ぐらい?)に阻まれながら、午後1時半から公判の終わる3時頃まで待機し続けた。

公判が始まり1時間ぐらいたったころ、429法廷の方から大きな声が響いてきた。
 まもなく1名の傍聴者が強引な法廷運営と暴力的な退廷に抗議の声をあげながら、複数の職員に暴力的に引きずり出されてきた。
 廊下は騒然となり、不当退廷や強引な引きずり出しに、待機組は当然にも抗議した。
しばらくしてからの退廷者の説明によると、弁護士による裁判長への勾留理由の40項目以上にわたる釈明(説明)要求に対して、裁判長は、ことごとく「答えられない」を連発したという。
 不当勾留かどうかを問いただす裁判なのに、逮捕時の状況やその理由・家宅捜査の合理性・勾留するに足る罪状があるのか等々、弁護士による当然の釈明要求に、裁判長は、ことごとく「答えられない」とごまかし続けたので、退廷者がつい「答えろ!」と叫んだところ、裁判長は、即座に《強制退廷》を命じたとのこと。
 暗黒裁判と言われても仕方がない状態だ!

廊下での待機組は、暴力的に傍聴者を排除した東京地裁の職員たちに、まずは、《1人退廷させたのなら、別人を1人入れさせろ》と要求した。
 新型コロナ対策と称し、傍聴席数を勝手に削減したため、入れない人がたくさんいるのだから、せめて空きができた席数だけは入れさせろと要求したが、正当な理由は示されずに拒否され続けた。
 また、この事件がどんな事件か説明し、職員たちが地裁内でバリケード封鎖に動員されている不当性を訴える話もされた。
 1高校生のビラまきを中学副校長や警察・検察が一体になって不当勾留し続けているこの事件は、他国で起きていたら、マスコミは独裁国家の不当弾圧事件として大きく報じることだろう。

 司法の反動化が激しいこの日本でも、この東京地裁でも、これほどの「ささやかな事件」で、勾留理由開示裁判になることはなかったのではないか。そういう意味で、この裁判は歴史的事件になっている。
こんな逮捕が許されるのなら、あなたの子どもや孫たちが、チラシ撒きのバイトをしていたら、いつ逮捕されてもおかしくない時代になってしまうのだよ。
学校の管理職や裁判官などにも、全部ではないけど強引な連中がいるよね。そんな連中の意見が当たり前のように通る組織ではだめだよね。おかしいことは、おかしいと止めなくちゃいけないときがあるんだよ。今がそのときなんだ。
だから、私たちは駆けつけてきたんだよ。
 などという訴えには、先ほどまで興奮してけんか腰だった職員のなかにも、真剣そうにじっと聞いていたも職員もいた。 

 1時間半ほどして公判が終わり、その後、弁護士会館のロビーで、待機組にも公判
の様子が報告された。

2020年7月20日月曜日

7/20 東京新聞報道「都教委指示 全校で『君が代』

■7月20日、東京新聞朝刊の1面に
「飛沫懸念 校歌もやめたのに… 都教委指示全校で『君が代』」が出ました。18面にも載りました。

「君が代」起立斉唱最優先の卒業式の異常さについてです。都教委となっていますが、この指示は都教委ばかりではなく、千葉県教委もそうだという報告があります。
















2020年7月19日日曜日

高校生が逮捕・拘留の記事の振込先の訂正

高校生が逮捕・拘留の報告記事(その一)の末尾の振込先ナンバーの訂正

(その一)に記した振込先のナンバーは間違っていましたので訂正します。
すみませんでした。

正)振込先 00110-5-449424
  <加入者名>「全国集会・交流集会」
  「I君カンパ」と書いてください。

公道でビラまきをしていた高校生が不当逮捕・拘留 (その三)

高校生が不当逮捕・拘留

■レイバーネット・松原明さんのフェイスブックから
  (7月18日)

●高校生にはビラをまく自由もないのか!〜7.17「勾留理由開示公判」ドキュメント

 「公道上でビラまきがいけないのか」「ビラまき、表現の自由はないのか」「子どもに意見表明権はないのか」。7月17日、東京地裁前で高校生グループ「日本自治委員会」のメンバーはマイクで強く訴えた。この日午後1時半より、学校外の公道でビラをまいていただけで逮捕・勾留されている現役高校生I君の「勾留理由開示公判」が開かれた。(I君は都内の単位制高校生・20歳)

 I君は、7月8日にブラック学校を批判するビラを東京・目黒区立9中付近で撒いていた。それを目黒9中の高橋副校長がとがめ、ビラまきを妨害した。妨害がひどかったためI君がそれをスマホで撮影したところ、副校長が怒鳴りながらI君にぶつかってきた。ところが副校長は逆にI君に殴打されたとして、その場で「私人逮捕」し、警察に引き渡したのだった。罪名は「公務執行妨害罪」。スマホがあたったとしているが、副校長には何一つケガはない。救援会メンバーは裁判所前集会で「こんな“私人逮捕”が乱発されたら大変なことになる。ビラまきひとつできなくなる。絶対に許してはならない」とアピールした。

 今週はじめにネットにこのニュースが流れると、「あまりにひどい話だ」ということで瞬く間に関心が広がっていった。そのせいか、この日の公判には15人の傍聴席に対して48人が集まった。メディア関係者も多かった。

 もともと事件は軽微で、管轄は強行犯係扱いだったのが、この日は公安扱いに「格上げ」されていた。指定された法廷は、軍事法廷なみの「429号警備法廷」。裁判所が「凶悪事件・過激派事件」用につくった法廷で、空港並みの金属探知機での身体・所持品検査、 さらに傍聴席に入る際に再度厳重な所持品検査と全身の身体検査が行われる。初めての傍聴者は「これが日本の国で起きていることか」と驚きを隠せなかった。    

 またいっぽう裁判所前には、10数人の公安警察が監視を続けていた(写真上)。声を上げる高校生を国家権力はなぜに恐れるのだろうか。応援に駆け付けた多くは「日の丸・君が代」の強制に反対してきた元高校の教員メンバーだったが、先生と生徒がタッグをくんで「教育の自由」「表現の自由」を求めることが目障りなのだろうか。それにしても、やりすぎとしか思えなかった。

 記者は傍聴抽選に当たらず、公判の間は同じ4階のフロアーで待機していたが、しばらくすると強制退廷者が出されてきた。事情はこうだった。公判は約1時間行われた。弁護団が勾留理由の説明を10数項目にわたって「求釈明」したが、裁判長は何を聞いても「答えられない」「答えられない」を繰り返した。勾留理由が開示されないのだ。一番前で傍聴していた若者が思わず「ふざけるな!」と声を上げると「退廷命令」が出た。するとあっというまに20〜30人の警備職員が現れ、若者は担ぎあげて外に連れ出されてしまったのだ。傍聴していたある年配者は「あんな回答だったら怒るのはあたりまえ」と語っていた。

 公判後、弁護士会館ロビーで簡単の報告会があった。弁護団がI君からとして「みんなの顔がみえてとてもうれしかった。ありがとう」と伝言すると、「よかった、よかった」の声と大きな拍手が起きた。

・レイバーネット記事 http://www.labornetjp.org/news/2020/0717shasin
・動画(11分) https://youtu.be/T3MualHdLA0

公道でビラまきをしていた高校生が不当逮捕 ・拘留 (その二)

高校生が不当逮捕・拘留

東京新聞報道

2020年7月18日土曜日

公道でビラまきをしていた高校生が不当逮捕・拘留(その一)

 公道でビラまきをしていた高校生が不当逮捕・拘留
(その一)
 不当逮捕を許さない! 支援しよう!

7/17日(金)勾留理由開示裁判が開かれた。
彼を支援する仲間たちがが出した『校民日報』(1号、2020年7月15日発行)を配った。

一、どうして不当逮捕されたのか






































二、Iさんは逮捕されたのちどうなったか。
逮捕されると通常、逮捕されたという被疑事実について、警察官が事情聴取し、次に検察官が事情聴取し、さらに、裁判官が事情聴取して、逮捕が「妥当」かどうか判断して拘留を決める。これを「2泊3日」と言って、今回のような場合は、これで釈放される。

ところがIさんは、さらに10日間の拘留となった。
<被疑事実>には次のように述べられている。
★被疑者は、令和2年7月8日午前8時頃、東京都目黒区洗足1丁目8番13号青木方路上において、目黒区立第九中学校の職員証を首から下げて同所を巡回していた同校副校長高橋秀一(当時55歳)らから、ビラを配ることについて注意を受けたため、所持していた携帯電話機のカメラで同校教員を撮影しようとし、その頃、同所において、被疑者が撮影するのを遮った前記高橋の右手を、携帯電話機で殴打する暴行を加え、もって同人の職務の執行を妨害したものである。

また、勾留の事由としては、下記の2、3に当たるという。
  1、被疑者が定まった住所を有しない。
  2、被疑者が罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由がある。
  3、被疑者が逃亡し又は逃亡すると疑うに足りる相当な理由がある。

こうした拘留に対して、逮捕され者が「裁判所が拘留を認めるのはおかしい、不当だ」と「拘留理由開示裁判」を請求することができ、7月17日(金)にその裁判が東京地裁で行われた。そこでの裁判官と弁護士のやり取り等が行われ、あろうことか、裁判官はIさんをさらに10日間延長して拘留するかどうか決めた。

三、拘留理由開示裁判
















緊急な連絡だったが、傍聴に48人が駆けつけた。
12時少し前から、裁判所裏門で、数人で、Iさんを乗せた碑文谷署のワゴン「護送車」を待ち受け、激励のシュプレヒコール。Iさんにその声が届く。 

12時過ぎから、裁判所正門前で「Iさん不当逮捕抗議集会」を開く。
















12時45分から傍聴抽選のための並びの開始。13時30分抽選。傍聴席はコロナ感染予防で15席しかなかった。429号法廷は「警備法廷」と言われるもので、429号室の前は40名程の警備の裁判種職員がおり、物々しく、持ち込めるものは筆記用具だけだった。抽選にはずれた者は法廷そばの廊下で待機。

公判の様子
公判では、最初に裁判官がIさんの氏名・生年月日・住所・職業について聞いたが、彼はすべてに「黙秘します」と答えた。
その後、裁判官は先に述べた「被疑事実」と勾留の「事由」を述べた。

それに対し、弁護士(3人)は、40項目以上のことについて釈明を求めた(「求釈明」)。
しかし、多くの項目について、裁判官は「答えられない」と述べたため、傍聴者の一人が
 思わず「答えろ!」と声を上げたところ、裁判官は「退廷」を命じた。
すると、警備の職員が一気に大量に法廷になだれ込み、彼を押さえつけ退廷させた。
(退廷させられた若者が廊下に待機している者たちと合流し、ともに抗議をする。)

 「求釈明」は、次のような構成からなっていた。
  第1、勾留状に記載された被疑事実について
  第2、被疑者に対する逮捕行為(逮捕前置主義について)
  第3、勾留の理由について
  第4、勾留の必要性について
ほとんどの所で、「答えられない」と述べたが、いくつか答えたところがあるので、以下に箇条書きにしたい。

「…青木方路上」とある場所は「第9中学校の構内か」については、「構内ではない」と答えた。
「公道上かそれとも私有地か」については、「公道上である」と答えた。
「公道上で巡回し、注意をする立場であったのか」には答えなかったが、「巡回しビラへの注意をしたことは適法である」と述べたので、弁護士は「本気か?」、「ビラには第9中学校のことは書いていないのに、また生徒に何もやっていないのに、なぜ注意できるのか。なぜ適法なのか理由を述べてもらいたい」と述べた。
しかし、これには答えなかった。
また、「携帯で殴打」についても、「そのとき副校長は職員証を下げていたのか」、「携帯を奪い取ろうとしたのではないか」、「携帯を触ったのではないか」、「どのような資料から殴打したと判断したのか」などについても明確な釈明はなかった。
「逮捕時」のことについても、「Iさんは逃げようとしたのか」(彼は逃げもせず、警察の車に乗せられ初めて逮捕されたことを知った:接見弁護士)、「告知をしたのか」についても釈明はなかった。
そこで弁護士(3人)は、それぞれ、
・「公務執行妨害というでっち上げ事件だ」、
・「言論の自由を妨害するものだ。7月14日に家宅捜索も行われたが、、押収されたの
  はそれ以前の、逮捕と無縁のビラ26点だけで、情報収集活動をしている。これは政治
  活動を鎮圧するものだ」、
・「裁判所は人身の自由を奪っている。証隠滅とか逃亡の疑いなどはない。勾留延期を
  棄却すべきである」と述べた。

 以上のように、今回の事件は、高校生の公道でのビラまきに対し、
 1. ビラに直接関係のない副校長が学校の構外まで出てきて執拗に妨害し、
 2. それを撮影しようとした携帯を取り上げようとし、
 3. 「殴打された」として警察を呼び、「公務執行妨害」で逮捕させ、
 4. 高校生を勾留までしているという、
きわめて不当で異常な言論や表現の自由への弾圧事件であることを明らかにした。

四)拘留延長がついた
にもかかわらず、閉廷後1時間程して、裁判所は「勾留期間の延長」(理由:証拠解析・精査の未了。検察官による被害者、目撃者の取り調べ未了、処分決定のための補充捜査未了)という文書を出してきた。
明らかにこのでっち上げ事件を利用して、ビラまきなどに対する弾圧を強化しようとしていると考えられる。
中学校の副校長が公道でビラまきをしている高校生を警察権力の前に差し出したということである。
私たちは支援し、闘わなければならない
  
「Iさん救援会」は、近く、彼が勾留されている碑文谷警察暑への抗議行動を行います。

 また、闘いが長引くことも考え、カンパ募集も始めました。
  <振替番号>00110-5-49424
  <加入者名>「全国集会・交流集会」で、「I君カンパ」と書いてください。

是非ご協力ください。

法廷内で写真等を撮ることは禁止されているので、映像・動画はありませんが、レイバーネットには、行動については出ていますから、見て、拡散してください。
              
 http://www.labornetjp.org/news/2020/0717shasin

2020年7月10日金曜日

7/7 都教委定例会 ●根津公子さんの傍聴記(

7月7日(木)都教委定例会が開かれました。根津さんの傍聴報告です。

教育委員の皆さん、育鵬社・自由社教科書を採択しないで!

ー都立中学校教科書採択に向けて都教委作成の資料を配付ー

次回の定例会(7月27日・月)で来年度から4年間使用する都立中学校・特別支援学校中学部の教科書採択が予定されている。
6月26日の前回定例会では、都教科用図書選定審議会の認可を得た「調査研究資料」が配付された。同資料は、各教科で学ぶべき内容や視点よりも、より重要なのは「都教委の基本方針等を踏まえ」ているか、すなわち、「我が国の位置と領土をめぐる問題の扱い」「国旗・国歌の扱い」「神話伝承を知り、日本の文化や伝統に関心を持たせる資料」等の記載があるか否かを調査したというものだった。
これを基に、今日の定例会では、「中高一貫教育の特色を踏まえつつ、各学校の特色を考慮し」て、学校ごとの「教科書調査研究資料」「教科書採択資料」(内容が重複している)を作成し配付した。またもや、都教委の意思満載である。

 教科書採択は、教育委員が「都教委の責任と権限の下」行うとする。資料はそれに「資する目的」で作ったと都教委は言う。しかし、すべての教育委員が全教科に精通しているだろうか。生徒たちが各教科書の記述をどう受け取り興味を持つか、それを教員がどう発展させることができるかを、想像できるだろうか。そもそも、全教科書145冊を読破する時間を持てるだろうか。「否」は明白だろう。

 かつて、1990年代初めまでの教科書採択は、権限は現在と同じに教育委員会にあったが、実質は、各区市町村の教員たちが検討し学校ごとの意見を持ち寄って行ってきた(戦後は各学校が教科書を選んできたが、1963年の教科書無償化と引き換えに採択権限が教育委員会に替えられた)。現場の教員たちに採択権を戻すこと、少なくとも現場の教員の意見を聴くことこそが「教育行政の責任と権限」であり、教育委員の仕事ではないか。教育委員たちには、この点を深慮してもらいたい。

■「教科書採択資料」の記述について
 まずは国語で見てみよう。
「話すこと、書くこと、読むことの単元数」「読むことの文種別作品数」を数えたほかに、次にあげる調査研究項目7点の中から各学校の特色を考慮して、4点を選び教材数を数え記す。
「1.日本の文化・伝統を学ぶ古典の教材数 2.日本の文化・伝統を扱っている古典以外の教材数 3.国際的な視野に立った内容を扱っている教材数 4.豊かな読書活動へと発展する教材数 5.音声言語による伝え合う力の育成を図る教材数 6.論理的な思考力・表現力を育てる教材数 7.文章表現能力の育成を図る教材数」。
 「『開拓精神』を教育理念とし」、「授業、行事、部活動において日本の伝統文化を積極的に取り入れている」(当校HP)
白鷗高校附属中の調査内容は、上記項目のうちの「2.3.6.7.」。富士高校附属中は「4.5.6.7」で、「1~3」を調査しない唯一の学校。教材数を数えたところで何の意味があるのか。教材・作品を読まなければ、採択資料とはならないのは明らかだ。

公民では
自由・権利について記述している箇所数」「責任・義務について記述している箇所数」「宗教や伝統文化について取り上げている箇所数」「我が国の位置と領土をめぐる問題を扱っているページ数」「国旗・国歌を扱っている箇所数」「北朝鮮による拉致問題を扱っているページ数」を数えるほかに、「1.我が国の伝統と文化を扱っている箇所数 2.調べ学習の仕方を紹介しているページ数 3.国際社会の諸課題として扱っている箇所数」のうち、各学校の特色を考慮して2項目について個所数・ページ数を記す。
 「我が国の伝統と文化を扱っている箇所数」が最も少ないのが帝国書院の「40」、最も多いのが育鵬社の「112」。「自由・権利について記述している箇所数」は最多が自由社の「192」、「責任・義務について記述している箇所数」の多いのは、育鵬社と自由社。「北朝鮮による拉致問題を扱っているページ数」の最多は育鵬社の7ページ、次が5ページの自由社、他の社は1~2ページ。
 取り上げた箇所数やページ数だけで判断できるものではない。前回配付された「調査研究資料」でも指摘したように、例えば、人権については「人が生まれながらにして持っている権利」とするか、「権利の濫用をしないよう公共の福祉による制限」とセットにするか、視点が大事であるのに、そうしたことは読み取れない資料である。

■7月27日の採択では
 「採択資料」とは言い難いこのような資料をもとに都の教育委員たちはこれまでずっと、日本の侵略の事実を歪曲した扶桑社・育鵬社の歴史教科書、及び、日本国憲法の3原則を事実上否定した育鵬社・自由社の公民教科書を採択してきた。 文科省が社会科の教科書に政府見解や最高裁判決を書くことを義務付け、それをしなければ教科書検定を通らなくしたことによって、どの教科書でも子どもたちは政権の考えを刷り込まされる。中でも、その極みは育鵬社版と自由社版だ。27日には少なくとも、両社の教科書は採択しないでもらいたい。

2020年7月5日日曜日

いま学校はどうなっているのか

いま学校はどうなっているのか
知りたい 知らせたい みんなで考え、対処したい 

子どもは宝だ

●私の意見 かな 田中 「賛同を求めています。」
「部活動強制を今すぐやめてください。」で検索すると、田中さんの主張と賛同要請
      が出てきます。これを紹介してくれませんかという提案がされましたので、紹介しま
     す。
※紹介しますが、それぞれの意見を形成してくださいませんか。(連絡先は追ってお知ら 

    せします。)

〇部活動強制を今すぐやめてください。部活でのコロナ感染防止やいじめや負担に悩んでいる子供たちと先生方のために中学校での部活動強制反対!!
発信者:かな 田中 宛先:文部科学大臣 萩生田 光一様、9人の別の宛先

子供たちのために部活動を強制ではなく完全自由制にしてください。やりたい人だけがやりたい部活に入る。そんな中学校生活にしてください。そして先生の顧問強制もやめてください。
現在部活動では全くコロナ対策が行われていません。コロナウイルス感染対策、毎日子供たちのために夜遅くまで働いてくださっている先生の負担軽減、子供たちの精神的負担、肉体的負担軽減、いじめ対策などのために部活動を完全自由制にしてください。
私たちはこの春入学した中学校一年生です。そして一緒に考えて、協力してくれている方は中学2年生です。私は、部活動を決めるのにとても迷っています。なぜなら、私の住む中学校では、部活はものすごく少ないです。特に文化部は美術部と合唱部のみです。残りは運動部で、数が少なく、決めるのに思いとまどってしまっています。また、先輩との上下関係などで、自分のやりたくない部活動に入らされる生徒も大勢います。運動が苦手で、美術も苦手…そんな私たちのような生徒が大勢います。しかしながら、先生に相談すると自分(先生)が顧問を勤めている部活にさそわれてしまい、なかなか相談することが難しい現状にあります。そんな中で、自分一人で抱え込んでしまい不登校になってしまう生徒も大勢います。
今、中学校では、部活動が強制になっているところがほとんどです。これがどれほど大変なことなのか分かりますか?大人の皆さんは部活動を経験された方がほとんどだと思います。しかし、それは昔の話です。現在、温暖化の影響などで、気温は上昇する一方です。真夏の暑い中、埼玉県で41,1℃(7/23 朝日新聞より)でも栃木県などで部活を行ったそうです。(栃木も40℃近く)この中で何十キロメートルも走るのです。そんな事はないと思うかもしれないが、現実に起こっていることです。
また、中学生で、部活が下手だからいじめられた…顧問(先生)に罵倒されやめたくなった…そんな生徒が大勢いるそうです。(中学2年生の方のお話)こんなことでいいんですか?
実際に考えて見てください。仮に好きでもやりたくもない部活に入ったとして,部活に費やす時間は、一日3時間、土日が6時間だとして、一週間で24時間(本来は30時間だが、ここでは休養等を考え24時間とする)と48時間(土日祝活動6時間とする)で一週間のうち3日間を部活で費やすことになります。これで計算していくと3年間で約1年間を部活動に費やしています。好きでもやりたくもないことを約1年もやるのです。この苦痛が分かりますか?そしてその時間を顧問や副顧問の先生方も費やすのです。
日々私たちのために、子供たちのために夜遅くまで、残業代もあまり出ないのに、先生にも家庭やプライベートもあるのに...これ以上子供たちと先生方に強制をしないでください。
こんな子供たちのことを全く考えていない部活動を強制では完全自由性にしてください。そして先生の顧問強制もやめてください。

Twitterで我々公式は
@kanaya0720 https://twitter.com/kanaya0720
@ZOk95872222 https://twitter.com/ZOk95872222

です。

2020年7月4日土曜日

いま学校はどうなっているのか

いま学校はどうなっているのか
知りたい 知らせたい みんなで考え、対処したい 子どもは宝だ


■千葉県の義務制のいくつかの学校の近況報告です。
《成田市のある小規模小学校》
・5月中は、週1回程度の分散登校があった。
・6/1からは、平常通りの体制で授業を行っている。
(6/1~給食あり、配膳は担任中心で、1~2年は臨時職員が手伝いに入っている。)
・1~2年生の体育は、走る・個人毎のボール運動・フラフープなど。
・子どもたちの掃除はあるが、床ふきや掃き掃除はなし。
・机のから拭き・クイックルワイパーでの拭き掃除・校庭の草取りに出てくる子が多い。
・県教委教育事務所の学校訪問は行うそうだが、授業参観はしない。(形式を残し、中止
 はしない!)
・夏休みは、8/1~23
〇教職員関連
・学校行事や出張はほとんどなくなる。
・教員免許更新講習は、1年先延ばしができるとのこと。
・教職員の帰宅時刻が早くなった。(18時半ぐらいには帰宅。以前は20~21時までい
     た。)

《流山市のある中学校》
・5月中は、週1回の分散登校。
・6/1~12  連日午前・午後3時間ずつの授業(1時間=45分)A・Bグループに分けて授
     業。
・給食はなし
・6/15~26  午前組は、3時間授業・給食後下校。午後組は給食なしで、3時間授業。放課
     後に部活あり。
・6/29からは、平常授業。(6時間授業)
・7/6~30 7時間授業。
・7/31 1学期終業式  給食終了
・8/3~7 3年のみ5時間授業(1時間=40分、給食なし)
・8/3~7 全学年  三者面談
・夏休み 3年生は、8/8~23。 1・2年生は、8/1~23。
・8/24(月) 2学期始業式  給食あり

 《松戸市の小学校》
・5月末に、分散入学式(90分ずつ)、各学年A・B分散登校1回(2時間ずつ)
・6/1~4、分散登校A・B各1回(3時間ずつ)
・8/8~11  全学年A・B分散登校2回(午前中に3時間ずつ)
・6/15~  平常日課(給食は、給食室で詰める弁当給食、箸は持参)
・7/4、7/18、8/1に、土曜授業(給食あり)。
・夏休み  8/2~8/23。

《柏市の小学校》
・5月末 各学年分散登校1回
・6/1入学式(保護者1名まで)
・6/1~8 分散登校(8:15~13:25、隔日、給食あり)
・6/9~12  分散登校(8:15~14:25、隔日、給食あり)
・6/15~ 平常日課(給食あり)
・夏休み  8/8~23。

いま学校はどうなっているのか

いま学校はどうなっているのか
知りたい 知らせたい みんなで考え、対処したい

子どもは宝だ

■都内の小学校の様子。
●S区の場合
・S区では6月29日から通常登校が始まった。7月3日までは1授業時間は40分。
    掃除は無し。
・6時間目終了後、下校は14時10分。
・児童が下校後、教室や共用部分の換気・消毒を教職員で行う。
・トイレの清掃は週に一度主事さんが行っている。

・7月6日から8月7日までは、1授業時間は45分。掃除は無し。
・6時間目終了後、下校は14時45分。
・給食の配膳は1・2年生は全て、廊下で教職員が行う。3年生以上は盛り付けは教員
    が行い、配膳のみ給食当番が行う。
・20分休みは校庭や体育館は使えない。教室で静かに過ごす。
・家庭科は調理実習は無し。個人が自席で取り組める学習を行う。
・体育はストレッチやウォーキングな等の軽めの運動を行う。体育のみ、マスクは外し
 てよいこととする。着替えは原則行わない。
・夏季プール指導は中止。夏季施設(5年生)も中止。
・6年生の移動教室(修学旅行)も中止の可能性がある。

S区 小学校では6月25日、児童B(8歳)の弟(5歳)がコロナ感染者に濃厚接触
 しPCR検査を受けたと保護者から連絡があった。
 児童Bの学年担任2名と養護教諭など接触があった教員がPCR検査を受けた。7月
 3日に児童Bも教職員も感染していないことが判明。学年閉鎖は免れた。

今後、街中で無症状(無反応)のコロナ感染者と接触する可能性が増える。早くPCR検査を行い、無症状コロナ感染者を発見保護し、ホテルなどで隔離することが必要だ。
東京は7月2日、107人が新規感染した。この状況が4週間続くと新規感染者が6倍に拡大する可能性があるそうだ。国立国際医療研究センター長は「街中に感染が広がっている可能性もある」という。
少なくとも、全医療関係者・教育関係者・保育関係者など不特定多数と接触せざるをえない職業者には早急に、全員PCR検査をさせるべきだ。

2020年7月3日金曜日

7/1 クリスチャン新聞記事

公開質問状提出についてのクリスチャン新聞の記事

賭け麻雀で「訓告」 日の丸君が代で「懲戒」 「公務員処分に不公平」教員ら公開質問状
 2020年6月30日 賭け麻雀で「訓告」 日の丸君が代で「懲戒」
 「公務員処分に不公平」教員ら公開質問状

 
















「公務員の処分量定に不公平がないか」。黒川弘務前検事長を巡る「賭け麻雀(マージャン)」についての処分が「訓告」に終わったことについて、公務員側から疑問の声が上がっている。
 公立学校教育現場では、日の丸掲揚、国歌斉唱について、良心の自由などの観点で拒否した大阪府、東京都の教員らのべ600人が戒告、減給、停職などの懲戒処分を受けてきた。戦時中を踏まえた信仰の自由の観点から「日の丸・君が代」を拒否したキリスト者教員らもいる。
これらの教員、元教員らが、「公務員の処分量定に関する公開質問状」を、安倍首相、東京都都知事、大阪府知事らに宛てて提出した。6月30日には東京で呼びかけ人らが記者会見を開いた。

質問状では、黒川元検事長の賭博行為が国家公務員法第99条(あるいは地方公務員法33条)の「信用失墜」に当たるのではないかと問う。一方教育公務員らの「日の丸・君が代」拒否が、「信用失墜」行為をもとに戒告や減給・停職などの懲戒処分を受けたことと比較して、不公平ではないかと質問している。
牧師だった祖父、父の戦前の経験を踏まえ、「天皇をたたえた『君が代』は弾けない」と式典での伴奏拒否をしてきた元小学校音楽科教員の佐藤美和子さんは、そのために「訓告」を経験。より重い懲戒処分を受けた教員らにも触れて、「誰の目にも軽すぎる前検事長の刑法にも抵触する行為の『訓告』と同列同罪にすることに黙っていられなかった」と述べた。
質問状への回答は2週間を求めている。

6/30  伏見さんら公開質問状を提出

先に、この包囲ネットブログでも賛同を呼びかけました「黒川弘務検事長(当時)の訓告と比して、「公務員の処分量定に関する公開質問状」を提出しました。
呼びかけ人の一人の根津さんからの報告とお礼です。

 昨6月30日、記者会見及び都と内閣に提出した報告 
 安倍内閣に与する者は刑法に触れる行為をしても訓告、「日の丸・君が代」の強制に反対し行動した私たち教員は懲戒処分に。どう考えたっておかしい! そう思った私たち東京、大阪の教員・元教員有志6人が呼びかけ人となり、6月8日、SNSやMLで表題の公開質問状への賛同を募りました。ほぼ1週間で300名を超える賛同者が集まり、最終的には25都道府県、アイルランド、カナダからも集まり、398名の賛同者となりました。ご賛同・ご支援くださった皆様、ありがとうございました。
 賛同者のお名前を添えて、公開質問状を提出しています。
 大阪では6月19日に府知事と教育長に宛てて提出し、昨日は都と内閣に提出。愛知、神奈川、埼玉でも提出を希望される方がいらっしゃいます。

 昨日は、東京の呼びかけ人4人の参加で記者会見を、参議院議員会館会議室で開き、その後、公開質問状の提出をしました。以下、その報告です。
 記者会見について

















 今朝(7月1日)の朝刊紙面は、昨日の2つの判決についての記事が大きく記載されていました。 その予測は新聞社には昨日の段階でわかっていたことですから、新聞記者には来てもらえないかと思っていました。ところが、大手2社の記者が来てくださり、雑誌記者、映像関係者等、総計で11名、予想以上の報道関係者が集まってくださいました。個人での参加も3名、ありがとうございました。
 公開質問状への賛同呼びかけ及び質問状を提出する(した)私たちの気持ちを「君が代」不起立処分を受けた伏見忠が説明したうえで、残りの3人が自身の気持ちを話しました。 「決して強制はされない。皆の自由は憲法に保障されている」と授業で伝えた責任を果たそうと、2000年の卒業式で「ピースリボン」を着用。その行為が、「式の間も校長の国旗掲揚に反対の意思表示をした職務専念義務違反」とされ訓告を受けた佐藤美和子。
 「君が代」不起立で延べ6回、しかも後ろ3回は、次は免職を覚悟させる停職6月処分を受けた根津公子。
 自身を含め、「君が代」不起立をした教員たちが受けた不利益は処分にとどまらず、再任用拒否や学級担任を奪われるなどに及ぶ現実について木村葉子。
 休暇の取れない2人は、書面で述べました。

 記者からは、「賛同はどうやって集めたのか」という質問があり、呼びかけ人それぞれのSNS等と答えました。一週間の短い間に集まった約400人の賛同が目を引いたと思います。

 会見後、賛同者398名の名前入り質問状を司法記者クラブ、都庁記者クラブに投げ込み、東京都教育庁担当者に手渡しました。宛先は「都知事」ですが教員の処分量定を決めるのは都教委人事部なので、誠実に回答をするように伝えました。「都民の声」には、faxで送りました。こちらは都の総務部人事課(?)が答えることになると思います。安倍首相宛は、内閣府へ郵送し、官邸への意見欄にも記入しました。二重に送っているので、担当に
は届くと思います。大阪、東京、内閣府からの「回答」が届いたら、お知らせします。大阪の回答は、7月3日の予定です。

 クリスチャン新聞が早速記事にしてくれました。以下に掲載します。高橋良知記者に感謝です