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2017年7月30日日曜日

7/27 都教委定例会 根津公子さんの傍聴記 

7月27日(木)に行われた都教委定例会の、根津さんの傍聴記です。

道徳教科書採択、「教育出版」ではなかったけれど

〇公開議題は
①来年度使用の道徳教科書の採択 
②「公立学校の校長・副校長及び教員としての資質の向上に関する指標」の策定についてほか。非公開議題に教員等の懲戒処分(議案、報告とも)と「いじめ防止対策推進法」第28条に基づく調査について(報告)があった。
  同条28条は、「重大事態」のいじめが発覚した場合に「設置者または学校は、…質問票の使用その他の適切な方法により当該重大事態に係る事実関係を明確にするための調査を行うものとする」と規定する。6月22日の定例会で「重大事態」のいじめについて非公開報告にあがっていたので、その件か。
  大杉教育委員が今月13日に辞任し空席になっていたが、案の定、中井教育長から説明はなかった。朝日新聞によると、「同大学によると、大杉氏は6月22日夜、都内の飲食店で酔った状態で面識のない客をたたき、トラブルになったという。大杉氏は大学に『記憶にないが、相手がそう言うなら否定できない』などと説明しているという。」

①来年度使用の道徳教科書の採択(都立特別支援学校)
 私が都教委定例会を傍聴するようになって以来、教科書採択の投票に際し教育委員は申し合わせたように発言をしてこなかった。例外的に唯一発言があったのは、2015年7月の中学校教科書採択の際に乙武教育委員(当時)が「無記名投票」について質問したこと。
  ところが今日は3人から発言があった。「障がいがある子どもたちが使う教科書なので、3本の柱《人の役に立つ、人はそれぞれ違う=多様性、自分自身を高める》が入っているかがポイントだ」(遠藤教育委員)、「正解は数学のように唯一無二ではない。発問をどのようにしているかが大事」(宮崎教育委員)ほか。その後、無記名投票がされ、結果は次の通り。
   聴覚障害特別支援学校:全員一致により学研
   肢体不自由・病弱特別支援学校:全員一致により日文(日本文教出版)
   視聴覚障害特別支援学校:教出(点字教科書は教出しかないとの理由で)

 2冊ともに「全員一致」ということが偶然にもあるのだろうか。傍聴者にも配られた「調査研究資料」の他に教育委員だけに配られた資料があるのか、あるいは事前に秘密会議が開かれたのかと疑念を持ってしまう。都教委には過去に秘密会議を開いた前例があるので。
  日文6年生用には「東京オリンピック 国旗にこめられた思い」と題して、64年東京オリンピックで国旗作りを担当した吹浦忠正氏をとりあげる。これだけならまだしも、いや、これでも十分ぞっとするが、「正解」を強いるように3つの発問を投げかける。「日本の文化や伝統で、外国人に伝えたいものはありますか。」「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに受けつがれる『思い』とは、どんな思いだろう。」「進んで他国の人と交流したりするには、どんな心をもつことがたいせつだろう。」と。オリンピックに関心がないとか、オリンピックなんて嫌だと思う子どもはいやーな時間を過ごさねばならないだろう。この教材に限ったことではないが、「正解」を求める発問が日文には多い。
 吹浦氏は「世界の国旗研究協会」会長で、「知っておきたい『日の丸』の話 : 国旗の常識・日本と世界」など、「国旗」に関する著書多数。日本会議と関係すると聞く。2020東京オリ・パラまでに江東区ではすべての小中学校が、都教委が進める「世界ともだちプロジェクト」の一環として国旗・国歌の授業をすると決め、今月20日にはトップバッターとして、江東区西大島中で吹浦氏が講演した。このことも、全員一致での日文採択に影響したのかもしれない。

 《学校現場の意見を十分尊重して採択すること、教育出版の道徳教科書は採択しないこと、教育委員会で請願趣旨を述べられるようにすること》を求めた請願が「つくる会」教科書採択を阻止する東京ネットワークから出されていたが、都教委は資料として入れただけで、「請願は事務局で対応してほしい」(中井教育長)と無視した。

②公立学校の校長・副校長及び教員としての資質の向上に関する指標」の策定について
 都教委は「東京都教員人材育成基本方針」(2008年策定、2015年一部改正)を策定し、計画的に人材育成に取り組んできたが、「教育公務員特例法の一部を改正する法律」(文科省2016年11月)ができたことにより、改めて「指標」を策定したとのこと。「指標」には、職層(教諭、主任教諭、主幹教諭、副校長、校長)に応じて身につけるべき能力を事細かに羅列する。これをリーフレットにして学校及び教員養成大学に配るという。
  これについては教育委員から、「東京は徹底的にやってきた。文科省が指標を作れというのは、やっていない県があるからで、東京はすでにやってきたと言えないのか」、「これを読む教員がどれだけいるだろうか」(=読む気持ちが起きない)との意見が出され、人事部は言い訳のような返答をした。
 論議すべきはそれではない。都教委は9年も前に「人材育成基本方針」を策定し、「徹底的にやってきた」のに成果が出なかったのはなぜかを議論すべきなのだ。それを論議せずに、何度同じことをしても成果があらわれるはずはない
教育は教員たちの、そして教員と子どもたちとの協働の仕事なのに、都教委が学校に介入し、教員を分断し競争させて協働の仕事を破壊したことに気づかないかぎり、成果が出るはずはない。また、都教委が頭を悩ます、管理職受験希望者も新採用受験希望者も増えることはないし、刑事事件の括りに入るような犯罪・懲戒処分も後を絶たないだろう。

7/24 文科省交渉を行う 文科省の回答はかみ合わないもの

7月24日(月)、7・23全国学習交流集会実行委員会主催の文科省交渉が行われました。

私は、議員会館入り口で参加者に首から下げる通行証(?)の係をやっていました。
すると青年男女が10人ほど集まってきました。「文科省の人ですか?」と聞くと、「そうです」と言う。そこで、「文科省の雰囲気はどうですか?」と聞くと、みんなフフフと笑う。「前川さんは頑張っていますね。立派ですね」と言うと、少し戸惑った顔。
そこで、「仕事は国民のためですよ」と話す。
やがて係の人が来て中に入っていきました。渡部さんの報告です。

◆交渉の様子
交渉に関しては、交渉をリードしてくれた仲間が次のように書いています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
文科省側も、課題別に延べ30名近い答弁者を派遣して来たものの、限られた時間の中、質問と噛み合わないことも多く、回答が尽くされないまま時間切れになってしまった項目が多数残りました。
そこで、参加されていた方はお聞きになっていたように、吉川事務所が間に入って、こちらから、再質問・追加質問事項を文書でまとめて提出し、文科省側から、後日文書で、吉川事務所を通して、再回答していただくことになりました。

交渉の途中
渡部は後から入りましたが、以下のようなやり取りがなされていました。
〇大阪の方:大阪府教委は「君が代」不起立した教員2名に対して、「今後、卒業式・入学式等の   国歌斉唱時を含む上司の職務命令に従います」という「意向確認書」に署名捺印しなかったとして、再任用を拒否した。
 しかし、2名とも、当該校長の「内申」では勤務実績等4項目・総合評価はすべて「適」 とされていた。大阪府商工労働部からも思想信条に関する質問は違反質問だということ が指摘されていた。
 文科省はこれをどう考えるのか。
〇文科省:それは「上司の職務命令に従う」ということではないか。
〇大阪の方:「日・君」が絡んだ「意向質問書」になっている。
〇文科省:「職務命令」について聞いているのでは。
〇大阪の方:「思想信条」を問うていることに関してだ。
〇文科省:・・・・・
  
もう一つは、都教委のオリンピック読本に関する事です。
〇東京の方:オリンピック憲章では「選手団の旗、歌」となっているが、読本で「選手た ちが自国の国旗を先頭に行進」とか「表彰式では・・国歌を演奏します」などと書くの は誤りではないか。
〇文科省:子どもたちのわかりやすさの観点から記述された。
〇東京の方:誤りではないかと聞いている。
〇文科省:憲章2003年版にはあるが2015年版にはない。
〇参加者:じゃ、それには「国旗・国歌」と書いてあるのか。
〇文科省 :・・・・・・・・・

こんな状態でした。 

2017年7月25日火曜日

<7・23「日の丸・君が代」問題等全国学習交流集会とデモ>開催

 7月23日、東京で、「洗脳教育はゴメンダ!」をスローガンにする、<7・23「日の丸・君が代」問題等全国学習交流集会とデモ>が開かれ、全国から130人が集まりました。

◆最初に、高嶋伸欣(琉球大学名誉教授)さんの記念公演がありました。
題名は少し長いのですが以下の通りです。
 『蘇(よみがえ)る「教育勅語体制」と「日の丸・君が代」強制を迎え撃つ ~洗脳教育を教材にし、無力化と反転攻勢の力量育成をめざす~』

・高嶋さんは、最初に「18歳選挙権」問題と「主権者教育」について触れ、憲法第16条に
 「何人も、・・・平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。」という事を紹介し、「何人」ということは、中高生にも外国人でも「請願権」がある、という事をきちんと書かれた教科書がない、と述べました。

・そして、「洗脳教育」を払拭する取り組みの準備として、「主権者教育」として、「請願権」理念の学習と「請願権」行使体験の実践学習があることを強調されました。

・そのうえで、
 <君たちが使わされている教科書は内容に誤りがある。そうした誤りのない教科書を選ぶように学校側に要望しよう!
 また正しい内容を教えてくれるように学校側に要望しよう!
 学校も公的な役所の一つであるのだから、そうした要望を文書で提出すると、学校はそれへの誠実な対応が「請願法」で義務づけられている。
 中学生・高校生の皆さん、正しい学習ができるように自分でも行動しよう!>
というような呼びかけのチラシを、校門前で配布するのも効果的と思われる。中学・高校生自身に批判力の定着、底力の育成を目指したい。と述べました。

・その後、いかに現在「洗脳教育」が進んでいるかについての具体的事例を数多く紹介されました。その中には、
 ・「旭日旗」についての無理解(それが再び加害者になる)、
 ・オリンピックは国と国の争いではない、しかし「国旗」を学ばせていること、
 ・文科省「教育課程課」が編集作成した『私たちの道徳』にある「江戸しぐさに学ぼう」については、「ねつ造」があることが指摘されても「『歴史的事実とは書いてない』として、訂正に応じていない」のです。

・要するに、<洗脳教育を教材にし、無力化と反転攻勢の力量育成をめざす>ということで、日本の「学校教育」は新たな段階(洗脳教育)に来ており、それに対し私たちが今後如何に闘うかということの問題提起でした。

◆その後、全国から多くの発言者が発言しました。ここではとても全部を紹介することは出来ませんので、どのような方々から発言があったかだけを紹介しておきます。
≪午前の部≫
 (報告Ⅰ)東京の闘い





















①都教委を訴える会より
②被処分者の会から ・2017年被処分者
   ③被処分者の会から ・4次訴訟原告
 ④再雇用拒否撤回第2次原告団から
 ⑤河原井・根津解雇させない会より
 ⑥ビラまき交流実行委員会より


≪午後の部≫
ライブ演奏  (ジョニーHさん)「ABE IS OVER」の歌唱指導もしてくれました。(感謝)



















(報告Ⅱ)
 大阪の闘い(ここでは8人の方が発言しました)


















(報告Ⅲ) 
首都圏・全国・諸団体
 ①東京 再雇用拒否撤回第3次原告から
 ②千葉 千葉高教組「日の丸・君が代」対策委員会から
 ③神奈川 個人情報保護条例を活かす会・神奈川から
 ④埼玉 埼玉の高校現場からの報告
  
全国
 




 













   ①宮城
 ②新潟(発言は都合により午後の一番最初になりました)
 ・静岡 メッセージ
 ③愛知
 ④兵庫
 ⑤福岡
 ⑥佐賀

諸団体



 














 ①幼児教育問題
 ②小金井市議より
 ③医療の現場より
 ④自衛隊と教育
 ⑤「ひのきみ全国ネット」より
いずれも、現在の情勢とそこでの闘いを反映したものでした。

◆終了後、銀座デモに出ました。


東電前を通り、「原発再稼働反対!」「避難者への支援を打ち切るな!」などのシュプレヒコールを上げている時、道路の反対側に数十人の右翼が集まり、大音響でさかんに私たちのデモを妨害してきました。私たちは相手にせずデモを続けました。
銀座では「ABE IS OVER」を響かせました。
それほど大きな集会・デモではありませんでしたが、情勢に見合った集会・デモとなり、
これからの新しい闘いへの第一歩を踏み出せたと思います。

講演の高嶋さんを始め、参加・賛同などでご協力頂きましたみなさん、
大変ありがとうございました。
なお、24日午前、私たちは文科省交渉を、閉会中審査が行われている国会裏手の衆院第一議員会館で行います。

2017年7月22日土曜日

7/15 <オリンピック災害おことわリンク連続講座(第一期)

◆7月15日(土)、東京で<オリンピック災害おことわリンク連続講座(第一期)>
というのがあり、北村小夜さんが「パラリンピックは障害者差別を助長する」という講義をしました。


★北村さんは「*参加の皆さんへの課題」として、「来年度から小学校で使用される道徳教科書として、使用される予定の『日本文教出版社』の6年生用から二つの教材の本文とノートをコピーしてきました。子どもになったつもりで本文を読んで(学んで)、ノートに記入して提出してください。」と言い、その場で参加者に書かせました。





































★二つの教材というのは、
①ほこりある生き方 スポーツの力 
 佐藤真海さん(パラリンピック出場者)の姿から「ほこりある生き方」について考えましょう。

②東京オリンピック 国旗にこめられた思い
 1964年東京オリンピックで使う国旗づくりをまかされ、アイルランドから色がちがうと言われ、何度も作り直した吹浦忠正さんの話

 本文には、以下のような記述。
 「・・・・十月十日、開会式の日、会場には九十四か国の真新しい国旗が、一つのまちがいもなくかかげられていました。その中を、各国の選手たちが国旗を持って、どうどうと入場してくるのです。吹浦さんの胸に、熱い思いがこみ上げてきました。
(国旗を知ること。それが、国際理解の第一歩になるのだ。)吹浦さんは、そう確信しました。・・・」
 設問として、「日本の文化や伝統で、外国に伝えたいものはありますか。」ということで、「子どもになったつもりで本文を読んで(学んで)ノートに記入して提出してください」とのこと。
ここでは①は省略し、②のノート記述欄を紹介します。
〇2020年の東京オリンピック・パラリンピックに受け継がれる「思い」とはどんな「思い」でしょう。 
〇友達の考え (話し合ってという事)
〇すすんで他国の人と交流したり、親しくしたりするにはどんな心を持つことが大切でしょうか。
これらについて北村さんは参加者(50名前後)に書かせ、それを集め、次回までに集約し発表するとのことでした。
参加者は「えぇー」なんて言って、困惑しながらも書いていました。北村さんに提出しました。
どういう傾向があらわれるやら。
北村さんは私たちに「子どもになったつもりで・・」と言いました。戦前「修身」を学んだ当時の北村さんと同じような意識や傾向が現れるのではないかと考えておられるのでしょう。

◆7月13日に開かれた都教委定例会では 
<平成30~31年度都立特別支援学校(小学部)教科書調査研究資料>と
<平成30~31年度都立特別支援学校(小学部)教科書採択資料>
という資料が出されました。

それらのどちらにも<参考>として
 ・国旗・国歌の扱い
 ・防災や、自然災害の扱い
 ・性差と家族に関する表現
 ・オリンピック・パラリンピックの扱い

という調査項目がついていました。
しかしこれらは「道徳」とどう関係があるのか。「道徳」の名を借りた国策の刷り込み、洗脳ではないでしょうか。
それでも採択では、この<参考>が大きな役割を果たすことになるでしょう。つまりは国策遂行のための教育(=国家主義教育)になってきたという事です。
これでは勉強が平板でつまらないものに堕し、学問・真理からかけ離れた苦役、あるいは単なる点数稼ぎになるだけでしょう。


◆7/20 朝日新聞夕刊記事
吹浦忠正さんがオリンピック授業を出前






2017年7月16日日曜日

7/23 第7回「日の丸・君が代」問題等全国学習交流集会

7月23日(日)午前10時から、別紙チラシの通り、集会を開催します。皆さん、ぜひご参加ください。




2017年7月15日土曜日

オリンピック教育批判ビラまき

根津公子さんからの報告です。

 6月。今週の朝はほぼ毎日がチラシまき。
 13日は恒例の都庁前でのちらしまき、10,12,14日は八王子市内の都立高校前 で「オリンピックってなんだ 第5弾」を撒いた。7時半から1時間。

<南多摩中高一貫校>で。
 撒き手は「授業をしてたのに」裁判の福嶋さんとKさん、そして私の3人。
 5月には、撒き始めたのが7時45分頃と遅かったこともあって、撒けたチラシ数が「生 徒3枚、教員1枚」という記録を残していた学校だ。
 教職員用玄関前と生徒用入り口前とで撒いた。受け取りは生徒、教員ともに各15枚。
 今回のチラシは壱花花さんの漫画をお借りしてドーンと入れたので、そこに視線を向け た生徒が何人かいたという。
 教員の数人は受け取りながら、「ありがとうございます」などと返事を返してくれた。
 ちらっとチラシに目をやった再任用と思しき男性が、背を向け歩きながら「こんなもの 配ってはいけないだろうが」と捨てぜりふを吐いた。
 「なぜいけないのですか」と訊いたが、そのまま校舎に入っていってしまった。

 <富士森高校>で。
    「おはようございます。読んでみませんか」「政治は人々を騙します。騙されないよ う、事実を知って!」などと声をかけながらチラシを差し出した。
 「読んでみます」と言葉に出し、手を出してくれた生徒もいた。
 教員も何人かは、「ありがとうございます」などのことばを返してくれた。
 手渡したチラシは50枚ほど。昨年度よりも受け取りが悪い。
 
 <片倉高校>で。
 やはり、昨年度よりも受け取りが悪く、手渡したのは70枚強。でも、何人かの生徒は、 「ありがとうございます」と言葉で伝えてくれた。きっと丁寧に読んでくれるんだろう。
 ひとりでもそういう生徒がいれば、情報を提供したい。この学校には、チラシまきを続 けてきた中で、立ち話をするなど気持ちの通じる教員が複数いるし、7割位の教員がチ ラシを受け取ってくれるので、疲れを感じない。
  前回撒いたときに管理職は出てこなかったので、八王子の学校はどこも管理職は出て こなくなったのだと思っていたら、この日は再び登場。校地から出てきた中年の女性が
 私たちににこやかな表情で、「チラシまきをされているんですね」と言ってきた。
 「あなたはどなたですか」と私もやわらかく言うと、「副校長です」とにこやかさを崩 さず返し、戻っていった。
 都教委に報告をあげるための一行為なのだろう。私たちが撒き始めたのは7時30分、 副校長が来たのは8時10分。
 早くに出勤してきた教員の一人が、「管理職が何か言ってきたらすぐに対応しますよ。
 言ってくださいね。」と言葉をかけてくれていたが、その報告は次回チラシまきのときにしよう。

渡部さんの報告

<農芸高校>で。
 杉並1000人委員会の仲間と3人でまく。ここはいつも副校長がうるさく言ってくる学 校だが、今回は、「敷地に入らないでください。交通に気を付けて下さい」と、通り一 遍のことを3人に話しただけだった。
 生徒のビラの受け取りは早い時間の生徒は比較的良かったが、大量に登校してくる時間 帯になると受け取りが悪くなる。一つは急いでいるという事もあるだろうが、他の生徒 や校門前に立っている副校長を気にして取らないのかもしれない。
 中には「ここでまかないでください」と言ってきた生徒もいたようだ。それに対しては「まず読んでみてください」と答えたとのこと。

「オリンピック教育批判」のビラを撒き続けています。

オリンピック教育批判のビラ

オリンピックってなんだ’!(第5弾)