お知らせ

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2014年8月30日土曜日

8/28 東京都教育委員会・定例会傍聴報告

■8月28日(木)東京都教育委員会・定例会が開かれました。「根津公子の都教委傍聴記」を掲載します。

レイバーネットに写真とともに報告されていますので、詳しくは、そちらをご覧ください。。
http://www.labornetjp.org/news/2014/0828nezu

実教出版日本史の採択が今年もゼロに。一昨年からの経緯が明らかにされています。

▼傍聴のために並ぶ
0828-04傍聴のために並ぶ

議案は、①来年度使用都立高校用教科書の採択について ②東京都幼保連携型認定こども園の学級の編成、職員、設備及び運営の基準に関する条例の制定に関する意見について。報告事項は、③都立高校入学者選抜学力検査の採点の誤りに係る答案の点検結果について ④都立高校入試調査・改善委員会報告書についてでした。

①について。東京新聞の今日(28日)の夕刊トップは、「実教『日本史』来年度も都立高ゼロ」「教育内容へ介入懸念」「都教委方針 学校側従う」「自主規制拡大の恐れ」の見出しで、非常に的確にかつ分かりやすく①について報じています。

都教委の介入により、国旗掲揚・国歌斉唱をめぐり「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」と記述した実教出版「高校日本史A」「高校日本史B」を選定した学校は昨年に続き今年も0校。したがって、採択もゼロ。提案する都教委事務方も、教科書採択をする教育委員の面々も、この「0」に自信を持つかのように定例会では意見は述べず、形の上では全教科、各学校の選定を尊重し、「適正かつ公正に」教科書を採択したということになりました。

以下略。レイバーネットへ

2014年8月29日金曜日

8/27 田中聡史さん(都立板橋特別支援学校教員)の再発防止研修への抗議行動の報告

■8月27日(水)、田中聡史さん(都立板橋特別支援学校教員)に対し「君が代」
不起立再発防止研修が行われました。

▼門Iには鍵がかけられて、誰も入れない。

0827-04

 朝の教職員出勤時に、支援者はチラシ撒きを行いました。その後、10時過ぎに、弁護士とともに、校長に対して「再発防止研修を中止してください」という要請文を手渡しに出向いたところ、学校側は門に錠をかけて一切の訪問者を入れませんでした。前回、前々回は警察を呼んだのですが、警察を呼ぶことへの各方面からの批判・抗議があってか、今回は門を閉めてしまったということです。申し入れを恐れるという実に情けない、「学校」とはほど遠い状況です。

午後2時~3時まで。再発防止研修が行われる時間に、門外で 「服務事故再発防止研修」抗議・監視行動を行いました。

根津さんの報告と写真、動画はレイバーネットに掲載されています。http://www.labornetjp.org/news/2014/0827nezu

2014年8月27日水曜日

8/19~20大阪で全国ネットワークの合宿開催

■8月19、20日に『許すな!「日の丸・君が代」強制止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク(仮称・準備会) 第4回全国会議(大阪合宿)』が行われました。その報告が、千葉高教組「日の丸・君が代」対策委員会のホームページ(「ひのきみ通信」189号、8月25日)に掲載されています。千葉から出席したみつはしさんの執筆です。転載させて載させていただきます。http://homepage3.nifty.com/hinokimi

◆許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊
全国ネットワーク(仮称・準備会) 第4回全国会議(大阪合宿)
                       報告  みつはし ひさお(船橋啓明高校分会)

8月19~20日、大阪市「エルおおさか」において、標記会議が開催されました。まだ未定、あるいは継続協議の部分も多いので、簡単に概要を報告します。

★ まず、参加者自己紹介のあと、愛知の小野さんから基調提案が行なわれ、これまでの到達点と今回会議の課題が提示されました。その中で、「新たな戦前」「新たなファシズム」というべき時代にあって、わたしたちの新しい運動が果たすべき歴史的意義について、提案がありました。                     
★つづいて東京の永井さんから、自衛隊の教育への介入について、報告がありました。高校3年生(一部には中学3年生へも)への自衛隊勧誘の手紙送付、小中学校の「職場体験」・高校の「防災訓練」の自衛隊での実施など、全国各地の生々しい事例が報告されました。なかでも、殺人を目的とした競技である「銃剣道」が教育現場への侵入を目論まれている事例として、都立光が丘高校と北豊島工業高校の国体参加問題が取りあげられました。

★東京の青木さんからは、「新たな都立高校改革推進計画」および第3次教育ビジョン体制(2013.4~)についての報告がありました。つづいて、安倍「教育再生」に反対する闘いの中間総括と今後の展望について提案がありました。そのなかで、安倍「教育再生実行本部」体制の下で教育の国家統制が強力に推進されている現状が指摘されました。                                                          
★つぎに、「日の丸・君が代」をめぐる全国各地の状況が報告されました。
・東京からは、田中さんに対する不当な「服務事故再発防止研修」についての報告などがありました。
・大阪からは、井前さんに対する不当な「戒告」処分に対する闘争の報告などがありました。
・福岡からは、不起立の動きに加えて、九電に対する脱原発の運動も報告されました。
・千葉からは、「実教」日本史採択妨害問題などが報告されました(これについては、別項目で掲載します)。
・神奈川からは、個人情報保護条例を活かす運動に関連して、国連人権規約委員会の動きを活用する運動が報告されました。
  引き続いて、19日から20日にかけて、運動に関する活発な討論が展開されましたが、現段階でまとめることはできませんので、割愛させいてただきます。

★最後に小野さんが、現時点で確認できることがらをいくつかまとめました。おもなものは、つぎのとおりです。
  ◎リーフレットを作成する。
  ◎ウェブ・サイトを立ち上げる。
  ◎研究者のネットワークを立ち上げる。
  ◎現在の連絡先を、世話人とする。
  ◎年度内正式結成を目指して、次回会議を開催する。

  次期通常国会に向けて、安倍政権は教育の国家統制のみならず、集団的自衛権容認法制、共謀罪など、憲法無視・民主主義破壊の政策実効化を狙っています。わたしたちは、連帯を強めつつ、安倍ファッショ政権の打倒に向けて、がんばりましょう。

お知らせ 9/27集会にご参加ください。

9月27日(土)「『日の丸・君が代』問題を語る王子教会の集い」              が下記の要領で開かれます。

みなさん 是非ご参加ください。

Image7渡辺王子教会

2014年8月24日日曜日

集会のお知らせ 9/22総決起集会 共謀罪・テロ新法の臨時国会上程阻止!

■安倍政権の凶暴化はとどまるところを知らない状態です。共謀罪・テロ新法阻止を都教委包囲・首都圏ネットもともに闘います。共闘を広げていきます。みなさん!ご参集ください。

Image3共謀

Image5共謀裏

8/18 東京「再雇用拒否」第3次訴訟 報告

■8月18日(月)、東京「再雇用拒否」第3次訴訟が行われました。この裁判について、『原告団ニュース』 が原告の一人の渡辺厚子さんから届きました。ニュースに裁判の内容が載っていますので、アップします。

◆第3回口頭弁論 「東京『再雇用拒否』第3次訴訟原告団ニュース」 第4号(8.20)転載

 8月18日の暑い中にもかかわらず、55人の方が傍聴に駆けつけてくださいました。感謝です。
第3回口頭弁論のこの日は、第2準備書面を提出しており、代理人の弁護士からこれらを要約した意見陳述が行われました。

1.原告ら準備書面(2)は、原告らが非常勤教員採用に対して合理的期待を有することを論じたうえで、本件採用拒否自体が思想良心、信仰に基づく不利益取扱いであることから憲法19条、同法20条に違反すること、本件採用拒否が裁量権の逸脱・濫用であり違法であることを主張するものです。

2.非常勤教員制度は、再雇用制度が原則廃止されたのと同時に施行されました。非常勤教員制度は、定年退職等に際しての教職員の生活保障を趣旨とする再雇用制度を引き継ぐものであり、その採用率は、例えば平成24年度が98.1%と極めて高いものであって、採用選考にあたっては特に試験は設けられていません。原告ら非常勤教員採用選考申込者が、定年後も非常勤教員として採用されると期待することは合理的であるといえます。

3.また、国歌起立斉唱命令についての、平成23年6月6日最高裁第一小法廷判決は、あくまで「職務命令の憲法19条違反」という上告理由に対する判断であることに留意する必要があります。この判決は、起立斉唱命令違反を理由として不合格としたことが、思想良心、信仰の自由を理由とする不利益取扱であるかどうかを判断したものではありません。また、同判決は、起立斉唱命令が間接的であっても思想良心の自由を制約するものであることを認めたとものであると言えます。本件においては、この最高裁判決を前提として、本件採用拒否が、思想良心を理由とする不利益取扱かどうかの判断が改めて問われなければなりません。

4.そして、原告らは、前回の平成26年5月9日付求釈明申立書において、非常勤教員合格者のうち、過去に懲戒処分を受けた者の懲戒処分の種類等について釈明を求めましたが、被告は一切明らかにしません。非常勤教員合格者が過去に受けた懲戒処分の理由としては、体罰等が考えられます。体罰は言うまでも無く生徒の人権を侵害するものであり、極めて信用を失墜させる行為であることは明らかですが、都教委は、体罰という人権侵害行為を行い、懲戒処分を受けた者について「重大な非違行為に該当せず、在職時の勤務成績が良好である」として、非常勤教員として採用している可能性があります。都教委が、原告らの不起立行為のみに着目し、採用拒否したことは、原告らと他の非常勤採用希望者との間で、また、原告らと他の懲戒処分を受けた者との間で、差別的取扱いをするものであって、平等原則に反し違法です。また、原告らが職務命令違反とされた行為は、卒業式における国家斉唱時に国旗に向かって起立をしなかったという消極的なものです。そして、本件採用拒否は、原告らからその職を奪うものであり実質的には免職と同様のものであるといえます。都教委が不起立行為を本件採用拒否の判断に結びつけたことは、いわば針小棒大なものであって、比例原則違反の違法なものであります。

▼次回・第4回口頭弁論 11月13日(木)15時より 地裁527号法廷

2014年8月20日水曜日

8/18 東京「再雇用拒否」第3次訴訟第3回口頭弁論報告

8月18日(月)、再雇用拒否」第3次訴訟第3回口頭弁論が開かれました。その報告が近藤さんから寄せられましたのでアップします。

◆求釈明要求に回答を拒否する都教委を徹底糾弾
 ―東京「再雇用拒否」第3次訴訟第3回口頭弁論報告

★8月18日、東京地裁で東京「再雇用拒否」第3次訴訟第3回口頭弁論(東京地裁民事19部。原告3名。2011年再雇用拒否の損害賠償請求。)が行われました。42名の傍聴定員に対して55名が詰めかけ、先着順のため法廷に入れなかった13名の人には申し訳なく思っています。

★しかし多くの人がこの問題に関心を持っていることを示すことは、原告らを励ますだけでなく、法廷での闘いとして裁判所に私たちの訴えに真摯に耳を傾けるよう迫るものです。今回法廷に入れなかった人もこれに懲りず、次回も傍聴に来て欲しいと思います。

★さて、昨日の弁論では、弁護団西山弁護士が、準備書面を短く要約し、争点として本件採用拒否が、①原告らの思想良心をする差別であること、②東京都の裁量権の逸脱濫用であること、と述べ、都教委のを厳しく指弾しました。

「君が代」斉唱時の不起立などで職務命令違反として処分されたことを唯一の理由とする再雇用などの70名を超える数の採用拒否が、退職後の収入の道を断ち経済的打撃を加えることにより、抵抗する教員を「排除・圧殺」することを狙ったものであることは明白です。民主主義社会ではあり得ない暴挙です。

★都側は、原告らの採用拒否に関する情報の開示、採用基準の公開を求める「求釈明申立」に対して、一切の回答を拒否しました。証拠に基づいてそれぞれの主張の正当性を争うべき裁判で、本件採用拒否に係わるこれらの回答を拒否するとは言語道断です。都教委は、回答すると採用拒否がいかに理不尽かが明らかになり、自らの主張に不利になることを認めていると言わざるを得ません。

★原告・弁護団は、都側の主張が「自己破産」していることを明らかにして、正々堂々と主張を展開していくでしょう。これをみんなで支えていきましょう。

次回法廷、11月13日(木)、15時開廷(14時30分集合!)、東京地裁527号法廷

◆粘り強く闘われる処分取消訴訟―東京「君が代」裁判
 ~最高裁判決からの前進を目指して

★「日の丸・君が代」を強制する都教委の10・23通達(2003年)によって延べ463人の教職員が処分され、被処分者の多くは11年に及ぶ裁判を闘っています。東京「君が代」裁判原告団は、三次訴訟(07~09年処分取消請求)原告50名、四次訴訟(10~13年処分取消請求)14名、再処分・都人事委員会審理請求人7名、14年卒入学式処分・都人事委員会審理請求人2名、再雇用拒否撤回第二次訴訟原告23名、再雇用拒否撤回第三次訴訟原告3名の計99名(延べ人数)で構成されています。

★2012年1月及び2013年9月の最高裁判決は、校長の職務命令について、不当にも、憲法の思想・良心の自由の「間接的制約」にあたるが、「違憲とは言えない」としたものの、東京都の「裁量権の逸脱・濫用」を認定して、減給・停職処分計32件・25名を取り消し、機械的な累積・加重処分に一定の歯止めをかけました。

ところが、都教委は、「違法」な処分を「謝罪」するどころか、昨年12月、二次訴訟の最高裁判決で減給処分を取り消された現職の都立高校教員7名に新たに戒告処分を発令(再処分を発令)するという前代未聞の暴挙を強行しました。

★また、今年の卒業式・入学式でも不起立等を理由とする処分を出し続け、あろうことか最高裁で違法とされた減給処分まで出しています。更に「再発防止研修」を質量共に強化して、被処分者に対する精神的・物理的圧迫による「イジメ」で抵抗を根絶やしにしようとしています。

私たちは、決して負けるわけにはいきません。一連の最高裁判決からの前進(違憲判断と戒告を含む全ての処分の取り消し)を勝ち取るため、粘り強く闘いを継続しています。

▼東京「君が代」裁判三次訴訟(東京地裁民事11部)は、7月18日(金)に結審
来年の1月16日(金)判決。13時10分(傍聴整理券交付〆切 12時50分予定)、103号法廷(大法廷)

私たちの闘いは、解釈で憲法を壊し、「戦争する国」にするため、教育を国家支配の道具にしようとする安倍政権の教育政策を先取りする都教委に対する反撃の闘いでもあります。

以下の裁判の傍聴支援をお願いします!

▼東京「君が代」裁判第四次訴訟第2回口頭弁論
(東京地裁民事11部。2010~13年処分取消請求、原告14名)
 9月5日(金)
  11時10分 傍聴希望者集合(裁判所前で案内あり)
  11時40分 開廷  
  東京地裁527号(定員42名)
  報告集会:弁護士会館508号ABC

2014年8月3日日曜日

7/18 東京「君が代」裁判三次訴訟結審

7月18日(金)東京「君が代」裁判三次訴訟結審しました。近藤徹さんからの報告です。

◆配信から8年―配信を継続し粘り強く闘います!
★2006年7月24日に「処分撤回を求めて」の配信を開始して、ほぼ8年が経ちました。「継続は力なり」と東京の教育と「日の丸・君が代」裁判の状況等をお知らせしてきました。長年のご愛読に感謝します。厳しい情勢の中、希望を失わず、最高裁判決からの前進を目指して粘り強く闘いを継続し、不当処分撤回の日まで配信を続けます。今後ともよろしくお願いします。

★配信開始直後に発足した第1次安倍内閣(06年9月~07年8月)は、「戦後レジームからの脱却」を唱え、次々と悪法を強行、成立させました。教育基本法の改悪(06年12月)、防衛庁の防衛省への昇格法(06年12月)、改憲手続き法(国民投票法)(07年5月)、教育関連四法(07年6月)などです。

★昨年末から今年、第2次安倍政権は、秘密保護法(昨年12月)、教育委員会制度改悪(本年6月)、大学自治破壊法(同6月)解釈改憲による集団的自衛権の行使容認の閣議決定(今年7月)、などを次々と強行しました。「戦争する国」つくりの一環として民主的教育制度の破壊を一体的にすすめています。
 これは決して偶然ではありません。安倍晋三首相の「戦後レジームからの脱却」の本質は、かつての侵略戦争・教育勅語体制を美化し、戦後の憲法・教育基本法体制体制を破壊することを意味することは今や明白です。

★戦前の侵略戦争のシンボルである「日の丸・君が代」の強制は、「戦争する国」つくりの「道具」に他なりません。あの戦争の惨禍を繰り返さないためにも「日の丸・君が代」強制に反対し、不当処分撤回を求める私たちの闘いは、譲ることができない闘いです。

◆東京「君が代」裁判三次訴訟結審―判決日は来春1月16日
①梅雨明けはまだ

★2010年3月に提訴してから4年4ヶ月。裁判官の異動により、弁論期日が延期されていた東京「君が代」裁判第三次訴訟(東京地裁民事11部)が、7月18日に結審しました。

★98名定員の大法廷には、111名の原告・支援者らが駆け付け、満席の中で(入れなかった人は申し訳ありません)、更新弁論と最終弁論が行われ、判決期日は、「2015年1月16日(金)13時10分(12時50分(予定)傍聴整理券交付〆切 地裁103号法廷・大法廷)」に指定されました。
 1月16日は、奇しくも、減給・停職処分を取り消したものの、職務命令が「違憲とは言えない」として戒告処分容認した2012年1月16日の最高裁判決から丁度3年の日です。私たちは、新たなステージで、違憲判断と戒告を含むすべての処分の取り消しを勝ち取るため、頑張りますので一層のご支援をお願いします。

<更新弁論> 裁判官の交代により行われる弁論

●18日の意見陳述の内容(ほんの一部)

【W弁護士】 
 ・巻美矢紀千葉大学教授(憲法学)の証言の要約 「10・23通達の真の目的は刷り込み式愛国心教育にある」
 ・原告Iさん(当時都立高校音楽科教員)の証言の要約 「ピアノ伴奏は外部的行為」との論は全くの暴論であり、「心と音楽は切り離せない」

【U弁護士】 
 ・原告Kさん(都立養護学校・現特別支援学校教員)の証言の要約 障がいを持つ生徒に配慮したフロア式の卒業式が画一的に壇上での式に変えられたことなど。
 ・原告Yさん(クリスチャン 都立高校教員)の証言の要約 「日の丸・君が代」強制は現代の「踏み絵」であることなど。

【原告Oさん】 懲戒処分を振りかざして「日の丸・君が代」を強制することは、社会の一員としての主権者を育てるという教育の目的に反する。最高裁判決を見直し、戒告を含む全ての処分を取り消し都教委の暴走に歯止めをかける判決を。

<最終弁論> 結審の法廷での弁論
【K弁護士、M弁護士】 最終準備書面の要約。①思想・良心・信教の自由の侵害、②違憲審査基準、③国家シンボルの強制自体が意見、④教師の専門職上の自由の侵害、⑤10・23通達の真の目的、について述べた。

【原告Nさん】 東京「君が代」裁判二次訴訟で減給処分が取り消されたが、都教委は謝罪もせずに、再処分(戒告処分)を発令した。現在の戒告処分は当時の減給処分よりも経済的利益が大きい。戒告を含むすべての処分の取り消しを。

【原告Yさん】10・23通達以後、都立高校の教育が大きく変わったことを具体例(宿泊防災訓練、都教委によ学校の教科書選定への介入、都立高校の生活指導統一基準)をあげて陳述した。

◆裁判終了後、総括集会

⑧報告集会はハロー会議室虎ノ門にて

⑭北村小夜さん

◆下記の裁判の傍聴支援をお願いします。

★東京「再雇用拒否」第3次訴訟
(東京地裁民事19部。原告3名。2011年再雇用拒否の損害賠償請求。)
 8月18日(月)第3回口頭弁論
  13時 傍聴希望者集合(抽選なし・先着順 裁判所前で案内あり)
  13時30分 開廷 東京地裁527号(定員42名)

★東京「君が代」裁判第四次訴訟
(東京地裁民事11部。2010~13年処分取消請求、原告14名)
 9月5日(金)第2回口頭弁論
  11時10分 傍聴希望者集合(裁判所前で案内あり)
  11時40分 開廷  東京地裁527号(定員42名)
  終了後報告集会 場所は追って連絡

7/28 田中さんの再発防止研修抗議の支援にまたまた警察権力

▼渡部さんの報告

7月28日(月)、田中聡史さんへの訪問再発防止研修への抗議行動が板橋特別支援学校で行われました。 前回の抗議行動参加者は8人でしたが、今回は14人でした。前回の警察は23人でしたが、今回は18人でした。
さらに今回は、「あっていいいのこんなこと」のボードが登場。またHさんが「憲法16条・請願権」と「請願法第5条」を大きく書いたものを示し、ジョニーHさんはギター爪弾きで副校長・主幹や警察に繰り返し語りかけるなど、多彩な抗議行動になりました。                                                                                                          ▼佐々木有美の報告

…校長は前回6月10日に引き続き再度警察官18人を導入し、研修中止の要請に訪れた市民14人を校外に追放追い出しました。問答無用の学校側の態度は、戦前の軍隊・官憲を想起させます。ファシズムが喉下に迫る状況、抵抗をやめればすべて暗黒です。

今回は、ジョニーHさんがギター片手に学校と警察に痛烈なアピール、警官が思わず聞き入る一幕もありました。

▼根津さんの報告

警察権力に守られて「服務事故再発防止研修」を強行

報告 http://www.labornetjp.org/news/2014/0728tanaka

動画 http://www.youtube.com/watch?v=Mx7CPmeqU48&feature=youtu.be

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