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2021年9月30日木曜日

9/19 赤旗記事 五次訴訟原告・山口美紀さん

 9月19日付の赤旗日曜版

五次訴訟原告・山口美紀さんの記事が写真入りで掲載。 

東京「君が代」裁判5次訴訟の次回第2回口頭弁論は、11月8日(月)13時50分、東京地裁631号法廷、です。傍聴・支援をお願いします。 (被処分者の会・ 近藤徹さんから) 



2021年9月23日木曜日

お知らせ 被処分者の会定期総会

  お知らせ 被処分者の会定期総会

10月2日(土)に被処分者の会定期総会が行われます。近藤さんから。

被処分者の会が10・23通達撤回、不当処分撤回を求めて都教委と正面から対決する闘いを開始して18年経ち、10月2日に19回目の総会を迎えます。

今次総会は五次訴訟開始後の初めての総会となります。厳しい状況の中で提訴に踏み切った15名の原告を励まし、五次訴訟を全力で支えましょう。

コロナ禍の中、困難を乗り越え処分取消訴訟原告、元原告、再雇用拒否訴訟元原告、解雇裁判元原告、賛助会員を含め被処分者の会会員が一丸となって闘いましょう。下記総会に総結集をお願いします。

第19回被処分者の会定期総会

◆日時 10月2日(土)13時15分・開場 13時30分・開会

◆場所 としま区民センター会議室701〜703(定員117名)

(行き方)池袋駅東口5分。中池袋公園前。

◆総会の主なプログラム

・弁護団より 5次訴訟と今後の方針について

・議事 ◎総会議案「課題と今後の闘い」(事務局より)

◎五次訴訟原告団より

◎質疑・意見交換

◎会計(予算、決算など)

*議案書・資料などは当日配布します。

お知らせ 「君が代」五次訴訟・第2回弁論のご案内

 お知らせ 「君が代」五次訴訟・第2回弁論のご案内

★東京「君が代」裁判5次訴訟・第2回口頭弁論

(東京地裁民事36部。卒入学式及び再処分処分取消等請求事件。原告15名)近藤徹さんより

11月8日(月)

13時20分 傍聴希望者集合(裁判所前で事務局の案内あり)

13時50分 開廷

東京地裁631号(定員42名→→入廷者数21名)

 <注意>新型コロナのため入廷者数は通常の半数。また、裁判所の指示によりマスクの着用をお願いします。

終了後、報告集会。場所は追って連絡。

◆東京「君が代」裁判五次訴訟〜原告15名の大型訴訟がついに始まった!

都教委が10・23通達(2003年)を発出してから18年。「君が代」斉唱時の不起立などで処分された教職員は延べ484名(2020年12月)にのぼります。また、不起立を唯一の理由として退職時に再雇用などを拒否された教職員も70名を超えます。

新型コロナ感染拡大の中、今年の卒業式は、式を短縮するが、式次第に「国歌斉唱」を記載し、司会が起立を促し、教職員には職務命令で起立を強制するものでした。生徒・教職員を起立させて、CDで「君が代」を大音量で流すが斉唱せず、ただただ「起立しない教職員は処分する」と恫喝するだけの異常・珍妙な卒業式でした。都教委は従来の命令と処分の権力的教育行政を全く改めようとしていません。

こうした中、10・23通達とそれに基づく校長の職務命令の違憲違法の判断及び戒告を含む全ての処分の取り消しを求め3月31日、原告15名が東京地裁に提訴し、第1回口頭弁論が7月29日に行なわれ、来る11月8日、第2回弁論が行なわれます(東京で唯一の「君が代」裁判です)。

都教委の命令と処分の教育支配を変え、学校に自由と人権を取り戻すために、粘り強く闘われている「日の丸・君が代」強制反対の裁判に絶大なご支援を! 多くの傍聴支援をお願いします。

2021年9月10日金曜日

9/9都教委定例会 根津公子さんの傍聴報告

9/9都教委定例会 根津公子さんの傍聴報告

パラリンピック「学校連携観戦が『0』にならなかったのは残念。今もそう思う」と教育委員

今日の議題は、議案が

ア.「今年度都教委の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(昨年度)」イ.「都立学校における柔道事故に伴う損害賠償について」 

ウ.「教員等の懲戒処分について」

報告事項が、

エ.「夏季休業明けの都立学校の追加の対応について」(非公開議題)

オ.「東京2020大会におけるオリンピック・パラリンピック教育の取組みについて」(非      公開議題) 

カ.「教育庁職員の懲戒処分について」。エ、オ以外は非公開議題

★オのオリ・パラ教育の取組みについては——。

学校連携観戦を都教委が強行する中、

☆8月18日の夜に行われた都教委臨時会で、出席した4人の教育委員が観戦に反対した(欠席した北村教育委員は観戦に反対しない、もしくは賛成することを紙面で提出した)が、報告事項だからとして教育長は議案としなかった。

☆8月26日の都教委定例会で、遠藤教育委員は、「なぜ反対意見を言っただけで、止められなかったのか思い悩んできた。決議事項にしてくださいと言わなければいけなかった。(地域住民の意見を教育行政に反映する)レイマンコントロールの原則を実現できなかった」と反省の思いを述べた。山口、新井教育委員もそうした発言をしたという(東京新聞27日付)。

★だから、学校連携観戦を強行したことについての教育委員の発言を聞きたい。そう思い、コロナ感染を危惧しつつ傍聴に向かった。報道関係者の傍聴席は満員で、会場の入りきれない記者もいた。

★以下、オについてのみ、報告します。

〇まずは指導部からの報告。

「パラリンピック競技観戦(学校連携観戦)」は8月25日から9月5日まで。観戦「参加校数及び幼児・児童・生徒数」は新宿区・渋谷区・杉並区・八王子市で114校・9337人、都立学校6校・231人。直前の8月24日の調査では、3区1市の121校・20094人、都立学校6校・489人だった。直前になっても辞退が続いたということだ。

  ◎私が住む八王子市でも、辞退は直前まであった。市教          がバスを借り上げて3校86人が観戦したのだが、その2          日前に私たちが市教委に「学校連携観戦をやめる」よ            う  申し入れた際には「350人が観戦を希望している」          と市教委担当者は言っていた。八王子には小・中学校            107校がある。

〇指導部は「PCR検査機会の提供」などの「安全対策をとった」と安全策を並べたが、PCR検査をしたうち、「感染者数4人 陽性者は観戦には参加していない」と言った。

  ◎参加しなかったのは当たり前であって、観戦を希望す           る児童・生徒や引率する教員に陽性者が出たことは、           気にも留めていない様子だった。陽性者が出た学校               で、検査翌日あるいは翌々日に感染者が広がる危険性           は考慮しなかったということだ。千葉で観戦に参加し           た教員と生徒が感染したとのニュースが報じられたに           もかかわらず、である。ここには、学校連携観戦を実           施した、という「実績」を残すことが都知事や都教委           にあったということだろう。

〇そして、参加した児童・生徒・引率した校長の、プラス評価の感想を報告。直接観戦はできなかったが、最新テクノロジーを使っての「バリアフリーVR観戦」や、テレビ観戦しながら他校とオンラインで交流する「テレビ観戦・オンライン交流事業」、アスリートへの応援メッセージ動画をつくって「みんなの声をアスリートに届けよう!」に取り組んだ学校数の報告。

〇最後に、残り半年間に行なう今年度のオリ・パラ教育の総仕上げ・取組みについての提案・報告。手前みそ感たっぷりで、教育委員5人のうちの4人が観戦に反対する中、それを強行したことについては触れずじまいだった。

★報告を受けてまず発言したのは遠藤教育委員。

〇遠藤「ご苦労様でした。18日の臨時教育委員会で感染リスクを避けるべき、観戦はマイナスのアナウンス効果となってしまう、と私(たち)は発言したが、観戦が『0』にならなかったのは残念。今もそう思う。千葉で中止にしたことを都では議論したか。/VR観戦など、素晴らしい。直接観戦しなくとも、これでよかったのではないか。/日常生活の中で、共生の概念を育てていくべき」と。指導部の答弁は、「千葉とも連絡を取って、検討した。さらに安全に気をつけようとなった」。

〇新井教育委員は「万全を期すためにコスト増があったと思うが、それを調べる必要がある。マイナスの面についても客観的なことを残すのは都教委の使命だ」。

〇山口教育委員は「観戦に参加した各学校は、どういうプロセスで観戦を決定したかを検証し、残していくべき」と。

◎根津コメント

3人の発言に指導部は謙虚に耳を傾け、論議し総括すべきだ。

3人の教育委員の発言は、コロナ感染拡大防止・人命最優先からの、至極当然の発言ではある。でも、石原都知事時代の2000年以降、扶桑社歴史教科書や育鵬社・自由社の歴史・公民教科書を採択し、実教出版日本史教科書を実質採択させないことに手を貸してきた、以前の教育委員たちをこれまでずっと見てきたから、パラリンピック学校連携観戦に反対した教育委員の皆さんに、敬意を表したい気持ちにかられる。教育委員の仕事は、学校教育が子どもたちの人格形成に寄与するよう事務方の施策に対して意見し提言することである。今後とも、今回の姿勢で仕事をしていただきたいと切に思う。

ところで、オリンピックは学校連携観戦も中止としたが、パラリンピックではそれを強行した。そこには、障害者の活躍に触れることでのレガシーは大きい、との判断が都教委にはあったのではないか。学校連携観戦をやりきるという都知事の強い願望に沿うこととともに。

都教委は「重点的に取り組むべき5つの資質」の一つに「障害者理解」を挙げる。「優秀な障害者」を観戦しても「障害者理解」にはつながらない。「優秀ではない障害者」については理解しなくていいことになり、差別は拡大するだけだ。幼・保・小学校の入園・入学時から一緒に生活すれば、自然と「障害者理解」はできる。教育委員たちに、インクルーシブル教育についてわかってもらいたいものだ

2021年9月9日木曜日

9/9 都教委定例会 渡部さん傍聴記

 9/9 都教委定例会 渡部さん傍聴記

議事の「報告事項」の(2)に、

『東京2020大会におけるオリンピック・パラリンピック教育の取組について』がある。

その資料の中に「パラリンピック競技観戦」の<参加校数及び児童生徒数>が記載。

都教委は当初「オリパラ学校観戦」の人数を<80万人>としていた。しかしオリンピックでの観戦はなくなった。

4人の教育委員が反対したにも関わらず強行したパラリンピックについては、都教委は8月18日時点で<最大およそ14万人になる見通し>としていた。

本日の資料では、

しかし本日の資料では8月24日公表ではすでに<2万583人>に減少、最終的な実績は<9,563人>に過ぎなかったことがわかった。どんどん激減し、1万人にも満たなくなったのである。

八王子市は3校150人と紹介した(根津情報)が、その後根津さんから86人だったという知らせがあった。

杉並区は45校2000人と書いたが、実際にははるかに少ないだろう。

学校観戦に反対した4人の委員たちはそれぞれ次のようなことを述べた。

〇新井委員

万全を期すためコストが膨らんだ。検証が必要だ。テレビで中学生が、修学旅行について大人が延期してもやろうとすることに対し、「そこまでしなくていい」と言っていた。アリバイ作りまでして行くべきではない。上から一方的にやらせるのではなく、本当の子どもたちの気持ちを汲んであげるべきだろう。

〇遠藤委員:

①感染を避けるべき、②マイナスのアナウンス効果になるということでやっていいのかと述べた。かなり減ったが、望むべくは0であるべきだった。VR観戦、テレビ観戦、メッセージ動画作成などもあった。わざわざ観戦に行かなくてもよかったのでは。

〇秋山委員:

パラ教育の意義が強調された。テレビで競技を観戦しながら、他の学校とオンラインで交流はよかった。

〇山口委員:

この間議論をしてきたが、これこそ教育そのもの。正解はないかも知れないが、よりベターを目指す。検証が大事だ。各学校でも決定のプロセスをのこしておくことだ。「やればできる」の強調ではなく、パラリンピックでは助けてもらって夢を実現することはネガティブなことではない、はずかしいことでもない、ということがわかったのではないか。

〇これらの声に対し、都教委の担当者

「学校段階で考える機会になったのでは」と述べていたが、教育委員会でも、学校段階でも「考える機会」を奪っていたのは、彼らだったのであり、その結果、反発を招き、「学校観戦」は惨憺たる結果に終わったのである。

★ところで、東京五輪はコロナ感染を爆発させ、深刻な医療崩壊を引き起こし、終了することになった。そして、「打ちてし止まん」のスガ首相は終了以前に自滅してしまった。

その後自民党の総裁選びに入っているが、スガ氏を推した派閥は内部統制がとれず、アベ氏が「古い体質」の代表ともいえる高市氏を推している。だが両氏は、東京五輪が日本社会の「古い体質」を暴き出したことを理解できていないのだ。そのことは、いずれ明らかになるだろう。

都教委からの回答 なんと9/3にだ

 都教委からの回答 なんと9/3にだ

パラリンピックが終わる2日前の9月3日(金)の日付で、8月5日に都教委包囲首都圏ネットワークで出した「前回の不誠実な回答に対する抗議とパラリンピックへの小中学生の動員中止の要請」に対する回答が届いた。

回答はほとんどこれまでと変わらないものだったが、その中で「きわめて危険な『パラリンピック観戦」を中止してください」という要請に対する回答は次のようなものであった。

<競技観戦は、子供たちにとって、世界最高峰の競技を直に感じることができる貴重な経験の機会であり、競技観戦を希望する学校にその機会を提供するものです。>

これを読むと、いかにももっともらしいが、<競技観戦を希望する学校にその機会を提供するものです。>にはウソ・逃げ口上が述べてあると言わざるを得ない。

なぜなら都教委は学習指導要領にもない「オリパラ教育」をこの間全校に年間35時間×6年間も強制し、「オリパラ観戦はその集大成」とまで述べ、「学校観戦」を全校に実質的に強制していたからである。

それを<希望する学校にはその機会を提供するものです>などと、いかにも学校側が希望しているから提供すると述べている。これは黒を白というようなものだ。責任逃れも甚だしい。

★ところで、この問題について9月6日に八王子市議会で前田市議が、問いただした。

(以下根津さんの報告からです。全文は下に貼り付けます。)

☆前田市議

教育課程の編成権は学校にありますよね」と前田さんが確認すると市教委は 「そうです」。学校連携観戦については「各学校の判断による」「各学校の希望を市教委は支援する」と。教育課程の編成権は学校にあるとの観点から答弁。

前田さんは、市教委の言質をとったうえで、19年12月に学校連携観戦希望に関する、都教委から降ろされた調査で、校長たちが書いたことをいくつか読み上げました。「自由記述欄」に書いたものです。

「市教委が全校全学年というから参加希望を出すが」と書いた校長をはじめ、回答を寄せたほとんどと言っていいほどの校長が、熱中症や公的交通機関利用による危険を心配しています。

その記述を読み上げたうえで、前田さんは「これでも各学校が学校連携観戦を希望していたというのか、実態は「各学校の判断」ではないではないか」と迫りました。

市教委は墓穴を掘り、学校連携観戦のまやかしが白日の下にさらけ出されました。

これが実態である。

★ところで、100以上の小中学校がある八王子で学校観戦に参加したのは3校で150人。(1校当たり50人)

60以上の小中学校がある杉並区では45校で約2000人。(1校当たり44人)

東京都全体では62自治体で学校観戦に参加したのは八王子・杉並・渋谷・新宿の4自治体だけ(6%)。

それでも彼らは「やったやった」という。実質的には「オリパラ教育の集大成のオリパラ観戦」は多くの人々の反対に会い、大失敗に終わったのである。

9月9日(木)の都教委定例会で、「学校観戦」を強行した教育長、そして反対した教育委員らは何と言うのだろうか。


2021年9月7日火曜日

パラリンピック閉会式に抗議

 パラリンピック閉会式に抗議

9/5、パラリンピック閉会式が開かれる新国立競技場の最寄り駅であるJR千駄ヶ谷駅前で午後7時から、パラリンピックに反対する抗議集会が開かれました。(吉田)

呼びかけは、反五輪の会とオリンピック災害おことわり連絡会。

有志は、午後6時過ぎに原宿駅に集まり、千駄ヶ谷駅までパラリンピック反対の「リレーデモ」を行い、少数で歩道を歩いていたのに、公安警察や警備警察は執拗に妨害をし続けました。

















警察が阻止線を張って新国立競技場に近寄れないため、千駄ヶ谷駅前での抗議集会になりました。

午後7時前にJR千駄ヶ谷駅前広場の一角で、集会準備を始めたところ、突然警察機動隊が、集まっていた人たちを取り囲み、追い立て始めました。警察は排除理由として、「JR駅長が、構内からの退去を求めた。」と言い続けていましたが、「JRはそんなことを警察に要請していない」との声もありました。

警察が勝手に正当な理由もなく駅前にいる人たちから、《反対派と思われる人》を選び、排除しようとしたのです。

そのうち座って荷物を確保している一人を屈強な4人の機動隊員が手足をつかみ、駅前広場の反対側(新国立競技場から遠い側)に引きずっていきました。





















あわや逮捕かとも思われましたが、マスコミにも監視され、さすがに逮捕はできなかったようです。

当初、警察機動隊の暴力し放題でしたが、しばらくすると、当初集まっていた場所での集会が始まり、結局その場で午後9時半過ぎまで抗議集会は続き、やりきりました。

この反対行動には7〜80人は参加していました。公安警察・機動隊は、数百名いたでしょう。


2021年9月6日月曜日

パラリンピック観戦動員 千葉県の場合

パラリンピック観戦動員 千葉県の場合

※パラリンピックは9/に終わりました。反五輪ネットなどは最後の日まで抗議行動を続けました。

パラリンピックは終わりましたが、千葉県教委への反対の申し入れをした学校合同の報告をアップします。

 8月19日に出したパラリンピックへの観戦動員反対等の要請書に対して、千葉県庁公聴室から学校合同のメールアドレスに返信が来ました。(千葉学校合同の吉田)

1.千葉市での感染事故が起きてから観戦動員したことを、その経過や反省を抜きに、8/31からの観戦動員を中止したと書いています。

2.パラリンピック開催は、国や組織委員会の責任だと逃げています。

3と4は、教育委員会に答えさせて、私が電話で追加した、パラリンピック動員参加者への事前PCR検査やワクチン接種(希望者)を行ったかどうかには触れていません。

(たぶんやっていない。)

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千葉県では、個人情報保護のため全てのメールの宛先をBCCとして送信しています。)

 千葉学校労働者合同組合 書記長 𠮷田 晃 様


 千葉県庁報道広報課広聴室です。

 令和3年8月20日に、FAXを拝見しました。

 返信が遅くなってしまい、大変申し訳ありません。

 千葉県政について御意見・御要望をいただき、ありがとうございます。

 お問い合わせいただいた内容につきまして、はじめに事前キャンプ・大会競技支援課からお答えします。

 1、パラリンピックへの学校連携観戦の中止を決定することについて

 8月31日以降に千葉県内で実施される学校連携観戦については、中止としました。

 つぎに開催準備課からお答えします。

 2、オリンピック開催同様に、感染拡大を誘発するパラリンピックの中止を求めることについて

 パラリンピックについては、組織委員会や東京都、国において、安全・安心に開催できるよう適切に対応するものと考えています。

 最後に教育政策課からお答えします。

 3、子どもたち・教職員の全てに、毎日PCR検査を行うことについて

 4、子どもたち・教職員の希望者全てに、かつ早急に希望するワクチンを接種することについて

 PCR検査について、県教育委員会では、緊急事態宣言中の児童生徒の教育活動の機会の確保を図るための支援の一つとして、各種大会など校外での活動や宿泊体験学習等の児童生徒の教育活動の参加者のうち希望する方を対象とし、活動前に実施可能なPCR検査を準備しており、感染予防対策の一つとして活用いただくこととしております。

新型コロナワクチン接種については、県立学校の教職員は、令和3年9月7日から県職員等の職域 接種を行う予定となっております。

 また、特別支援学校の教員は、千葉県高齢者 集団接種に合わせて、蘇我及び松戸会場で一部の職員が実施した他、近隣大学の職域接種における打診を受け、随時、希望のあった職員が接種を進めているところです。

 なお、ワクチン接種はあくまで任意のものであり、義務付けるものではないことから、全ての職員が接種することは難しいですが、文部科学省より大学拠点接種や地方公共団体の大規模接種会場を活用し希望する教職員のワクチン接種が進むよう取り組むことが示されておりますので、県としても必要な取組を進めてまいります。

千葉県教育庁企画管理部福利課 043-223-4123

千葉県教育庁教育振興部学校安全保健課 043-223-409

 以上のとおりです。

 今後も県の行政に対して、御理解、御協力を賜りますようお願い申しあげます。

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千葉県総合企画部報道広報課

            広 聴 室

このメールは送信専用のメールアドレスから配信されています。

御返信いただいてもお答えできませんので御了承ください。

2021年9月2日木曜日

パラリンピック学校観戦 やめない自治体

 パラリンピック学校観戦 やめない自治体

8月24日からのパラリンピック開催を前に、子どもたちの学校観戦に反対する運動が都内各地で行われ、多くの自治体で中止となり、結局強行するのは、62自治体中4自治体(新宿区、渋谷区、杉並区、八王子市)となりました。しかしその4自治体でも反対運動は行われました。(渡部)

■杉並区の場合など

杉並区では、26日区役所前に50人位が集まり抗議行動が行われ、区長や教育委員会、各学校には毎日多数の抗議電話が寄せられました。また28日と29日に武蔵野市で行われたパラ・バスケットの学校観戦に参加した小学生の1人が実は濃厚接触者だったということがわかり、二学期を前に学校中が戦々恐々としているそうです。

なお、杉並区教委は2400人の希望があるといっていましたが、28~29日は「400人のキャンセルがあった」(済美教育センター)との事です。ちなみに杉並区の小学生の数は2万1000人超です。(この後残っているのは3校だけですが、千葉県で引率教員2人の感染が明らかになり、学校観戦が中止になりましたので、キャンセルはさらに増えると思われます。)

また、9月2日~10月7日まで、区内全小学校の4年生が「座・高円寺」(定員240人)で演劇鑑賞ということです。それに反対する区民の方が、本日(8月31日)昼の杉並1000人委員会の街宣に参加し、「危険だからやめるよう声を上げて欲しい」と訴えていました。

■新宿区の場合

新宿区では、この間6人の小学生がコロナに感染し、該当する学校は観戦にはいかないだろうということです。また現在、観戦反対の署名運動も起きており、9月2・3・4日(小学校)、5日(中学校)に行われる観戦に反対するため、明日(9月1日)申入れが行われるそうです。

■八王子市の場合

八王子市には、100以上の小中学校があるということですが、8月27日現在の観戦参加希望者は350人で、一校あたり3.5人以下です。そして現在ではその半分以下になっているようです。八王子市はこれでも強行し「学校観戦をやった」と言うのでしょうか。

■スガ・小池・都教委の実績づくりの延命は失敗

スガ首相や小池知事は、オリンピックで中止になった学校観戦を、その時よりもはるかに深刻なコロナ感染下で、「教育的意義がある」などと言って強引にパラリンピックの学校観戦を強行しました。

都教委も「観戦はオリパラ教育の集大成」と言って5人の教育委員中4人が反対したにも関わらず強行しました。

しかし、東京で見ても62の自治体中、応じたのは僅かに4自治体、しかもその内容を観れば、貧弱極まりない参加者数です。これでどこに「教育的意義がある」と言えるのでしょうか。まさに、パラリンピックの学校観戦は、選手の為でも子どもの為でもなく、彼らの実績づ作りと延命のためのものであったことがハッキリしました。そして、却って彼らの異常さを浮き彫りにしました。

彼らはそれでも「学校観戦をやった」と言うでしょうが、オリンピックでの中止、パラリンピックでの惨状、をみるならば、実際には「大失敗に終わった」と言えるのではないでしょうか。そうして、それに反対して立ち上がり、それを最小限に押しとどめ、多くの子どもたちの健康と命を守った「多くの人々の勝利」と言えるのではないでしょうか。

したがって今後、彼らの失敗を暴露し、その結果起きてくる様々な問題(コロナ感染の拡大、生徒間・教職員間・保護者間の亀裂など)に対し、引き続き彼らの責任を追求して行くことが重要ではないでしょうか。

闘いはまだまだ続きます。