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2021年8月27日金曜日

 8/27  東京新聞報道 8/27の都教委定例会



8/24パラリンピック反対の闘い

 8/24パラリンピック反対の闘い

8月24日(火)夜、デルタ型新型コロナウィルスが爆発している中でも、東京パラリンピックの開催が強行されようとしていた。(吉田)



反五輪の会やオリンピック災害おことわり連絡会が呼びかけて、午後7時から新国立競技場前のJOC前で、パラリンピック開会式に反対する行動が呼びかけられていたが、8月8日に警察によって不当に通行止めされた秩父宮ラクビー場前の横断歩道よりさらに手前で、警察機動隊により反対行動参加者に阻止線が作られ、警察の作った《反対派ブース》の中に閉じ込められることになった。



午後9時過ぎまで、反対行動は続けられたが、その途中では警官に殴られ頭から血を流した女性や不当逮捕者まで出た。

 頭を殴る暴行を振るった警官たちは誰も逮捕されることはなかった。集まった仲間は、7〜80名ほどだった。

応援見物の人もちょっといたが、オリンピックに比べるととても少なかった。

私たちの他に、動物虐待反対を訴えるグループ7〜8人もきていて、馬術競技に反対していた。

2021年8月26日木曜日

パラリンピック  学校観戦の強行 千葉県の場合

 パラリンピック  学校観戦の強行 千葉県の場合

8月19日づけで、千葉県知事や県教委に出したパラリンピックの観戦動員反対の要請書(添付ファイル参照)の返事がどうなっているのか、千葉学校合同の吉田として、千葉県庁の報道広報課 公聴室「ご意見・ご質問」担当に午前10時半過ぎに電話しました。

要請書

  1. パラリンピックへの学校連携観戦の中止を決定すること。

  2. オリンピック開催同様に、感染拡大を誘発するパラリンピックの中止を求めること。

  3. 子どもたち・教職員の全てに、毎日PCR検査を行うこと。

  4. 子どもたち・教職員の希望者の全てに、かつ早急に希望するワクチンを接種すること。


パラリンピックの観戦動員反対について電話・FAX・メールで相当の意見が集中しているとのことで、

返事は出す予定だが、いつ出せるか分からないとのこと。返事は担当課で準備するそうだ。

とりあえず、いくつか質問もあるので直接話したいと言ったところ、

担当だという千葉県オリンピック・パラリンピック推進局 事前キャンプ・大会競技支援課に回されました。

 電話に出た若そうな男性職員に、

 オリンピック開催時よりもデルタ型ウィルスの爆発的蔓延状況が進んでいる中で、オリンピックの時には観戦動員をしなかったのに、なぜ今回は止めないのか、きちんと説明してほしいといっても、満足に説明できません。

 感染防止対策をとって行っているというので、どんな対策をとっているのか聞いてみた。

電話口の職員が上げた対策は、

1.      公共交通機関を使わないで参加校の送迎に貸し切りバスを出している。

2.      不織布マスクをつけてもらっている。

3.      競技場の席を1席ずつ空けて、間隔をとっている。

4.      その席などの消毒を行っている。

でした。

 貸し切りバス以外は、この1年日常的に行っているごく普通の「対策」でした。

 「デルタ型ウィルスが爆発的に蔓延して、今まで感染が少なかった小中学生にも、感染者がどんどん増えているのに、従来型の対策しかしないで、《感染対策をしている》といえるのか?」と問いかけても、それ以上の回答は出ませんでした。

 千葉県庁に、観戦動員の中止を求める電話やFAX・メールが殺到していることは分かりました。

 それでも今のところ、突っ走るつもりのようです。

 夏休み明けに、学校でクラスターが爆発するような状況が出ない限り、今のところ突っ走るつもりのようですが、観戦動員の不安を訴える県民の声が相当大きいことも感じました。

 どんどん、電話やFAX・メールで中止を呼びかけると熊谷知事も動くかもしれません。




以上

パラリンピック 八王子市教委への要請 

 パラリンピック 八王子市教委への要請 

戦争をさせない八王子市民集会実行委員会で要請

こちらの参加者は6人、対応した市教委は4人でした。

要請事項は2点

①パラリンピックの中止を都と政府に強く求めること

②他の自治体のように、八王子も小中学生の学校連携観戦を中止せよ。

 感染症の専門家でもない教職員に学校連携観戦の判断をさせることは、学校現場に新た な矛盾と混乱を持ち込むことになる。

質疑

実行委:「なぜ、八王子市・教委は学校連携観戦をやめようとしないのか。」

市教委: 「希望している子どもたちがいる。」

実行委:「行政は、市民・子どもの命をまもることが最優先の役割。その検討をしたのか。市教委:「学校は感染対策をしている。無観客だから、学校生活と変わらない。」

 「もしも感染した場合には、街中で感染したのと同じ。あなたたちがここに来たのも、不要不急の外出だ。」

  →居直り!

実行委:「観戦で感染したら、不作為の責任が出てくる。責任はどこ、誰がとるのか。市教委か。

 →と質しても、答えない。                                              →「観戦する子どもたち・教員については、知事は検査キッドを配付すると言った。   朝日新聞では、『3日前までに検査キッドを配布』と報じた。

実行委:「検査をしたうえで観戦に連れていくのか」

市教委:「都教委から通知が来ていないので、都教委に訊いてほしい。

 →ということは、検査をしないで観戦させることもあるということのよう。

 「あなたたちは報道に惑わされている。

 →横柄にもほどがある。

★市議の何人かがそれぞれ「観戦中止」を要請した際には、市教委の回答から、実質、観戦はさせないと受け取った議員もいました。これは1週間前のことでしたので、その後、市教委は何が何でも強行するという方針にしたのかなとも思いました。

2021年8月25日水曜日

8/25 戦争させない杉並1000人委員会の報告

 8/25 戦争させない杉並1000人委員会の報告

杉並区役所に電話を入れる。区長へと言ったら苦情係のEさんが出てくる。

臨時都教委での教育委員4人の反対や江戸川区、江東区の中止などを話して、「中止すべきだ」と言う。

苦情係のEさん

・現在状況が動いている

・検査キットも届いていない

・毎日何件もの苦情電話がはいってきている

・今日も100件以上も入って来ている

・バスの手配などどうなっているかわからない

・どうなるかわからない

・区長に伝えておきます

と言いました。

8/24東スポ記事 8/24パラリンピック開会式への抗議行動

 8/24東スポ記事 
パラリンピック開会式への抗議行動

見出し「国立付近でパラ反対デモ隊が警察と〝衝突〟 動物愛護団体も加わり現場大混乱」

8/24(火) 20:30配信

パラ反対デモと警察が対峙した

東京パラリンピックの開催中止を求める有志らが24日、開会式が行われる国立競技場付近で抗議デモを行った。

反五輪の会のメンバーなどデモ参加者は開会式開始前の午後7時に国立競技場周辺に集結。日本オリンピック委員会(JOC)事務局が入るビルの前で抗議活動を行う予定が、交通規制により国立から約300メートル離れた秩父宮ラグビー場付近で「パラリンピックやめろ」「今すぐやめろ」「パラリンピック反対」「強行するな」「IPCは帰れ」などと訴えた。

抗議開始直後は周辺警備にあたった警察と〝衝突〟。「警察は抗議活動の妨害をやめろ」「警察帰れ」と怒号が飛び交い、現場が大混乱になる一幕があった。デモ関係者によると、参加した人から負傷者が出たという。

 一方、反対デモの中には動物愛護を訴える人も。〝パラリンピックから馬術を除こう〟とプラカードを掲げる参加者や「五輪、パラの動物利用をやめて」「殺さないで」との声が上がった。

2021年8月24日火曜日

関東障解委はJPIに申し入れをした

 関東障解委はJPIに申し入れをした

8月23日、関東障害者解放委員会となんぶユニオン、大行進北部などの連名でパラリンピック中止の申し入れを蛎殻町の日本パラリンピック委員会(JPC)に対して9人で行いました。

JPC側は戦々恐々で、予定時間前になったらビル前に出していた「パラまであと1日」の看板を引っ込め、女性の事務員が「受け取るだけです」と応対。途中から別の職員も介入してきましたが、やりきりました。その上で、ビル前でパラ反対アピールの小集会も行いました

 主な主張

★IPCのパーソンズ会長は「消費者がスポーツイベントに対し迫力のあるスポーツ以上のものを求める時代がやってくる」と言う。それって障害者スポーツを健常者のIPC会長らが儲けの食い物にするってことだよね? 障害者の日常生活や差別・分断との苦労などまったく想定されてない。

★「共生社会の実現」掲げるパラリンピックにはマスコミも肯定的報道が多い。その中で「できる障害者」と「そうでない障害者」を分断し利用するパラはいらないと障害者と労組が一緒に声をあげたことは大きな意味がある。パラの源流は戦傷者復員事業であり戦争政策そのもの。戦争と差別絶対反対!

★JPCへのパラリンピック中止申し入れのあと、障害者当事者の男性は訴えた。

「学校連携観戦? 人の命をなんだと思っているのか!」「一部のエリートの障害者を持ち上げ、それ以外の多数の障害者を切り捨てる。多くの障害者がやめてほしいと思ってる>

8月23日夜、報告のツイートを出しましたが、思った以上の反応です。

400以上のリツイート、500以上の「いいね」。今も伸び続けています。今日が開会式だというタイミングもあったでしょう。

重要なのは、22人がコメント付きリツイートしてくれていて、その内容です。障害者当事者の方もいます。

コメントを下に並べました。

●障害者の中でも選りすぐりのエリートのお遊戯会でしかない。何かしらある正解を示すと他人と自分を良し悪しだけで比べてしまう。分断を助長することだけはやめてくれ。

俺達は何も出来なくて当たり前なんだ。周りに無理に希望を与える必要もない。謙遜して感謝する必要もない。俺達は障害者だ。

●一障害者の俺もそう思う。パラアスリートって超エリート。陸上の義足なんて車が買えるほどの値段。そんなのを何本も持ってるアスリートと、保険でまかなえる義足の自己負担金をいかに工面するか悩む俺とでは雲泥の生活レベル。あの人たちは全然、“俺たち”の代表ではないんだよなぁ。

●【能力主義と共生社会実現は相容れない】

パラ競技を見て感動しつつも、どこかに違和感を覚える理由はここ

身体能力を競わせるイベントは、「身体能力に関わらず、全ての人は尊重されるべき」というメッセージと矛盾する

●ほんまこれ。恐ろしい逆教育効果だよね。例の、役立たずは死ねにも通ずるダブスタ。町内の身体障害者のおっちゃんやおばちゃんと交流せえよ、って話。超人パラ選手にしか教育効果はないのか。

●オリンピックもパラリンピックも選手が飛んだり跳ねたりするのを見せ物にしての金儲け商業イベ。本質は古代ローマで奴隷拳闘士が闘うのを貴族が高見の見物したのと同じ見せ物で、それに金儲けが乗っかったのが現代五輪。

●オリンピックもそうだがパラリンピックも主目的は政治利用。誠実で純真な選手たちを利用する悪辣な連中が許せない。スポーツの世界でも障害者の世界でも格差を作り出す。それは一般社会に格差を作り出すのと同質な力が働いているように思う。

●パラ強行は、成長期の子どもたちに、忖度とか大人の都合についての『気づき』を与えるでしょうね。

●なるほど。パラアスリート=エリート。その考え方は、なかった!ここにも、分断が。

●障害の差異を細かく分けて、競争させて。差別の助長でしょう。分けてどうする❢

●「成長期の子供たちに『気づき』を与えるって、言い方悪いけどまんま「感動ポルノ」じゃね?

●感染症の時期に開催することの是非より、もっと根本的な問題ですのう。

●なるほど…こういう視点もあるんですね。

杉並区からの報告と新婦人の会江東支部からの報告

 ■杉並区はやめようとしてない。

8月24日朝、済美教育センターに電話を入れる。(渡部)

:8月10日頃に電話で聞いたときは、済美養護学校以外の小中学校はパラ観戦は中止ということだった。それが、18日に都教委からの急な要請により学校現場に希望を聞くことになったのか。

:そうです。

:区全体で2400人も希望が出たそうだが、どうやって連れて行くのか。学校ごとに希望人数がばらばらになはずだが…。

:区教委が全体のバス、検査、などなどを手配して先生たちにも協力してもらい連れて行く。

:では何かあった場合、誰が責任をもつのか。:区教委と言うことになる。

:都の教育委員5人中4人が反対しても都教委が強行してきたのだ。それでもいいなりか。

:私たちは何も言えない…。

:都教委の事務連絡には当日でもキャンセルできる、と書いてある。あなたたちも大変だろう。無理すれば事故も起きる。これからでもキャンセルできるのだからよく考えてください。

:はい。

★その後、昼に、方南町駅前で「杉並1000人委員会」の街宣を5人でやった。ビラの受け取りは比較的よかった。そのとき、江戸川区は中止したというニュースが入った。

明日は「杉並名もなき市民の会」が杉並区教育長に、学校観戦中止の申入れをする。

新婦人の会江東支部からの報告

江東区のパラ学校観戦に反対の新婦人の会江東支部から

8月24日の連絡

★8月24日、江東区が学校連携観戦の中止を発表しました。 


新日本婦人の会 江東支部からの報告

 江東区で学校観戦に反対して、署名を集めている闘いの報告です。

新日本婦人の会 江東支部からの報告

キャンペーン「 災害級の新型コロナ感染拡大の中「パラリンピック学校連携観戦」を行わないことを求めます」の発信者の 新日本婦人の会 江東支部 さんが、進捗状況を投稿しました。 確認して、進捗にコメントを返しましょう。( Change.org)

署名を集めているャンペーン(署名を集めている)の進捗状況 

要請書と、49,481署名簿(8月23日12時40分)を江東区長宛に再度提出しました。 

賛同いただきありがとうございます。

8月23日12時40分時点で集まった49,481 署名(A4用紙900枚ほどにもなりました)を添えて、江東区長宛に本日、再度提出しました。

(要請書は以下のリンクからご覧ください)https://twitter.com/shinfujinkoto20/status/1429672948894375943?s=20 



 


江戸川区はパラリンピック学校観戦を撤回した。

 江戸川区はパラ学校観戦を撤回した。

※江戸川区のホームページを明ける。→「江戸川区からのお知らせ」→画面左に「新着情報」。そこに、「8月24日 東京2020パラリンピック競技大会「学校連携観戦プログラム」への参加の中止について」とある。→そこをクリック→江戸川区教育委員会が開く

★江戸川区教育委員会

「東京2020パラリンピック競技大会「学校連携観戦プログラム」への参加の中止について【8月24日更新】

江戸川区では、区内公立学校・幼稚園の子どもたちが競技の観戦を通して、一人ひとりの心にかけがえのない記憶となる貴重な機会として、同プログラムへの参加を決定し準備を進めて参りました。

しかしながら、現在の新型コロナウイルスの感染状況が拡大していることを鑑み、同プログラムへの参加を中止することと判断いたしました。

競技会場での観戦を楽しみにしておられたお子様には、再び大変残念な思いをさせることとなり申し訳ありませんが、何卒ご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

保護者の皆様へ【学校連携観戦プログラムへの参加中止について:8月24日】(PDF:3KB)(別ウィンドウで開きます)」

とあります。江戸川区は中止しました。

★市民団体「大行進江戸川」が区役所前ビラまき

この日、8月24日朝、「大行進東部」は江戸川区役所前で「中止せよ」のビラまきをやり、そのあと、区教委を訪ねて、申し入れをしたところ、対応した指導主事は「ビラは受け取りました。たくさんの意見をいただいて、今再検討しているところです。このビラも上げます」と言っていました。

その後、ホームページで中止が公表されました。


2021年8月23日月曜日

お知らせ パラリンピック開会式抗議 スタンディング

 お知らせ パラリンピック開会式抗議 スタンディング

【主催】 

 オリンピック災害おことわり連絡会

 反五輪の会

★開会式抗議スタンディング

  8月24日(火) 19時 JOC前(外苑前駅) 

https://japan-olympicmuseum.jp/jp/access/

★何が問題?!パラリンピックに反対する集会

8月29日(日)15時~17時 

VIMEOによるweb集会です!

  <スピーカー> 

  岡崎勝(自由スポーツ研究所)

  北村小夜(元教員)

 増田らな(反五輪の会、特別支援学校教員)

おことわリンクのブログから視聴できます!

  ↓  ↓  ↓

http://www.2020okotowa.link/


五輪は終わったが、そのツケは早くも私たちの社会を覆い始めています。

開催中1万人を突破したコロナ感染者数は、終了後2万人を突破(全国で)、その勢いは止まらず「制御不能、災害レベル、自分の身は自分で守る」(8.12東京都 モニタリング会議)という状況が続いています。「人の命より五輪が大事」ー開 

催都市で繰り返されてきた棄民化の政治が、誰にもわかる形で露呈した史上最悪の東京大会でした。

で、あろうことか、「災害レベル」の状況の中、今度はパラリンピックを開催するといいます。あり得ない!元々は戦傷者のリハビリから始まったパラリンピック。競い合うことで社会復帰を促すことが原点でした。

現在はどうでしょう?スポンサーからの支援を受けられる一握りのパラアスリー トたちが、高額の装具で競い合います。IPC(国際パラリンピック委員会)の定めた厳しい選考基準をクリアした選手だけが参加できる特別の大会なのです。 

「障害者を対象とした、もう一つのオリンピック」(東京都オリ・パラ準備局)は、障害を持つ多くの人とは無縁の世界です。

「もう一つのオリンピック」はオリンピックとは別のものです。五輪の中で多様性を謳っても、決していっしょにはやりません。すでにパラアスリートの記録が オリンピックメダリストの記録を追い越す勢いの競技もありますが、五輪大会へ の参加は却られました。なぜ?「障害」を克服して一流にたどり着いたトップ・ パラアスリートの姿は、人々に感動を与え、「健常」と言われる人々に努力を求める格好の道徳教材になります。実際、このコロナ禍、無観客でも教育的意義があると、子どもたちのパラ観戦(学校連携観戦)が検討されています。許せん! 

与えられた枠組みの中で 顕彰されるパラリンピックは真の障害者理解とは程遠いもの、私たちの求めるインクルーシブな社会は、もっと身近なところからしか始まらないと思います。

障害を持つ人とそうでない人、障害者の中にもより、差別と分断、そして優生思想を内包するのがパラリンピックです。オリンピックもパラリン ピックも根底にある問題性は同じだけれども、もっと複雑なのがパラリンピックなのではないでしょうか。オリンピックもパラリンピックも、どちらもいらない。パラリンピックの開催に反対します! デモと開会式への抗議に集まれ! 学習会にも参加してください。


2021年8月21日土曜日

パラリンピックをやめよの情報 ■江戸川区教委が保護者宛てに出した依頼書(8/20付) ■江戸川区立船堀小学校校長が保護者宛てに出した依頼書(8/20付)

 パラリンピックをやめよの情報

8月27日(金)に有明テニスの森で開かれる車いすテニスの観戦について、保護者の承諾書を求める依頼書

承諾書がなければ観戦に連れていくことはできません。

8月25日(水)までに「参加する」「参加しない」の返事を求めています。 

8月26日(木)までに参加人数を区に知らせるから、と。

保護者の皆さんはコロナ感染状況をよくよく考えて、返事をしてください。

私たち都教委包囲ネットは観戦中止が最良の策と考えています。

■江戸川区教委が保護者宛てに出した依頼書(8/20付)

■江戸川区立船堀小学校校長が保護者宛てに出した依頼書(8/20付)



パラリンピックの学校観戦やめよの情報

パラリンピックの学校観戦やめよの情報 

■江東区教委のパラ学校観戦決定に中止要請

 災害級の新型コロナ感染拡大の中「パラリンピック学校連携観戦」を行わないことを求めます。

緊急要請 パラリンピックにおける「学校連携観戦」の中止を求めます

発信者:新日本婦人の会 江東支部 

宛先:小池百合子東京都知事、山崎孝明江東区長

新日本婦人の会江東支部は、これまでも、子どもたちの「東京五輪観戦」の 計画中止を求める署名活動をしてましりましたが、この度、パラリンピックの学校連携観戦が決定したことを受け、小池都知事、山崎孝明江東区長あてに、「パラリンピック学校連携観戦の中止」を緊急要請することといたしました。

よって、以下の要請書を提出する予定です。(8月21日16時45分提出)

引き続き賛同していただける方の署名をお願いいたします。(新日本婦人の会江東支部)

〇要請事項

 子どもたちや家族、広く都民、国民の間に「新型コロナ感染拡大の危険リスク」を高める東京パラリンピックの「学校連携観戦」は行わないでください。

〇要請理由

 東京及び全国でのコロナ感染は、都知事が「災害」と表現するまでの非常事態になっています。それもデルタ株など、変異ウイルスが急拡大しています。変異ウイルスは水疱並みの空気感染を伴い、子どもへの感染が急拡大し、子どもの重症化例も報告されています。江東区内の感染者数(東京都発表累計)は、2021年8月1日~15日の半月で2,252人。昨年の2020年1月~12月の1年間2,017人を上まわるという驚愕の拡大状況です。江東区内でも、多数の保育園や児童施設での感染がみられ、クラスターも発生しています。そして子どもを介して家庭内感染が広がります。次々と都民に感染を広げ、毎日4~5千人を超す都民の感染者が出ています。

 事態はオリンピック開催前よりも非常に悪化しています。オリンピックですら学校連携観戦を中止したのに、なぜパラリンピックでは強行しようとしているのでしょうか?「災害」の中での強行実施。避難所にいる人を豪雨の中に投げ出すような危険な行為です。

 江東区では今まで、パラリンピックの対象学年ではなかった学年や中学生にも観戦対象が広げられています。「学校連携観戦」のお知らせは実施日8月27日の僅か10日前8月17日に、はじめてメールで当該保護者に知らされました。子ども達への直接の説明もない中、参加の希望は2日後の19日までの回答としています。実際に子ども達に付き添う教職員の方も具体的な実施方法や内容が吟味されていない中での突然の「パラリンピック学校連携観戦」という学校行事などあるのでしょうか?

平常時であれば教育的意義があるでしょうが、今は子どもを感染から守ることが、行政としての責任です。次々と感染を広げ、クラスター感染も引き起こしかねないパラリンピックの学校連携観戦を行わないことを強く求めます。

2021年8月20日金曜日

パラリンピックの学校観戦やめよの情報

 パラリンピックの学校観戦やめよの情報

パラリンピックをやりたがっているは菅政権であり、小池都知事と教育委員会です。医療の崩壊に私たちは直面しています。論ずるまでもなく、パラリンピックへの学校観戦は子どものことや社会のことを考えたら、一も二もなく反対というのが当然です。諸情報をつかんで、反対しましょう。

■東京新聞記事











・都立学校23校とは特別支援学校  

・教育委員の北村友人さんは東大教育学部教授

・観戦する子どもは保護者の許可が必要

・責任は「学校管理者」の学校長がとる。教育委員会がとるわけではない。


■杉並区教委はムチャクチャに混乱

8月19日(木)夜10時前、「五輪中止を!杉並名もなき区民の会」の方からメールが届きました。(渡部報告)

杉並区では、養護学校を除き小中学校の観戦はない、となっていたのですが、突然以下のようなことが起きてきたのです。パラリンピックへの「学校観戦」でいかに滅茶苦茶なことが起きているかがよくわかります。

しかもそれを都教委が8月18日に8区の教育委員会に要請し、8月19日の15:00まで返信しろというのです。

★区民からのメール

今、杉並区内小中学校は、急なパラリンピック観戦について大混乱を呈しています。

経緯と問題点を、分かっている範囲で明らかにしていきたいと思います。

〇経緯

8/17(火)

都教育委員会から教育長名で8つの区(江東、新宿、杉並、江戸川区、渋谷区、千代田区、墨田区、八王子市)の教育委員会に電話で連絡。

パラリンピックの児童生徒観戦を保護者の同意の下、希望を募るようにとの内容。

8/18(水)

午後5時 区教育センター統括指導主事名で各学校にメール。(区内教師の方からの情報としてお送りした通達メール)

翌日19日15:00迄希望を聞き返信するように、という急な締め切り。

上限300名とのこと。

8/19(木)

午後3時締め切りとのことで各校管理職、担任教師、夏季休業中の研修、休暇返上で保護者、教委への対応に当たる。

〇問題点

★☆都教委から連絡のあった8区は、パラ観戦を明確に反対しなかったところです。中でも杉並の田中区長は、パラ観戦をさせたいとの要望書を、都知事とIOCに出しています。従来の区長の姿勢が、今回の混乱の素になっています。

★☆都教委から区への連絡は、文書ではなく電話です。正確な連絡内容が後日に残らない、とても不明瞭なものであることが問題です。

★☆責任の所在が不明確です。保護者の同意を取り、児童生徒本人の希望により募る、ということから、保護者児童生徒の自己責任か?

教師が引率をするということから、学校長、引率教師の責任か? 希望を募った区教育委員会か?都教育委員会か?

★☆杉並区は8/28 8/29両日となっているが、8/28(土)の場合、土曜授業のある学校は、希望する何人かの児童生徒を担任教師が授業をほっぽって引率するのか?

その場合の児童生徒の出席状況、教師の勤務態様はどうなるのか?

★☆バスをチャーターしての移動を区は考えているようだが、区教委はコロナ対策として異学年交流をやめるよう指導しているが、バスで他校の異学年の児童生徒の多数と乗り合わせることを、どう考えるのか?

ざっとみただけでも多くの問題を抱えた、思いつきとしか思えないめちゃくちゃな連絡で、学校現場と保護者、児童生徒を大混乱させています。このような事態は、絶対許すことはできません。 

■東京新聞 8/19(木)17:16配信
パラリンピック学校観戦、本当にやるの? 「今の感染状況かなり悪い」 尾身茂会長は慎重な対応求める
★尾身茂会長
 無観客開催となった24日開幕の東京パラリンピックで、児童や生徒が観戦する「学校連携観戦プログラム」については実施に向けて検討が進められている。新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は19日、参院内閣委員会の閉会中審査に出席し、「(五輪開催時と比べると)今の感染状況はかなり悪くなっている。そういう中で観客を入れることがどういうことか考えていただければ、当然の結論になると思う」と慎重な姿勢を示した。
 尾身会長はさらに、パラリンピックの開催方式について政府から意見を聞かれたことはないと明かした。

 学校連携観戦プログラムについては、ジャーナリストの江川紹子さんが「子どもの感染が増えている時期。子ども間感染で、ウイルスが家庭に入り、家族内感染へ…という展開を心配する」とツイート。小池百合子東京都知事が予定通りの実施を強調していることに、感染症学が専門の神戸大・岩田健太郎教授は自身のツイッターで「そんな、こだわるところじゃあるまい」と疑問を投げかけている。

パラリンピックの「学校観戦」は中止せよ

 ■パラリンピックの「学校観戦」は中止せよ

8/18 パラリンピックの「学校観戦」問題で臨時の東京都教育委員会開催 

8月18日(水))夜に行われた東京都教育委員会で8自治体と23の都立学校が「学校観戦」の希望を出していることが報告されたが、5人の教育委員のうち4人が反対しました。しかし、藤田教育長はあくまで実施する姿勢を示したということです。(渡部報告)

★これに対し8月19日(木)、渡部が都庁に電話(03-5321-1111)を入れ、

「パラ観戦の係りのところに繋いでください」というと<教育庁・指導部・オリパラ担当課>に繋いでくれました。

★そこで、上記の内容が「確かか」と聞くと「そうです」と述べ、「あくまでも報告で委員の方々の意見を聞く場ではなかった」というので、「でも5人中4人も反対しているじゃないですか。それでもやるのですか」と聞くと、「そのようになっております」といいます。

そこで、「私と同じような電話が入っていないのですか」と聞くと、「少なからず入っています。それは記録されています」というので、「じゃ、私のも付け加えておいてください。<これは独裁と同じだ>とも付け加えて」と述べました。

■8月19日(木)夜、都教委包囲首都圏ネットワーックの定例会で、以下のようなことを、多くの方々に呼び掛けることにしました。

 ➀都庁(03-5321-1111)に電話を入れ、上記の担当課を呼び出してもらって、

  パラリンピックンと子どもたちの動員中止を要求して下さい。

 ②8自治体にも電話を入れ、同様のことを要求して下さい。

  江東区03-3647-9111

  江戸川区03-3652-1151

  新宿区03-3209-9999

  渋谷区03-3463-1211

  千代田区03-3264-3910

  墨田区03-5608-1111

  杉並区03-3312-2111

  八王子市042-626-3111

パラリンピック開幕が24日で時間がないのですが、都教委が7月5日に出した「事務連絡」には、「当日でもキャンセルできる」と書いてありますので、当該地域の方々は、追及してみてください。

小池都知事が8月19日に「やはり教育的な価値は高いと思う」と述べたことにも、反発が広がっています。ともに声を上げましょう。

2021年8月7日土曜日

8/5 パラリンピックへの子どもの動員中止をの申し入れ

 8/5 パラリンピックへの子どもの動員中止をの申し入れ

「都教委包囲首都圏ネットワーク」は8月5日に都教委に対して「オリンピックへの子ども達の動員を中止せよ」の申し入れを行ないました。

<経過>

都教委包囲ネットは、東京五輪が始まる1か月前(6月23日)に、東京五輪の中止と子ども達の動員に反対し、都教委要請行動を行いました。

その後コロナ感染が拡大し、「緊急事態宣言」(7月12日~8月22日)が出され、オリンピックは「無観客開催」になり、子どものオリンピックへの動員は無くなりました。

7月19日、都教委から6月23日の要請書に対する回答が届きました。しかし、子どものオリンピック動員中止については何も触れず、それ以前からの「オリパラ観戦はレガシーになる」などを繰り返した不誠実なものでした。

<8/5当日の闘い>










そこで私たちは本日(8月5日)、この回答に対する抗議と、パラリンピックへの子どもの動員中止を求める都教委への抗議・要請行動を行いました。

午後3時半から都庁第一庁舎前で、集まった人たちで簡単に集会を行いました。












シュプレヒコールの後、午後3時50分から申し入れ行動になりました。

集会参加者は報道関係者を含め15人ほどでしたが、IWJ(株)インディペンデント・ウェブ・ジャーナル(http://iwj.co.jp)の方が来られて中継して下さったようです。

また、KEN房~ロービジョンダイバーの独り言Ⅲ:SSブログ(ss-blog.jp)(https://ken023.blog.so-net.ne.jp/)の方も来られていました。

<要請行動>

都教委総務課への申し入れ行動は、代表者4名+取材者で行いました。

1. 要請に参加した特別支援学校の方は、パラリンピックには支援学校の生徒たちが動員にかり出されるとして、口頭で強く反対しました。(杉並区では一つの養護学校を除き、小中学校のパラ観戦は中止になりました)

2. 出てきた総務部広報統計課のT課長は、私たちの要請書、質問状などに対し、「誠実に具体的に答えるよう所管に伝えます」と述べていました。

(包囲ネットの要請書を貼り付けます)

3. 都教委への要請は、少人数で行いましたが、個人的にイスラエルの首都をエルサレムとしていたことに「質問状」を出された方もいました。

20分ほどで申し入れ行動は終了し、簡単な報告と「オリンピック・パラリンピック中止!」・「子どもたちの動員止めよ!」・「子どもたちの命を守れ!」のシュプレヒコールを挙げて、終わりました。

コロナ感染が急速に拡大する中、菅政権は「入院制限」を打ち出しました。「医療崩壊」が起きていることを認めたようなものです。










これでパラリンピックを強行すれば、どれほど犠牲が増えるかわかりません。

私たちは引き続き、

東京五輪・パラリンピック即刻中止!

コロナ対策に万全を尽くせ!

オリ・パラより命が大事だ!

子どもの命を守れ!

の声を上げて行きたいと思います。

2021年8月3日火曜日

7/29 <第五次東京「君が代」裁判、第一回口頭弁論>

 7/29 <第五次東京「君が代」裁判、第一回口頭弁論>

東京五輪を前後して、世界や日本社会の古い体質が暴露されてきた。アメリカではキャパニックが国歌斉唱時に片膝をつき(不起立)、その後「ブラックリブズマター」の運動が広がった。

IOCは五輪での人種差別に抗議する片膝をつく行為を容認した。そこでサッカーでは、女子のイギリス代表や日本代表選手らが試合前のピッチ上で、片膝つく行為を行った。

また、組織委員会会長・森氏の女性蔑視発言を始め、開会式責任者・佐々木氏の容姿蔑視発言、開会式楽曲担当・小山田氏のいじめ、開閉会式演出・小林氏のユダヤ人大量虐殺をパロディー化、などなどで、次々と暴かれ辞任や解任に追い込まれた。

コロナ禍での五輪強行中でも時代は進みつつある。

■7月29日<第五次東京「君が代」裁判、第一回口頭弁論>が開かれた。

(原告15名)東京地裁。

ここでは以下、当日意見陳述した二人の陳述要旨を一部割愛して二回にわけて紹介する。

➀川村佐和さん

 ・・私が起立できなかったのは、思想信条にかかわることについて、従わなければ処分するという強制が教育現場で行われることは絶対に許されないと思うからです。・・・・

卒業式まで、私は何度も校長室に呼ばれて、起立してほしいと校長から言われました。・・卒業式の日までずっと悩みました。けれど、卒業式で「君が代」が流れたとき、 私は立っていることができませんでした。間違っていると思って命令に従ってしまったら、

3年間生徒に伝え続けてきたこと(「間違っていると思っていることに対して間違っていると言える勇気を持つ人になってほしい」)が嘘になってしまう。生徒を裏切ることはできないと思いました

・2019年の1月25日の朝、再任用の任用が決まったということを校長から告げられたのですが、その日の午後、校長が深刻な顔をして私のそばに来て「大事な話があるから校長室に来て欲しい」というのです。

・・校長は、前日の夜10時に人事部からメールで送られたという文書をゆっくり読み上げました。

メールには「文書を該当者に渡してはいけない。校長の言葉で伝えるように。」という指示があったそうです。

「懲戒処分歴のある教員に対する事前告知」と題されたそのメールの内容は簡単に言うと、

 年金支給開始年齢に達するまでは採用するが、その後は2016年3月に処分されているため任用を更新しないし、非常勤教員にも採用しないというものです。

私は耳を疑いました。驚きのあまりただ茫然として、何も考えられなくなってしまいました。・・校長も「ひどいよ。怒っていいよ。」と憤っていました。

 戒告処分を受けて、十分不利益を被っているのに、定年後の職まで奪われてしまうことになるなんて、信じられませんでした。

1年更新の再任用・非常勤講師の採用について、3年後は採用しないと事前に通告するということも不当だと思いました。また、この「事前告知」には「再任用職員としての資質に欠けるものがある」と書かれていますが、毎日手を抜かず一生懸命働いているのに、

 国歌斉唱時に起立できなかっただけでこのように決めつけられることに、私は教員としての尊厳を深く傷つけられました。

 あれから2年、私は毎年全く同じ内容の告知を受けています。忘れるはずがないのに、繰り返し校長に伝えさせている都教委の執念深さは恐ろしいと思います。

今までの裁判では、戒告処分は最も軽い懲戒処分であるとして、取り消されませんでした。しかし、戒告処分を受けたことによって定年後の職を奪われるということは、事実上戒告処分は免職処分に等しい重い処分になっていると思います。

私はあと八ケ月しか都立高校で専任教員として働くことができません。・・退職の日が一日一日近づいていく中で、私は日々充実感とともにこの生活が奪われる寂しさを感じています。経済的な不安はもちろんですが、生き甲斐が奪われる辛さのほうが勝っているのです。

<渡部コメント>

スガ首相は、よく「民主主義と人権で共通の価値観を持つ」などと言うが、天皇主権の「君が代」を強制し、従わなければ重い処分をすることを許す日本社会のどこに、

「民主主義」や「人権」があるというのか。

川村さんの声を聞かせたい。


②田中聡史さん

(原告団で一番若いです。少し長いですが、是非お読みください)

 私は、教員という仕事を通じて、差別のない社会を作りたい、誰もが平和に生きることのできる社会を作りたい、と願ってきました。

 そのような私にとって、2003年に発出された「10・23通達」に基づく校長からの職務命令は、耐えがたいものがありました。・・

 「日の丸」や「君が代」は、かつての日本政府によるアジアに対する侵略戦争や植民地支配のシンボルです。「君が代」斉唱時に、「日の丸」に向って起立し、それらに敬意を表すという所作は、私にとっては、平和に生きる権利を否定し民族差別を肯定する行為なのです。

 そんな中で、私も原告となった「国歌斉唱義務不存在確認等請求訴訟」(予防訴訟:渡部注)では、2006年9月の東京地裁判決が「起立斉唱の職務命令は違憲・違法である」と判示しました。

 私はこの判決文を読み、起立斉唱の職務命令に従う必要はないのだ、と確信しました。

 それ以降も、私は、「日の丸」や「君が代」が強制される式の現場に生徒を置き去りにして自分だけが逃げてはいけない、と考え、 卒業式・入学式に参加してきましたが、私自身の歴史観と良心とに照らして、どうしても起立斉唱することはできず、結果として職務命令に違反し、繰り返し処分を受けることになりました。

 東京都教育委員会は「教師が生徒に対して起立斉唱する姿を見せること、範を示すことが大切である。」と言います。しかし、私が決して敬意を抱けないと考えている「日の丸」や「君が代」に対して、私自身が起立斉唱することで敬意を表す姿を生徒に見せることは、私の良心が痛むのです。

 私は、2014年3月に、それまで受けた戒告処分3件と減給処分2件の撤回を求めて・・第四次訴訟を提訴しました。・・その後も、2014年に2件、2015年に2件、2016年に1件の減給処分を受けました。

 (戒告3件+減給7件=10件。後に+2件の再処分が述べてある:渡部注)2012年の1月、・・最高裁判決で「減給処分は裁量権の逸脱乱用」との判決が出たにもかかわらず、東京都教育委員会は、私に対して減給処分を出し続けました。

 また、処分を受けた年度は、何度も再発防止研修を受講させられました。私が、自らの思想及び良心を守るために、やむに止まれぬ気持ちで不起立をしたことが、再発防止研修では「非違行為」と呼ばれ、繰り返し反省することを求められ、大変な苦痛を味わいました。

 さらに、処分を発令される前には、毎回、「事情聴取」を行う、として都庁に呼び出されました。この「事情聴取」は、「処分を行う前に弁明の機会を与える」との名目でしたが、毎回、私が代理人弁護士の立ち合いを求めても、東京都教育委員会はこれを認めず、

 代理人弁護士不在の「事情聴取」を強行しました。これは、1966年のILO/UNESCO「教員の地位に関する勧告」に示された「教員が弁護準備に十分な時間を与えられ、自らを弁護し、または自己の選択する代理人によって弁護を受ける権利」を侵害し、「すべての教員は、一切の懲戒手続きの各段階で公平な保護を受けなければならない。」との勧告内容を無視したものです。

 また、これらの再発防止研修や事情聴取の時には、東京都教育委員会は、現場で働く私たち教員の実情を顧みず、児童・生徒の在校中時間中に「事情聴取」に呼び出したり再発防止研修を実施したりしたので、日常の生徒指導に支障を来たしました。

 昨年、2020年12月、私は、さらに戒告処分を2件受けました。この戒告処分は2013年3月と4月の卒業式・入学式での不起立に対して出されたものです。

 2019年3月に・・第四次訴訟の最高裁検定で、それらの・・減給処分が取り消された後、1年9か月後に改めて発令された、いわゆる「再処分」です。

 この再処分の前にも、私が「事情聴取を行う際は代理人を同席させてほしい」

 と要請していたにもかかわらず、結局、東京都教育委員会は「事情聴取」すら行わず、

 再処分を発令しました。

 この戒告処分により2021年4月の定期昇給は、4号昇給されるべきところを2号昇給に減らされました。さらに、6月の勤勉手当は36%の減額とされ、およそ17万円が減額されています。減給処分と本質的な違いはありません。

 「10・23通達」に基づいた起立・斉唱の職務命令から、私自身の思想及び良心を守る為に不起立をしたことが、「非違行為」である、とされたことで、私は処分を受け、

 数々の不利益を被りました。これは、思想・信条によって差別的取り扱いがなされた、

 というこです。

 私は、教育行政が卒業式・入学式で「日の丸」や「君が代」を押し付けるべきではない、起立斉唱の職務命令に反したからといって懲戒処分をしてはいけない、と考えます。


<渡部コメント>田中聡史さんは言っています。

・「日の丸」や「君が代」は、かつての日本政府によるアジアに対する侵略戦争や植民地支配のシンボルです。

・「日の丸」や「君が代」が強制される式の現場に生徒を置き去りにして自分だけが逃げてはいけない、と考え、・・

・1966年のILO/UNESCO「教員の地位に関する勧告」・・・・・を無視したものです。

・・・起立・斉唱の職務命令から、私自身の思想及び良心を守る為に不起立をしたことが、

 「非違行為」である、とされたことで、私は処分を受け、数々の不利益を被りました。

 これは、思想・信条によって差別的取り扱いがなされた、というこです。

田中さんはあくまで、「日の丸・君が代」が持つ過去の歴史的な役割に対する自覚から、度重なる処分にも屈せず闘い抜き、今回の第五次訴訟に至りました。

前回、私は「東京五輪を前後して、世界や日本社会の古い体質が暴露されてきた。」

と書きましたが、最近、西欧帝国主義の過去の植民地支配も問題にされています。

田中さんが言うように、「日の丸・君が代」は過去の日本帝国主義の植民地支配と戦争のシンボルでした。また日本の「古い体質」のシンボルだったとも言えます。したがって、この第五次訴訟の持つ意味・役割は、こうした日本の「古い体質」を暴き、日本社会を「新しい体質」に変える基本的なテコの一つになるのではないかと思います。

次回公判は11月8日です。

2021年8月2日月曜日

<2021年「NHK夏の平和と戦争関連番組のご案内>

 <2021年「NHK夏の平和と戦争関連番組のご案内>(7月28日現在)

NHK番組を中心にしたご案内です。若干民放も。なお、当然のことながら、番組を批判的に見ることは言うまでもありません。

コロナ・オリンピック強行開催等で、確定していない番組も多く、近づいてきましたらテレビ・新聞の番組欄で必ずご確認ください。

<ドキュメンタリー、他>

〇8月1日(日) 総合 午前6時10分~40分

目撃にっぽん「原爆は人間が作った 模型が次世代へ伝えるメッセージ」

〇8月2日(月)日テレ深夜2時~2時30分 

NNNドキュメント「残して下さい 被曝ポンプです」

〇8月3日(火) NHK総合 午後6:10〜午後7:00 NHK特集

夏服の少女たち~ヒロシマ・昭和20年8月6日~

〇8月3日(火)BSプレミアム 午後11時45分~零時45分

フランケンシュタインの誘惑~原爆誕生まで 科学者たちの“罪と罰”

〇8月6日(水) BSプレミアム 後9時59分~11時00分 or午後11時45分~零時45分

ドラマ×マンガ「あとかたの街~12歳の少女が見た戦争~」

〇8月7日(土) Eテレ 午後11時~11時59分  ETV特集

日本の原爆開発-未公開書簡1500通が明かす物理学者の物語~真実

〇8月9日(月) R1 ラジオ深夜便 午前4時5分~59分

「世界にとどけ 被爆者の声」

〇8月9日(月) BS1スペシャル  午後4時 

「果てしない殲滅戦 日本本土上陸作戦に迫る」

〇8月9日(月) 総合 午後10時~11時15分NHKスペシャル

「消えない傷痕-原爆初動調査の全貌」

〇8月9日(月) BS1スペシャル  午後10時~10時49分

「マルレ~“特攻艇”隊員たちの戦争」

〇8月10日(火) BSプレミアム 後6時10分 NHK特集

「私は日本のスパイだった 秘密諜報員ベラスコ」

〇8月10日(火) 総合 午前0時43分 (9日の深夜) 映像の世紀 第7回

「勝者の世界分割 東西の冷戦はヤルタ会談から始まった」

〇8月11日(水) 総合 午前0時30分 (10日の深夜) 映像の世紀 第9回

「ベトナムの衝撃 アメリカ社会がゆらぎ始めた」

〇8月11日 (水) 総合 午前1時46分 (10日の深夜) 映像の世紀 第10回

「民族の悲劇、果てしなく 絶えまない戦火」

〇8月11日 (水)Eテレ 午後9時45分~10時53分時 

ドラマ×マンガ「特攻隊の幸福食堂~知覧」

〇8月12日(木) 総合 午後7時30分~8時42分

「#あちこちのすずさん2021、教えてください あなたの戦争」

〇8月13日(金) 総合午後10時~11時15分

終戦ドラマ「しかたがなかったと言うてはいかんのです」

〇8月14日(土) 総合 午後9時~9時45分 NHKスペシャル

「銃後の女たちー戦争にのめり込んだ普通の人々」

〇8月14日(土) BS1 午後10時~10時49分

「ヒトラーに心酔した男ーA級戦犯・大島 浩の告白」

〇8月14日(土) Eテレ 午後11時~11時59分 ETV特集

「ひまわりの子どもたち―長崎 向陽寮の戦争孤児」

〇8月15日(日) NHK総合9時~9時59分

「開戦 決意なき選択 日中米英 知られざる攻防」

〇8月15日(日)NHK BS1 午後10時~11時49分

「特攻 知られざる最期 海底調査で迫る76年目の真実」

〇8月16日(月) 日テレ深夜2時~2時30分 NNNドキュメント21

アメリカ人ピースガイド・メアリーが伝えるヒロシマ

〇8月21日(土) NHK BS1 午後10時~10時49分

マッカーサーが来るまでに何があったのか? ~終戦直後“空白の15日間”を探る

〇8月21日(土)Eテレ 午後11~11時59分

  ETV特集「ほととぎす戦火に愛を鳴く」

〇8月22日(日) BSプレミアム 午後10時~11時49分 

感染症に斃れた日本軍兵士 ~追跡・防疫給水部2万5千人~

〇8月23日(月) NHK BS1  午後10時~10時49分 

戦場に消えた住民 沖縄戦 知られざる従軍記録

〇8月28日(土) NHK Eテレ午後11時~11時59分 ETV特集

“玉砕”の島を生きて―証言記録 サイパン・テニアン」

2021年8月1日日曜日

都教委への要請行動 パラリンピックへの子どもたちの動員をやめろ!

都教委への要請行動 パラリンピックへの子どもたちの動員をやめろ!

日時:8月5日(木)15時30分集合 16時都教委要請

集合場所:都庁第1庁舎正面玄関(2階にあたるところ。都庁通り)

連絡先:080-5672-1735

<呼びかけ>

私たち都教委包囲首都圏ネットは、東京都教育委員会が進めている「オリパラ教育」は、一方的な価値観の押しつけとなっていて、多くの問題点を隠蔽し多様な角度から検証を怠っていると考え、反対を表明してきました。

「オリパラ教育」の集大成とされる学校連携観戦=オリンピック・パラリンピックへの、子どもたちの動員対しても反対して闘ってきました。

 都教委は、新型コロナウイルス感染の拡大を受けて決定された、政府の無観客方針に従い、オリンピックへの子どもたちの動員を断念しましたが、まだパラリンピックへの動員をあきらめてはいません。

 そこで私たちは、パラリンピックへの子どもたちの動員を止めるように都教委に要請することを決めました。皆さん方の参加をお願いします。また、都教委への要請書など有りましたら、一緒に要請を行います。

包囲ネットのブログ  http://houinet.blogspot.com/