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2020年3月13日金曜日

3/12 国会前抗議行動の報告


3月12日、13時から16時まで、衆院第二議員会館名前で抗議行動をしました。包囲ネットの渡部さんの報告です。



★WHOはパンデミックを認めた。
既に日本では全校一斉休校がすすみ、さまざなイベントや施設も中止・閉鎖され、全国の集会場は次々に閉鎖に追い込まれている。
また、戸外でさえマスクをせずにはいられないような雰囲気になっている。
しかし、国会はどうだろう。
あれだけ多くの人が集まっているのに、菅官房長官は「現時点では直ちに出すようなことはない」とも言っているにもかかわらず、「緊急事態宣言」を含む法案を、室内で、マスクもせずに、大勢で、できるだけ早く、と飛沫を飛ばし議論している。

また、これまで国会前で、「野党と市民の共闘でアベを倒す!」と言ってきた野党の多くは、安倍政権と「事前承認」ではなく「事後報告」で合意し、多くの市民団体も反対の声を上げない。だから国会前には、微力な私たちの呼びかけに答えてくれた人々しか集まらない。

本日(3月12日)は1時間繰り上げ、13:00~16:00まで抗議行動を行ったが、集まったのは60人だった。一体「花はどこへ行ってしまった」のか。
それでも、国会は森法務大臣の発言をめぐり、私たちの行動が終わるまで、野党が「欠席するぞ」と言ったら空転した。
ならばどうして、「緊急事態宣言」に反対し「欠席するぞと」言えなかったのか。
野党が「事後報告」で妥協したことに対し唯一山尾議員が造反しただけで、法案は衆院で可決した。


★こうした状況の中で、本日も19名もの方々が発言した。


以下にいくつか紹介します。
・さいたま市が朝鮮幼稚園(埼玉朝鮮初中級学校・幼稚部)をマスクの支給対象にし
 なかった。 
・休校の為多くの非正規の人たちの仕事が奪われた
・これ以上安倍に権力を集中したら殺されてしまう
・愛知県蒲郡市で感染者がうつしてやると騒ぎ、その後人々の間に感染者探しともいう
 べき疑心暗鬼が広まっている(愛知からの参加者)
・「総がかり」も「野党」も自粛している。自粛はだめだ。
・これまで野党は戦争法・反原発・辺野古などで安倍政権と闘ってきた。なのに協力し
 たら闘えなくなる
・イタリアはこれまで病院をつぶしてきた。安倍も、424ある病院を統廃合すると言って
 いる。小池都知事もだ。
・自粛といいながら働く人々は満員電車で通勤させられている。大学も卒業式・入学式、
 新入生歓迎会など中止になった。
・昨日郡山に行ってきた。聖火リレーコースの傍は線量が高かった。
 替え歌「アベ イズ オーバー」を歌います。
・反対が言えなくなったらおしまいだ。たとえ成立しても声を上げていく。
・まさに戒厳令体制状態になっている。しかし敢えて法をつくる。この間の失政を消す 
 行為でもある。39条に、対策本部に公安委員会を組織すると書いてある。治安対策の
 法律だ。
・沖縄はいつも非常事態だ。ゲート前で阻止行動をするとごぼう抜きされる。濃厚接触 
 だといっても聞き入れない。今苦しんでいる人々が多い。水道を止められたり、家を 
 追い出されたりだ。
・小さな組合だが一斉休校に対し緊急の申し入れをやった。子どもの居場所の確保と非 
 正規の仕事保障をだ。そうしたら少し改善した。
・日雇い・野宿労働者の組合だ。コロナ対策ということで、食事提供(室内)ができな 
 くなった。屋外も3月一杯はできなくなった。上野公園には野宿者が200~300人いる。
 組合として炊き出しや夜回りをしている。命が奪われないようにだ。大手の建設会社
 で作る日建連に毎年要請行動をやっているが、今年は会館での会合はやらなくなった
 からやらないと言ってきた。厚労省も受け付けないことがありうる。大手労組が出て
 こない。これは危険なことだ。
・明治憲法ができる前に戒厳令ができている。




















・大学はコロナにかこつけて合格発表、卒・入学式を中止した。いま若者の多くは苦し
 んでいる。
・命を守るために闘っている。反対している人たちはいっぱいいる。嘘にまみれた安倍
 は倒そう。

★ところで、最初の方で私から、厳しい状況下でどうしたらいいだろうか。「三人寄れば文殊の知恵」と言う言葉もあるので、それも述べてもらいたいと問いかけました。すると、「自粛してしまうことはよくない」「小さくともここに集まった人たちから闘いを 作って行こう」と言う声があがりました。
 広野を焼き尽くす一点の火花に、という事でしょうか。
 
★衆議院では可決されてしまいましたが、参議院でも闘いましょう。10時から参議院議員会館前で。

 ★ なお、この行動にはジャーナリストの高橋清隆氏がきて、早速、ブログ『高橋清隆の文書館』に分かりやすい記事を載せてくれました。 高橋さんありがとうございます。