オリンピックを中止させよう。
子どもたちの観戦を撤回しないことについての、根津公子さんのアピールです。
各地域で、根津さんのように行動しましょう。
●『アエラ』の記事
都教委が行っているオリパラ教育について『アエラ』等が次のように報じています。
子どもたちのオリパラ観戦(当初、都教委は「直接観戦」と言い、今は「学校連携観戦」という)実施にあたり、
①「5月10,11日国立競技場下見で770人の教員参加」で会場の下見・実地調査に教員を参加させたこと
②「五輪観戦児童生徒81万人 観戦計画」は計画の変更も撤回していない。
2020年11月30日付 都教委は各都立校及び区市町村教委に「令和3年度オリンピック・パラリンピック教育の実施について」の通知しました。
▼来年度も年間35時間のオリ・パラ教育を行うこと
▼学校連携観戦を行うこと
▼1月末に都教委に学校連携観戦について報告すること
●根津さんたち八王子のグループは都教委指導課オリパラ担当と八王子教委に電話で問い合わせ、要望を出した。
▽都教委指導課オリパラ担当(03-5320-7787)、
▽八王子市教委に
電話で問い合わせ、また要望を出しました。
■都教委の対応は指導企画課のHさん。
①について。
・5月10,11日に770名で下見を行なったのは事実。児童生徒の五輪観戦自体は感染状況によって今判断はできないが、観戦できる場合に備えて実施した。ウイークデイだったのは、競技場の都合。
・次回の下見は外には公開しないことになっている。学校には案内し、すでに参加の集約は済んでいる。
・参加は各学校が判断すること。都教委は、下見をする機会を提供したまで。
②について
・今年1月に希望を提出することは延期となっているので、一昨年に各学校が都教委に提出した観戦場所をもとに、仕事を進めている。
・観戦のキャンセルはいつでも可能。すべては各学校の判断だ。
①②の回答に対して、根津は2点を要求しました。
・「都教委は機会を提供するだけで判断は各学校」というが、
制度上はそうだろうが、実態は私の知る限り、都教委の通知は都教委の指示であり、各学校や各市町村教委が独自に判断してはならないもの。各学校や各市町村教委にとっては、強制以外の何ものでもない。
・①②ともに「判断は各学校」、②については「観戦のキャンセル可能」ということなの で、それについての通知を各学校及び市町村教委に至急出してほしい。「通知」を出したかどうか?
「八王子在住の私は、一昨年の観戦希望場所の調査の際に各学校の校長が観戦について書いたことを情報開示して読んだ。ほとんどの校長が混みあう電車での事故や熱中症の心配を書いていた。児童の死を意識しての記述までもあった。」とHさんに話し、「今はコロナ感染の中、観戦を希望する校長や教育委員会はいないはずだ。『判断は各学校』を至急に徹底するよう強く要求します」と告げました。
しばらくしたら、電話を入れ確認するつもりです。
■八王子市教委G指導主事に質問・要求したこと
八王子市教委には11月30日通知以降、毎月末に「観戦希望」を出したかを確認し、出さないよう要求してきているので、今日は教員の下見について訊きました。G氏がオリパラ担当者ではなかったので下見に行った学校数まではわからなかったのですが、「下見に参加した」とのこと。
そこで、「一昨年の校長たちの悲鳴に加え、コロナ感染の危険がこれほど大きい中、校長だけでなく管理主事の皆さんも子どもたちの観戦は避けるべきと思われるでしょう。私も孫が市内の小学校に通っているので、観戦を止めてもらいたいと強く要求します。」
といいました。
……………
★特徴は、オリンピック観戦をするかどうかの判断を、「各学校」とか「校長」に委ねている、ということを都教委は校長に通知を出したかどうかは言わないのではっきりしません。
『アエラ』の記事にもあるように、保護者、地域の市民、高校生など当事者が問い合わせると区教委、市教委、都教委は応えるかもしれません。
オリンピックは、命に関わる「行事」なのです。中止が最も「安心・安全」です。