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2022年2月2日水曜日

1月27日付のNHKからの返事が届きました。

1月27日付のNHKからの返事が届きました。 

昨日(2月1日)都教委包囲首都圏ネットワークが1月18日に出したNHKへの抗議・要請・謝罪を求める文書(1/21アップの当ブログ)に対する回答(添付)が届きました。

◆私たちの文書では、

①私たちの五輪にたいする考え、

②今回のNHKの番組に対する批判、

③NHKの「お詫び」は反対する人々に対するものではないこと、等について述べ、最後に以下のような質問を付け加えました。

1. なぜ、私たちの集会を撮影したにもかかわらず、主催者にインタビューも行わず、事前に何の許可も求めずに放送したのですか。

2. 私たちの集会の映像の後に、河瀨氏の「人間として当たり前」という発言を挿入しています。その制作の意図を教えてください。

3.  反対する多くの人々の中で、なぜ島田氏の取材した「お金をもらっている」とした人物を選んだのですか。この人物は誰が探してきたのですか。この場面を流すのは島田氏  の意向ですか、番組サイドの意向ですか。この取材の経緯を詳細に明らかにしてくださ  い。また、誤った字幕が入った原因を究明し、検証を行った番組の制作を求めます。

4.  河瀨氏など、オリンピック・パラリンピックに翼賛的な人物ではなく、改めてオリン ピックに反対の立場の人にインタビューを行った番組を制作してください。特に、オリ ンピック・パラリンピックがもたらした負の側面、多額の税金の無駄遣いや、不利益や不平等を感じている人たちの取材を行うとともに、オリンピックで誰が利益を得ているのかの検証番組を作ってください。

5. 今回の番組の謝罪文は、なぜNHK大阪のホームページ上にしかのっていないのです   か。全国放送として流しているのでNHK全体のホームページに掲載すべきです。また、  オリンピック・パラリンピックに反対した人たちに対する謝罪を求めます。

6. この番組は放送倫理に悖る意図的な捏造だと考えます。NHKはこの不祥事にどのような社会的な責任を果たしますか。制作した関係者をはじめとする責任者に、どのような処分や再発防止策を考えていますか。最高責任者である会長の責任が問われていると思いますが、会長は引責辞任すべきではありませんか。

以上、私たちはNHKのオリンピック翼賛姿勢に強く抗議するとともに、上記の質問・要望へ文書での回答と謝罪を求めます。

◆NHKの回答

 しかし、NHKから送られてきた回答にはこれらの質問に対する回答は一つもありませんでした。ここには、画像が使われ、あたかも「『オリンピック反対』は人間のすることではないと印象付けられている」(私たちの文書から)私たちに対する、直接のお詫びもなければ、上記6つの質問に対しても何も答えていません。

 私達は引き続き、このように不誠実なNHKに対し、声を上げていきたいと思います。

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都教委包囲・首都圏ネット様

前略

 平素よりNHKの活動に多大なご理解を賜り、厚く御礼申し上げます。BS1スペシャルの「河瀬直美が見つめた東京五輪」についてご質問やご要望をいただきました件、視聴者の皆きまとの窓口となっております広報局視聴者部からお返事させていただきます。

 この番組の字幕の一部に、不確かな内容があり、1月9日の放送等でおわびの放送を行ないました。これまで放送やホームページ等でお伝えしている通り、今回の番組は、東京五輪公式記録映画の製作チームに密着したもので、取材・制作は、すべてNNKの責任で行っており、公式記録映画とは内容が異なります。取材・制作の詳細な過程についてはお答えしていません。

 番組の中で取り上げさせていただいた方、映画製作の関係者、視聴者のみなさまに改めておわびいたします。

 今後ともご理解を賜りますようお願い申し上げます。                                                                                                                   草々                                              2022年1月27日                      NHK広報局視聴者部