お知らせ

拡大表示の方法: キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「+」キーを押します。
縮小表示の方法: キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「-」キーを押します。

2021年9月2日木曜日

パラリンピック学校観戦 やめない自治体

 パラリンピック学校観戦 やめない自治体

8月24日からのパラリンピック開催を前に、子どもたちの学校観戦に反対する運動が都内各地で行われ、多くの自治体で中止となり、結局強行するのは、62自治体中4自治体(新宿区、渋谷区、杉並区、八王子市)となりました。しかしその4自治体でも反対運動は行われました。(渡部)

■杉並区の場合など

杉並区では、26日区役所前に50人位が集まり抗議行動が行われ、区長や教育委員会、各学校には毎日多数の抗議電話が寄せられました。また28日と29日に武蔵野市で行われたパラ・バスケットの学校観戦に参加した小学生の1人が実は濃厚接触者だったということがわかり、二学期を前に学校中が戦々恐々としているそうです。

なお、杉並区教委は2400人の希望があるといっていましたが、28~29日は「400人のキャンセルがあった」(済美教育センター)との事です。ちなみに杉並区の小学生の数は2万1000人超です。(この後残っているのは3校だけですが、千葉県で引率教員2人の感染が明らかになり、学校観戦が中止になりましたので、キャンセルはさらに増えると思われます。)

また、9月2日~10月7日まで、区内全小学校の4年生が「座・高円寺」(定員240人)で演劇鑑賞ということです。それに反対する区民の方が、本日(8月31日)昼の杉並1000人委員会の街宣に参加し、「危険だからやめるよう声を上げて欲しい」と訴えていました。

■新宿区の場合

新宿区では、この間6人の小学生がコロナに感染し、該当する学校は観戦にはいかないだろうということです。また現在、観戦反対の署名運動も起きており、9月2・3・4日(小学校)、5日(中学校)に行われる観戦に反対するため、明日(9月1日)申入れが行われるそうです。

■八王子市の場合

八王子市には、100以上の小中学校があるということですが、8月27日現在の観戦参加希望者は350人で、一校あたり3.5人以下です。そして現在ではその半分以下になっているようです。八王子市はこれでも強行し「学校観戦をやった」と言うのでしょうか。

■スガ・小池・都教委の実績づくりの延命は失敗

スガ首相や小池知事は、オリンピックで中止になった学校観戦を、その時よりもはるかに深刻なコロナ感染下で、「教育的意義がある」などと言って強引にパラリンピックの学校観戦を強行しました。

都教委も「観戦はオリパラ教育の集大成」と言って5人の教育委員中4人が反対したにも関わらず強行しました。

しかし、東京で見ても62の自治体中、応じたのは僅かに4自治体、しかもその内容を観れば、貧弱極まりない参加者数です。これでどこに「教育的意義がある」と言えるのでしょうか。まさに、パラリンピックの学校観戦は、選手の為でも子どもの為でもなく、彼らの実績づ作りと延命のためのものであったことがハッキリしました。そして、却って彼らの異常さを浮き彫りにしました。

彼らはそれでも「学校観戦をやった」と言うでしょうが、オリンピックでの中止、パラリンピックでの惨状、をみるならば、実際には「大失敗に終わった」と言えるのではないでしょうか。そうして、それに反対して立ち上がり、それを最小限に押しとどめ、多くの子どもたちの健康と命を守った「多くの人々の勝利」と言えるのではないでしょうか。

したがって今後、彼らの失敗を暴露し、その結果起きてくる様々な問題(コロナ感染の拡大、生徒間・教職員間・保護者間の亀裂など)に対し、引き続き彼らの責任を追求して行くことが重要ではないでしょうか。

闘いはまだまだ続きます。