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2024年7月24日水曜日

7/18 東京「君が代」裁判 五次訴訟報告

 7/18 東京「君が代」裁判 五次訴訟報告

日の丸・君が代」強制は戦争への道 憲法が生きる教育を求めて〜東京「君が代」裁判五次訴訟・第2回証人尋問 被処分者の会事務局長 近藤徹さんの報告

●7月18日、東京「君が代」裁判五次訴訟(原告15名・現元都立学校教員)・第2回証人尋問が東京地裁で行なわれた。地裁提訴から3年4ヶ月、最大の山場の証人尋問2回目。猛暑の中、多くの人が東京地裁103号法廷(大法廷)に傍聴に来てくれた。用意した傍聴ハンドブック120部が足りなくなるほどだった。

●午前に原告3名、午後に原告3名(いずれも現・元都立高校教員)の証人尋問だった。

この尋問を通して、卒入学式で「日の丸・君が代」を強制する10・23通達(2003年)により都立高校の学校教育の変容、通達の狙いがより鮮明になった。

●自由で民主的な都立高校の職場が破壊され、職員会議が都教委・校長の伝達機関と化し、(教員が)「物言えば唇寒し」という状況になっていること、減給処分を取り消された原告に対する再処分(戒告処分を出し直す)の強行や再任用の打ち切り、担任にさせないなど被処分者を徹底的に排除していることが明らかになった。

●どの都立高校も「起立しない生徒がいたら(司会が)起立を促す」という式次第があり、子どもたちにも起立を強制している。教職員の起立は子どもたちへの同調圧力であり、これに加担できないという思いから起立できなかった原告らの真摯な気持ちが伝わってきた。

「日の丸・君が代」強制は戦争への道という原告らの共通の思いも語られた。

憲法で保障された思想・良心の自由、教育の自由を守り抜き、東京の学校に憲法を取り戻し、子どもたちの成長と発達を保障する教育の再生を実現するために闘いは続く。

★次回 東京「君が代」裁判第16回口頭弁論・最終弁論(結審)

12月16日(月)

13時 傍聴希望者(裁判所前案内あり)

13時30分開廷

東京地裁631号