Ⅰ君緊急カンパへの御礼
残暑お見舞い申し上げます
コロナと猛暑の二重災禍の中、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
このたび私たちがお願いしました緊急の救援カンパに対してご援助いただきましてありがとうございます。ここに改めて御礼申し上げます。
2020年7月8日早朝、目黒第9中学校近くの公道で現役の都立高校生のⅠ君が「常人(私人)逮捕」という不当な形式で現行犯逮挿されました。中学校の副校長による不当な現行犯逮捕という事態に対して「東京新聞」(2020.7.18)は、「表現の不自由次々に」の見出しで、取り上げ報道しました。
Ⅰ君は7月28日に勾留から開放されましたが、21日間の長期勾留となりました。この間、弁護士は毎日Ⅰ君に接見して、励ましてきました。皆様のご支援のおかげで、Ⅰ君は元気に復帰していますが、この事件の与えた影響は大きなものがあります。
第一に、東京新聞が報じたように「表現の自由」の危機を象徴しています。
第二は、常人(私人)逮捕という形式で現行犯逮捕されるならば、その法的根拠が曖昧なままに弾圧が可能であるという新しい事態が現出していることです。
第三は、現役教員(副校長)が、たとえ他校生であるとはいえ、現役生徒を警察に売り渡すという教育のファッショ化です。警察と一体になった教育現場がここにあります。
このように今回の事件は多くの問題を残しており、私たちの今後の課題となっています。
「Ⅰ君救援会」は、救援という直接的な役割を終えており、解散となります。しかし、課題は残されており、今後の闘いとして引き継がれて行くことになります。
つきましては、貴重なカンパをいただいた皆様に、会の解散をご報告と共に、会計報告させていただきます。なお、多くの課題が残されており、今後の闘いへと継承することとなります。
カンパについてのご報告 8/22締切 カンパ総額25万円
救援連絡センターへ支払い(弁護士費用も含む) 20万円
その他の諸費用 3976円
残金は今後の闘いに役立たせていただきます。
2020.8.22 I君救援連絡会 代表 永井栄俊
※「ビラまき弾圧を考える会」を発足させました。