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2017年3月14日火曜日

都立高校卒業式でのチラシ撒きの報告(その四)

3月3日から始まった都立高校卒業式での都教委包囲ネットのチラシ撒き報告(その四)です。

<ア高校>
快晴だが寒い朝。この学校は校舎入口付近に塀も正門もなく、歩道と敷地の区別がつきにくにので、道路を渡ったところで撒きました。
生徒の受取りは悪く、手を振り「ノー・サンキュー」の仕種をしてくれたり、「大丈夫です」と断ってくれるのはまだよく、当方が透明人間であるかのように無視する生徒が大半でした。こちらが「お早うございます」と呼びかけ、返事してくれたり会釈してくれる生徒は2―3割。受け取ってくれるのはだいたいそういう生徒で大半が女子でした(もっと女子が多い高校ですが)。それでも生徒には60~70枚手渡せたかと思います。教員の受取もあまりよくなかったです。
9時ごろからやってきた保護者は「ご卒業おめでとうございます」と声をかけると、7~8割受け取ってもらえました。
こちらが撒き始めたのと同じくらいの時刻に校門指導の男性教員が1人登場、生徒からビラを受け取りどこかに携帯で連絡、すぐにもう2人現れ何か協議。白ネクタイの男性が「副校長」と名乗り「人通りが多いので、通行の邪魔にならないようにしてください」との要望、「わかりました」と答えて撒き続けました。9時ごろ教員は4人に増えたが保護者への対応要員のようで、それ以上の接触はありませんでした。一人でしたが210枚撒きました。

 <イ高校>
3人でビラまきしましたが生徒も保護者も受け取りが悪く、50~60枚くらいしかまけませんでした。特に生徒は全く受け取ろうとしませんでした。この学校の教員の話では、「受け取らないように」と指導したわけではないようでした。長い当局の指導の中で、画一的な教育が「成果」を上げているというように見るということなのでしょうか。特に進学校ほどその傾向が強いいと感じています。この学校は決して進学校とはいえませんがこうした傾向が浸透している様に思います。
私たちのチラシ行動はまますます重要になってきているように思います。

<ウ高校>
正門前と通用門前で、2名で配りました。毎年、生徒も保護者も、チラシの受け取りがいい学校で、今年も7~8割の生徒、8~9割の保護者が、「卒業おめでとうございます」と配ると受け取ってくれました。単位制高校で、進学でぎすぎすするとかはないようで、全体に落ち着いた明るい高校生たちの学校です。ということで、持って行った280枚のチラシは9:35には配り終わりました。
8時すぎに、正門に「ウ高校卒業証書授与式」の看板が設置されましたが、正門脇の三旗掲揚台には、しばらく何もありませんでした。8:25になって、職員が「日の丸」・「都旗」・「校旗」を半旗状態で上げました。理由を聞いたところ、「指示された」とのことでした。
8:40ごろ、副校長が出てきて、「敷地内で配らないで下さい」と行ってきたので、「承知してますよ」と答えると更に「生徒に配らないで下さい」といってきたので、「読ませないではなく、いろんな意見をよく聞いて、自分の意見を持ちましょうというのが教育じゃないですか?」と質問したところ、「それはあなたの考えだ。」「あなたは誰? 私も名のったので聞かせて」と言ってきたので、「都教委包囲ネットの者です」と答えたところ、更にしつこく「名前は」と聞いてきたので、「チラシ配りを止めるような人には言いません」と断った。
その後、三旗を見ると、半旗をやめて、通常の掲揚に直してあった。(副校長が直した模様)9時頃、再び副校長が現れて、「生徒には配らないで下さい」とまた言ってきたので、「他の学校で、2度も行ってくる学校はないよ」と言い返したが、それ以上、ゴミ箱を置いたり、生徒から取りあげようとはしていなかった。その副校長は細かいところにこだわり、管理的な人という評判らしかった。
生徒や保護者・職員は、全体的に穏やかで感じのいい人が多い学校です。一人の保護者がみんながチラシを持っていたので、「私にもください」と取りに来たので、「どうぞ」と渡したら、「君が代のことが書いてあるチラシだ」と言って返してきました。他に、文句を言ってきた人はいませんでした。昨年よりは受けが良かった。

 <エ高校>
8時~10時 4人で190枚まいた。校長と副校長がそれぞれ、敷地内では撒かないようにとだけ告げる。それ以上は何もなし。静か。生徒数そのものが少ない。生徒の受け取り状況はよくはないが去年よりは良い。 
     
<オ高校>
8時~10時 3人で300枚。校長と副校長ともう一人(主幹か)がそれぞれ、敷地内では撒かないようにと言う。晴れて暖かくなる。毎年この学校の卒業式は晴れ。受け取り状況は生徒が5割、保護者は6~7割。
 
<カ高校>
8時~10時まで4人で280枚まいた。校門に日の丸が2本立っていた。かなり目立つ。
校長と副校長がそれぞれ、「敷地内では撒かないように」と言って来た。それ以上は何もなかった。受け取り状況は生徒はよくない。保護者は6割か。
 
この区では、7校で卒業式ビラ撒きをした。市民の会の人たちが包囲ネットのチラシを一緒にまいてくれた。これからも続けたい。

<板橋高校>の補足
 去年も、今年も、校舎全面建て替え工事が続いていて、臨時通用門前でのチラシ配りとなりました。最終的には、包囲ネット2人、学校と地域をむすぶ板橋の会3人、いたばし9条の会7人の計12人の豪華で賑やかなビラまきになりました。その中で、9条の会が配っているのは、チラシではなく、日弁連発行の『憲法って、何だろう?』という小冊子。
お金がかかってますが、その分有益で受け取ったら永久保存版もの。素敵なアイデアだと思いました。
先の報告にもあるとおり、今年の受け取り状況は、去年までとは様変わり。去年までは、200枚でも300枚でも持っていった分が全部さばけました。ところが今年は、生徒も保護者もなかなか受け取ってくれません。学校側が、事前に何らかの対策を講じたように思われます。

<キ高校>
被処分者のKさんとチラシ配りをしました。8時少し前に門前に着きました。「第〇〇回卒業証書授与式 都立き高校」というパネルが門柱に立てかけられていました。(昨年は普通の立て看だった気がするのですが)毎年使えそうな無味乾燥な感じのものでした。
日の丸はありませんでした。
ポツポツと生徒や教員がやって来はじめました。最初から3人の教員は、「ご苦労様です」と私たちに声をかけて受け取ってくれました。生徒達の受け取りもよく、気持ちよく始められましたが、そのうち大勢来はじめると受け取りはあまりよくありませんでした。それでも教員はかなり受け取ってくれました。卒業生、在校生に120枚ぐらい配りました。
門の中では教員が一人立っていましたが、私たちには何も言いませんでした。その後やってきたもう一人の教員は「危ないので自転車の生徒には渡さないように」と割に丁寧にいいました。10時開式で、保護者にはほとんど渡せませんでした。おもしろい髪型の男の子や化粧しているかなと思われる女の子が多い気がしました。でも市内の他校に比べると生徒の表情が明るくのびのびしていてほっとしました。

<ク高校>
7時半過ぎから2人で撒き始めるとすぐに校舎から男性が出てきて、「チラシをください」と言う。「どなたですか」と聞くと「教員です」。「平教員ではないでしょ。役職は」と返すと少し間を置いて、「副校長です」と言う。 「どうぞ」とチラシを手渡すと、頭を少し下げ、余計なことは言わずに校舎に戻っていった。さらに数分経って、出勤してきた男性がチラシを受け取り、「ここは交通量が多いですから、撒くなとは言いませんが、安全に気をつけてください」。「あなたはどなた」と返すと、「副校長です」。副校長が2名いるとのことでした。
教員の受け取りは7割弱か。手を出さなかった若い教員2人(別々に)に、「あなたは教員でしょ」-「はい」。「ならば、拒否するのではなく、まずは読んで考えてください」と言うと、受け取った。また、「ありがとうございます」と言って受け取った男性は、「都教委はホント、ひどいです。でも、教員は処罰されるから」と言うので、「私は処分され続けました」と返すと、「そうでしたか、子どもが20歳をすぎれば、(不起立を)やるんですが、まだ小学生なので、ごめんなさい、できません」。「それはそうです。そういうことも考えて私は不起立し続けたのです」と私は返した。 こんなふうに考える教員がいたことに心強く思った。
それから、「根津さん!」と女性教員から声をかけられた。私が南大沢学園に回されたときに、ここに在職しておられたという。1年毎に都教委は私を異動させたから、百数十人も職員がいたら覚えられるわけはないのだ。
私は1年毎の異動を繰り返させられたが、そのすべての学校で私の気持ちを職員会議の発言や私が作ったチラシによって伝えた。都教委の根津いじめは成功しなかったのだ。
生徒たちの受け取りもまあまあだった。6~7割は受け取ってくれた。3人の生徒(別々に)は「どういうことが書いてあるんですか」と聞いてきた。「『日の丸・君が代』には教育委員会と異なる意見があるということを書いているの」と答えたら、「読ませてください」と受け取った生徒、片や、受け取らなかった生徒がいる。保護者は「おめでとうございます」の文字に、8割以上が受け取った。
チラシ配りの意味は大きいと思った。