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2013年3月31日日曜日

3/29 全水道会館で、『卒業式処分発令抗議・該当者支援総決起集会』開催

■3月29日朝、都教委は「君が代」不起立者に対して、自宅で処分書を手渡しました。午後1時30分より、抗議と激励集会を開催しました。(参加者120名)

◆集会の内容
★最初に高校の「卒・入学式対策本部」からの報告では、被処分者は6名、うち5名は高校教員(不起立1回目一人、2回目二人、3回目二人)で、いずれも「戒告」。
特別支援学校の田中さん(不起立4回目)だけが減給1カ月の処分でした。

●東京新聞報道(3/30)

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★また今年度の特徴としては、
 ・強化された「再発防止研修」
 ・都議会の動き(12月に「10・23通達」の遵守強化の決議採択)が挙げられ、さらに都教委の指導強化が述べられました。
 その指導強化とは、例えば管理職止まりの文書には、「不起立行為等に対する懲戒においては、当該処分を選択することの相当性を基礎付ける『具体的な事情』が認められる場合は、戒告を超えて減給以上の処分を選択することが許容される」として、不起立等をしそうな教職員については、卒入学式前後の行動をよくチェッ クし、克明に記録しておくようにという指示がなされていました。

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★田中さんの職場では、卒業式の練習が2回、予行が1回行われ、その度に、「不起立」の田中さんに対し、<現認>と校長室への<呼び出し(事情聴取)>がなされ、「練習・予行」であっても職務命令」違反に相当すると言われたとのことです。「練習・予行」は減給処分するための証拠作りでもありました。

◆集会では、被処分者4名の方が発言しました。
Aさん:校長と副校長は卒業式前日、私に最敬礼して「明日はお願いします」と言った。
私の隣の席の先生も、管理職が危ない(「不起立」するのでは)と思ったのか校長に呼ばれた。二回目の不起立。<事情聴取>は前回は15分くらいだったが、今回は72分もかかった。

Bさん:三回目。職場は無関心、考えないような雰囲気になってきていると思っていたが、今回有志という形で都教委への「要請書」(「再発防止研修」はやめてくれ、という)を出してくれた。諦めないで闘っていきたい。不起立者には担任をさせない。生殺し状態に置かれるのが一番辛い。

田中さん:(前述の練習・予行の件を報告)<事情聴取>は昨年より厳しくなった。職場では、市職員会議ではないが、ところを変えて、話す機会が増えてきた。厳しい状況だが闘って行こうと思う。

Cさん:初めての不起立です。こんなに集まって頂いて支援が嬉しい。職場の同僚から「僕たちを代表して座ってくれたんだね」と言われた。みんなおかしいと思っている。
(その後行われた記者会見の席上) 
両親から戦争の時の苦しさを聞いて育った。教員になって「平和教育」に力を入れてきた。定時制の高校生たちと4年間正面からぶつかってきた。だから、このこと(「君が代」)だけを別にすることはできなかった。現場の教員が諦めたら最後だ。私自身がやらなければならないことを感じている。
特に、今回初めて不起立された方(Cさん)の「僕たちを代表して座ってくれたんだね」
現場の教員が諦めたら最後だ。という言葉は印象的でした。

★最後に、当面の行動提起として、
4月5日(金)に行われる「再発防止研修」に対する行動が被処分者の会から提起されました。以下にその概要を貼り付けます。
<再発防止研修抗議・該当者支援行動> ●報道関係者の取材歓迎!
 *早朝からの行動ですが、ご協力を!
 □4月5日(金)東京都教職員研修センター前(JR水道橋駅2分 都立工芸高校隣)
       8時20分 集合・行動開始
       8時35分弁護団申し入れ
       8時50分該当者(受講者)入場、激励行動
       12時30分頃(予定) 研修終了後、該当者激励行動 
           *呼びかけ:被処分者の会
 できる限り多数の方の参加!!
 これが、都教委に対する反撃の大きな第一歩になると思います。