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2019年11月10日日曜日

11.4集会 「天皇奉迎」で旗振り 八王子市市民の会の報告

11・4集会 八王子市民の会の報告 
4・23に八王子二小などの児童は沿道で日の丸の小旗を振った


「天皇奉迎」 に子どもを動員することに反対する行動の報告        
         「天皇奉迎」に子どもを動員することに反対する八王子市民の会

1.5月末から萩生田文科大臣就任時までの経過
 子どもを動員したことを知ったのは5月末。根津がまずは5月29日に八王子市教委に電話を入れ、3回のやり取りの後、二小、横山二小、浅川小の各校長に質問と抗議の電話を入れた。各学校の職員にチラシまきをした。

①7月までの市教委の回答
・八王子奉迎会実行委員会から23日の何時頃どこを通るという内容の文書が4月15日に届いたので、4月23日に甲州街道沿道の学校(二小、横山二小、陵南中)に、教育指導課指導主事がメールで天皇が来るという情報提供をした。沿道に立つようには市教委は言っていない、あくまでも情報提供。
 メール文
    「天皇皇后両陛下 武蔵陵昭和天皇山陵に親謁の儀に伴う八王子奉迎(沿道お迎え)対応について」
上記の件について情報提供させていただいたところですが、4月23日(火)の行幸に関する八王子奉迎実行委員会からの資料を入手しましたので、添付にてお送りします。
 学校用の小旗が70本事前に準備されているとのことです。当日についてもある程度の小旗が用意されているとのことですが、必ず全員に配布されるとは限りません。
 また、参加の場合、どこでお迎えをするとのことですが、沿道に出ると警察等の方から指示があるとのことですので、そちらに従ってくださいますようお願いします。
 なお、子どもは優先して前列にしてくださるようです。小旗の対応について検討しますので、お手数ですが、4月18日(木)までに以下の内容についてお知らせ願います。
 1.参加の可否
 2.参加の場合の人数
 3.小旗についての希望(複数校が希望される場合は70本をお渡しできない場合があります)

・陵南中は出迎えなかった。沿道ではない浅川小には市教委からは情報提供をしていない。浅川小は自治連合会からの連絡か要請を受けて子どもたちを沿道に並ばせたということだ。
・各学校の判断で沿道に並ぶ、との報告は事前に市教委に上がっている。この、学校の判断が不適切な判断とは思わない。
・即位は200年ぶりのこと、大事なこと。天皇については学習指導要領6年生社会科で「理解と敬愛の念を深める」と示されている。(したがって沿道に立たせたのは、)学習指導要領に則った指導だ。
・(退位・即位に関する文科省通知文にあるように、出迎えるという行為は「国民こぞって祝意を表する」ことを子どもたちに求めたということで、思想の強制に当たる。子どもたちの思想・良心の自由及び思想・良心の自由の形成過程のか。と根津が訊くと)「私(指導主事)の立場ではお答えできない。


② 二小校長の発言
「23日にメールが来る前に斉藤指導担当部長から『ぜひ学校で対応してもらえないか』と言われた。(「学校の判断で決めた、市教委はあくまでも情報提供をしただけ」と市教委は言ったが、と訊いたら)『対応』ということばを使い、『しなさい』とは言わない。忖度しなさいということだ。

③ 浅川小の校長の発言
「自治連合会から話はあったが、要請を受けた、話があったからやったのではない。校長である私が決めたのだ。最終決定は学校=校長にある。自治連合会が教えてくれたから、(『御見送りと御出迎え』が)できた。自治連合会は子どもたちに旗も準備してくれた。」
  (「『御見送りと御出迎え』をさせることは、敬意の意思表示ですから、思想の強制になるとは考えなかったのですか。」と訊くと)「自治連合会から話があって、あえてそれをやらないのは、反対の意思表明になる。敬意を持つのは、日本の国のルールであり、文化だ。根津さんのように反対する人がいるのは承知だが、多くの国民が天皇に敬意を持っている。共産党も赤旗で代替わりに賛意を表明している。」

2.「天皇奉迎」に子どもを動員することに反対する八王子市民の会の結成と行動
 10月2~4日に市教委(こちらの参加者17名)、二小(9名)、浅川小(16名)、町会自治連合会(八王子奉迎会実行委員会)(16名)に申し入れをした。二小、浅川小は、学校運営協議会のメンバーも同席させた。
 横山二小の校長は電話に出ることさえ拒否した。アポを取らせないので、直接行くことに。
                 
■10月4日は、町会自治連合会、八王子奉迎会実行委員会へ
 町会自治連合会は会長と副会長4人、そして常駐の事務局員。会長は奉迎会実行委員の代表と同一氏名。会長と代表は氏名が同じなので同一人物かを確認すると、「そうです。」「(奉迎会実行委員会には)誰かから集まれと言われた。口頭か電話かで。手帳に書いてあるので行った。ちょうどこの人数(20人ほど)が集まったかな。そこで、誰かが私を推薦して、分からないままに奉迎会実行委員会の代表になった。その後集まりは持っていない。」という。「ならば、4月15日発出の「天皇皇后両陛下 武蔵陵昭和天皇陵に親謁の儀に伴う八王子奉迎対応について」」という文書(=市教委が得たという「情報」)は誰が作成した」のかを質したところ、「わからない。私はワープロが打てないから、私が打ったものではない。事前に見せられてはいる。」と。「それをお聞きして、そうでしたか、とは素直には言えないですね。」とこちらが言うと、「そうだと思います。」
 私たちの申し入れに対し会長は、「町自連としては市教委に要望や要請、強制は一切していない。それはしてはならないことだ(と認識している)。」という。市教委は「『何時にどこを通る』という情報を4月15日に奉迎会実行委員会からもらった。」「小旗は町自連が用意してくれた。」と、また、浅川小の校長は「町自連から情報を得て、小旗も用意してもらった。」と発言したことをこちらが伝えると、再度否定した。
会長は、「4月の小旗は、町自連で購入したのではない。どこからか届いたので、町会長に配った。」「町自連の仕事は、得た情報を町自連の集まりでお知らせすること」という。事務局員は「小旗は、どこかの財団、公益(財団)から届いたのかな。町会に配布した旗を町会長によっては、学校に渡したということがあるかもしれないが、こちらではそこまではわからない。町自連として市教委に渡したり必要数を聞いたりしてはいない。」と補足した。

■市教委の回答は町会自治連合会に合わせた回答に変更となる
 10月17日、同28日、以下のように回答が変更された。10月2日までの回答であった「奉迎会実行委員会→市教委」を取り消し、「町会自治連合会→協働推進課→市教委」という迂回ルートからの「情報」提供だとして、奉迎会実行委員会・町会自治連合会とも教育への介入はしていないと。
 4月12日に協働推進課から斉藤指導担当部長に電話があった。協働推進課からの電話は、「当日交通整理がなされる(必要との意)。沿道の学校は制限を受けるので、学校教育部に伝えねばと考えて」のことだったという。それを受けて、斉藤指導担当部長は学校に電話を入れた(二小校長:「ぜひ学校で対応してもらえないか」と言われた)。15日には協働推進課課長から斉藤指導担当部長に八王子奉迎会実行委員会が出した4月15日付け文書が手渡された。市教委はこの文書に「参加の有無」等の3質問をつけて二小、横山二小、陵南中の校長にメール送信した。この判断は、斉藤指導担当部長による。 16日に二小、横山二小から「参加」の回答が届いた。17日に開かれた副校長会において、指導主事が70本の「日の丸」の小旗を両校の副校長に渡した。小旗は、協同推進課から市教委に渡された。
                 

   天皇奉迎」に子どもたちを動員しないことを
   求める申し入れ書を提出
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                                                                              2019年10月2日
八王子市教育委員会 教育長 安間英潮様
天皇皇后両陛下八王子奉迎会実行委員会 代表 秋間利久様
町会自治連合会 会長 秋間利久様
八王子第二小学校 校長 土屋栄二様
横山第二小学校  校長 鈴木裕子様
浅川小学校    校長 清水弘美様

         「天皇奉迎」に子どもを動員することに反対する八王子市民の会
        
  「天皇奉迎」に子どもたちを動員しないことを求める申し入れ書

 4月23日、天皇夫妻(当時)が昭和天皇の墓に「退位」の報告に来た際に、八王子市教委及び奉迎実行委員会、町会自治連合会は子どもたちを沿道に立たせるよう校長に直接的・間接的に要請し、また、上記した3小学校長はそれに呼応して子どもたちを沿道に立たせ、「日の丸」の小旗を振らせました。沿道に立たせ、「日の丸」の小旗を振らせることは、天皇を敬愛し尊敬の念を抱くよう、子どもたちに教え込むことにほかなりません。
 日本国憲法第1条の天皇条項は、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」と明記しますが、国民・市民に「敬愛」や「尊敬」を要求しません。天皇(制)については、肯定する考えも否定する考えもあります。そうした中、「敬愛」や「尊敬」を求めること
は、憲法19条「思想及び良心の自由」を侵害することになるからです。
 宛先である各位が「天皇奉迎」に子どもたちを動員することを決めた際に、閣議決定や文科省通知が背を押したことは想像に難くありません。
 文科省発出の4月2日付「御即位当日における祝意奉表について(通知)」は、「祝意奉表」のために「日の丸」旗の掲揚を求めました。さらに4月22日付「天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に際しての学校における児童生徒への指導について(通知)」は、「各学校においては、・・・国民こぞって祝意を表する意義について、児童生徒に理解させるようにすることが適当」だとして「配慮」を求めました。子どもたちに「祝意奉表」を理解させるということは、天皇(制)に対する批判的視点には目を向けさせず、最上位の敬称に示される天皇観・国家の価値観の刷り込みを、学校教育を通して強制したということです。また、それは、憲法を遵守すべき政府が、憲法が保障する「思想・良心の自由を子どもたちから奪ったということです。
安倍政権は、集団的自衛権行使を容認する安保関連法を強行成立させるなどの憲法違反を重ねてきました。安保関連法審議の国会で自民党が推薦した長谷部恭男早大教授までもが「安保関連法は憲法違反」だと言い切った(2015年6月4日)ことは、記憶に新しいところです。ですから、閣議決定したからといって自動的に合憲とはなりません。「祝意奉表」は極めて政治的であり、憲法19条に違反する行為の強制です。
 各位は学校教育を通して子どもたちに「祝意奉表」をさせてはなりません。「思想・良心
の形成過程にある子どもたちに国家の価値観を押し付けることはやめてください。
 10月22日の「即位正殿の儀」や11月23日の「大嘗祭」に際しても、天皇夫妻や天皇家族が八王子を訪れることが予想されます。また、4月22日発出の文科省通知は、10月22日のことにも及びます。そこで、以下のことを厳に申し入れます。
                                          記
      1. 子どもたちを沿道に並ばせないこと

      2. 各学校は、子どもたちに「祝意奉表」を求める旨の講話をしないこと。市教委は  
  その講話を各学校に指示しないこと。
      3. 天皇(制)をめぐっては、制度自体や昭和天皇の戦争責任回避等について、人々の間
  に対立した考えがあり、小中学校には、日本の侵略や植民地支配によって肉親が
  被害を受けた外国籍の家庭の子どもも在籍する。そうした中、各学校は、憲法1条につ
  いての解説とともに、憲法及び子どもの権利条約が保障する「思想及び良心の自由」
  が子どもたちにあることを教えてほしい。   以上

■秋間氏回答の嘘が露見される
奉迎会実行委員会が申請して小旗を調達した。
証拠は日本文化興隆財団のHPに「国旗小旗頒布事業 平成30年度上半期助成団体一覧(平成30年7月~令和頑年6月)に「66 天皇皇后両陛下八王子奉迎会 昭和天皇山稜親謁の儀 奉迎」 2500(申請本数) 2500(頒布本数)」とある。

・萩生田の見聞録の4月26日の欄には、
「天皇皇后両陛下は、昭和天皇への退位のご報告の為、八王子の武蔵陵を訪問されました。警備の関係もあり、いつもはギリギリまで日程が公表されないのですが、今回は宮内庁から3週間ほど前に内示があり、町自連、安協、八王子まつりやいちょう祭りの実行委員会にも呼びかけ、『両陛下をお迎えする会』を組織し準備をしました。八王子インターから浅川大橋、追分から御陵まで、沿道にはかつてないほどの市民が出迎え、両陛下は長い道のりを窓を開け、手を振り続けてくださいました。日の丸の小旗4000本はたちまち無くなり、沿道の小学校、幼稚園、保育園の子供たちは手づくりの小旗で集まってくれました。」とある。

「呼びかけ、組織し準備をした」のは、この文章中ここだけが主語がないが、自身が書いているのだから明らかに主語は「私、萩生田」。萩生田が組織して町自連が動き、奉迎会実行委員会ができたということに違いない。
 秋間氏の、「(奉迎会実行委員会には)誰かから集まれと言われた。口頭か電話かで。手帳に書いてあるので行った。」云々の嘘は、萩生田からの呼びかけによるものだったからだ。
  4月12日の欄には、
「4月23日11:00頃八王子インター着で両陛下の『今上天皇としては最後の武蔵陵参拝』が決まりました。浅川大橋を渡り、バイパスで追分→武蔵陵の予定です。片道だけですが、いちょう並木を通って平成最後の来王となります。いつもは直前まで日程を公表しないのですが、今度ばかりは最後という事で、宮内庁も早めに連絡をくれました。」
  「4月23日、「両陛下 武蔵陵行幸啓」は、今上天皇として最後となりますので、各町会を通じて通行予定をお知らせする事となりました。是非沿道へお出かけいただき、お迎えいただければと思います。」とある。
  萩生田が宮内庁に早めの連絡を要請したのか。
 
■再び始まった皇民化教育をやめさせるために、当会は継続して行動を続けます。