お知らせ

拡大表示の方法: キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「+」キーを押します。
縮小表示の方法: キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「-」キーを押します。

2014年4月29日火曜日

4/24 「『君が代』解雇を許さない会」の早朝チラシ撒きと都教委傍聴

■4月24日(木)、河原井さん・根津さんら「君が代」」解雇を許さない会の都庁ビラ撒きが8~9時までチラシ撒きを行いました。(12名参加)。
たまたま、「実教出版教科書問題に関し、違法不当な都教委を訴える会」の人たちと一緒になり、リレートークをやりながらやりました。

◆チラシ撒き
チラシの受け取りはあまりよくありませんでしたが、4月4日の「再発防止研修」抗議行動の際に使った「僕、国歌歌わないもん」と石原慎太郎の写真の入ったプラカードを掲げチラシまきをしたところ、多くの職員が目を止めていました。

◆その後、都教委定例会の傍聴に並びました(24名並び抽選で20名となる)。
定例会を待つ間、ある職員に「石原があんなことを言って、あなたたちはハシゴを外されたと思っているでしょう。」と言うと、「ええ」という答えでした。これが当たり前の人間の感覚です。

★定例会の内容で気になったのは、<「いじめ防止対策推進条例」の立案依頼について>
(A3版計22ページ)という議案と、<いじめ防止対策推進施策について>(A3版35ページ)という報告事項です。
いずれも膨大な資料となっていますが、ここには事細かな「対策」だけが書かれていて、
いじめが起きる「原因」については一言も書かれていません。

★<いじめ防止カード>などというものもあり、それには「みんなでいっしょに!『いじめゼロ』宣言! いじめはぜったいにゆるされません!いじめのことでなやんだら、だれでも、いつでも、どこでも『東京都いじめ相談ホットライン』に電話してください。かならず力になります。 電話 03-5331-8288」などと書かれていました。
 しかし、私たちから見れば、「いじめ」を一番しているのが都教委です。彼らはこれまで教職員に対し不当な「いじめ」をどれだけ続けてきたでしょうか。そして、抗議さえもまともに受け付けないのが都教委でした。

★また、子ども生徒たちには「学力テスト」などで競争を強い、「スーパーハイスクール」などには手厚く予算を回す一方、底辺校からは予算を削減する、これが文科省の言いなりの都教委の体質です。これではいくら「対策」を強化しても「いじめ」は無くならないでしょう。

★もう一つは、高校入試における「採点の誤りについて」でした。結局、48校、139件の誤りで、4校4名は追加合格ということでした。これらの学校名は25日に発表するそうです。
 しかし、この問題についても、根本的な「原因」は問わず、主に「今後の対応」だけが問題になりました。
 <再発防止策の検討>には次のように述べられていました。都教委として「調査委員会を設置し、学校に対して実施調査を行い、本件事故の原因を究明し、改善策及び再発防止策を7月中に取りまとめる。」
 また、これまでの調査では不十分なので、「採点をさらに再点検するように学校に命じる」などということも語られていました。ヤレヤレ。

 それでなくとも、これだけ採点ミスが出る背景には、無理な時間設定(テスト3日後には結果発表、その間授業も入っていながらの採点)があるというのに、それは誰も問題にしないで、さらに現場の多忙化に拍車をかけようとしています。

しかし、厳正にやろうとすればするほど、採点基準などで問題が噴出、紛糾する結果になります。その結果、日々の授業に支障がでてくるのは明白です。
 もはや都教委は、目前のことで頭が一杯で、全体のことを冷静に考える頭もなくなっているのです。「木を見て森を見ず」です。

★傍聴が終了し退出時、「石原は言いました。僕、国歌歌わないもん」「僕、国歌歌わないもん」と言うと、他の方々もそれぞれ声を上げました。
 木村委員長が、「そこの者をチェックしろ」と言いましたので、「10・23通達はすでに破綻したんだ!なぜ都教委は処分をするんだ!!」と強い口調で抗議しました。

根津さんは会議室の外から石原のプラカードを教育委員に見えるように掲げました。

◆根津公子の都教委傍聴記(2014.4.24) がレイバーネットに写真入りで出ていますので、見てください。
          <寄せられた都民の声をどう受け止めたの?>

苦情・要望では、大雪のために中止となった「中学生『東京駅伝』大会の延期開催を 求めるもの」が227件あった他は、「君が代」不起立処分等に関するものが183 件(うち、ほとんどが、不起立処分に反対する内容)、「『はだしのゲン』の撤去ま たは自由な閲覧を求めるもの」が152件。

請願では、「『はだしのゲン』の撤去または自由な閲覧を求めるもの」が119件、 「都立高校日本史教科書採択について」が74件、請願の全てが教育委員長をはじめ 教育委員によって検討されることを求める「東京都教育員会請願処理規則の一部改正 について」が65件。


陳情・要請では、「教職員」に関するもの22件が最多であり、そのうちの20件が 「君が代」不起立処分について、ということだった。
これらすべては、教育委員の仕事を問うものであるのにもかかわらず、誰からも発言 がなかった。肝心なことになると、口を閉ざす人たちだ。

全文→ http://www.labornetjp.org/news/2014/0424nezu