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2013年6月30日日曜日

6/27日 2つの緊急行動の報告

■6月27日(木)、被処分者の会が呼びかけた2つの緊急行動がありました。その報告が被処分者の会のHさんから寄せられました。

◆ONさんの再発防止研修(2回目)抗議・支援行動

★朝は、水道橋の教職員研修センターで、卒業式不起立者に対する2回目の再発防止研修がありました。
 4人の卒業式不起立者には、直後の4月5日に一斉に「センター研修」が行われました。その後各所属校に指導主事が出向いての「訪問研修」が2回行われ、今回はおそらく「仕上げ」としての2回目の「センター研修」になります。
 今度は一人ずつ日程を分けて行われるので、都合4回もたれますが、その最初がONさんでした。

★9時半開講に間に合うように、支援者は9時に集合して、抗議のアピール、シュプレヒコールに声を挙げました。教員関係者が多い中で、山谷の労働者が大きな幟旗と伴に連帯してくれたのは心強い限りです。やはり教員ではない一人の市民が、「君が代強制問題はみんな知りませんよ。社会問題に関心があるつもりの私も1~2年前に知りました。まして、再発防止研修が行われていること何て誰も知りません。これは酷すぎます。もっと広める努力をしなければ」と、話しかけてきました。
 全くその通りで、内心にとどまる限り絶対的に保障される「思想・良心の自由」にズカズカと踏み込んで思想改造・転向を迫るのですから、誰が見たって明らかな人権侵害です。

★ところが、裁判所も、マスコミも・・・
11時半に研修が終わって、ONさんが退出してきました。皆がねぎらいの拍手で迎えました。まだ勤務時間中なので、報告のスピーチはありませんでしたが、都教委の圧力に屈することなく思ったより元気そうだったのが何よりでした。
 あと3人、7月11日(木)、12日(金)、16日(火)に、同じく「センター研修」と抗議行動が持たれます。
 時間と場所は、全部今回と同じ、9時集合、水道橋の研修センター前です。

◆二次訴訟第1回最高裁要請行動

★昼食を取ったあと、永田町に移動して、14時から最高裁要請行動が行われました。
中には入れるのは17名ですが、その倍くらいの人数が集まりました。
今、最高裁には、呼びかけ団体の「東京『君が代』裁判2次訴訟」の被処分者の会の他に、5件の関連裁判が継続していて、その関係者が「要請文」を持ち寄りました。
 これらの「要請文」は、窓口の訟廷首席書記官補佐を通して、小法廷5人の裁判官に届けられます。「間違い なく届ける。それが私の仕事だ。」と、訟廷首席書記官補佐は言います。

★最高裁では、下級審のように、法廷を開いて審理をすることはありません。
その代わり、国民の意見・要請は、主権者の権利として認められ、窓口が開かれています。(1案件につき月に1回、要請の人数は17人、時間も30分と限られてはいますが)この権利は、精一杯活用したいものです。

★今回は、最高裁に国民の声として以下の署名が要請団を通して届けられました。
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団からは、団体署名89筆、個人署名(第1次分)4,662筆。
近藤順一さん累積加重処分取消訴訟からは、個人署名1,843筆。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

★話は変わりますが、ところが都教委は、都民からの請願・要請を、窓口で選別して、半数以上を教育委員に届けていない、という話が、6月25日の『東京新聞』の1面トップで取り上げられていました。
 最高裁ですら、国民の請願に窓口を開いているのに、都教委は、最高裁よりも偉いつもりでしょうか。公僕である自覚を忘れた都教委は、「全体の奉仕者」ではなく「全体の支配者」を気取っているようです。
都教委の非常識ぶりは、最高裁を上回って突出しています。