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2014年5月15日木曜日

5/13 入学式での「君が代」不起立処分で再発防止研修 抗議と激励行動

          

■5月13日、都教委は入学式での「職務命令違反」などを理由に不当にも処分を受けた教員2名(都立淵江高校教員・減給6月、都立板橋特別支援学校教員・減給1月)に対する「服務事故再発防止研修」を強行しました。近藤徹さんからの報告です。

◆研修センター前
★あいにくの雨の中、早朝8時過ぎからの「再発防止研修抗議・該当者支援行動」には、研修場所の都教職員研修センター前(都内水道橋)には、被処分者の会の緊急の呼び掛けに応え60名を超える人が参加し、都教委による不当な「イジメ・弾圧」に苦しむ該当者と思いを共有しました。
 研修センター前の抗議行動では、「イジメ研修反対! 裁かれるべきは都教委だ!」の声が響き渡りました。

◆都教委への弁護団申し入れと該当者の発言より
 研修開始に先立って、弁護団より澤藤統一郎弁護士が研修センターに申し入れを行い、被処分者の会等が抗議声明を手交しました。澤藤弁護士は、理路整然とこの研修の本質と不当性を糾弾しました。最高裁判決に反する可能性が高いこと、「踏み絵」による転向強要は民主主義を江戸時代に後戻りさせる暴挙であること、都教委職員もこれらを自覚すべきこと、などを研修センター総務課長に申し入れました。

①澤藤弁護士から

◆研修終了後、該当者からの報告・発言

★再発防止研修の内容が以前に比べて強化された。全体研修では①地方公務員法(服務規律)について、②学習指導要領を基に国旗掲揚及び国歌斉唱の意義と教職員の責務、についての講義あり。個別研修では、振り返りシート。都教委の模範解答を押しつけようとする。

⑨受講報告-2

★最高裁判決で「職務命令は意見ではない」とされたのでに従え、との発言などが都教委からあり(最高裁判決の都教委解釈の押しつけ)。私は、最高裁判決がどうであろうと憲法の思想・良心の自由に従って教職員の責務を果たす。

★これで「研修」は終わりません。2ヶ月間の所属校研修、2回の教職員センターの指導主事所属校訪問、2回目のセンター研修があります。長期の闘いになりますが、皆さんの励ましが該当者に力を与えています。
 6~7月に2回目のセンター研修が該当者個別に行われます。その都度、研修センター前で「再発防止研修抗議・該当者支援行動」を行いますので日程が決まり次第お知らせします。ご参集ください。

◆都教委の異常な警備体制

⑩最後に抗議のシュプレヒコール

★このところ、都教委の異常な警備体制は目に余るものがあります。研修センター前に16~17名、玄関の中に同じほどの数の職員。
 Iさんの報告によれば、研修会場前に10名ほど、トイレの前にも職員を配置し、研修会場内に司会、講師、記録者、校長以外に6名がいたそうです。研修が始まる前から該当者を恫喝しようというのでしょうか。
 これこそ税金の無駄遣い。都民のために教育行政を行うべき都教委の「本務」と言えるでしょうか。不法・不当な研修に対する整然とした抗議行動、該当者の毅然とした姿勢とは対照的です。