■一連の裁判を闘い、賠償請求で、最高裁で勝訴した河原井さんからコメントが届きましたのでアップします。
◆河原井さんの決意とコメント
後続裁判にも影響大である。この判決を都教委に迫り、『破壊的な教育改革』の見直しを求めていく。同時に学校現場・教育現場に活かしていく。全国の仲間たちは喜びを分かち合っている。これをさらなる抵抗のエネルギーにしていきたい。
(1)行政訴訟において処分取消だけではなく、行政の過失を認定して損害賠償を認めさせ、慰謝料を支払わせたこと。後続裁判への影響は大きい。
(2)都教委の過失を認定するにあたり、「憲法上の思想・良心の自由との関係で微妙な問題があること」「自らの歴史観または世界観等に対する問題であること」を判示しているは大きな弾みになり、今後に活かせる。
(3)最高裁で門前払いになっている「教育の自由」「教育問題」をやっと引きだすことができた。判決文で「教育とは何か」「学校とは何か」にふれている。
判決文「…教諭と児童との人格的触れあいは、教育活動に欠かすことの出来ないもの である。」
今後、創意工夫しながらすべての処分の取り消しと10・23通達の違憲・違法性を明らかにすることを目指していきたい。