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2013年4月22日月曜日

4/18 入学式処分・再発防止研修を許すな!都教委要請行動

■4月18日(金)<「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会・
  東京「君が代」裁判原告団>主催の「入学式処分・再発防止研修を許すな!都教委要請行動」が取り組まれました。(参加者23名)

◆要請行動について
 「申入書」を上記の会が、「要請書」を<「日の丸・君が代」強制反対予防訴訟をひきつぐ会>が、それぞれ教育情報課(波田課長、森谷係長補佐、阿部係長の三人出席)に提出しました。

★趣旨補足説明として、被処分者の会のIさんは次のように述べました。
 この間2月5日、3月11日にも強制と処分、再発防止研修をしないよう求める「要請書」を出した。しかし、卒業式では6名を処分し、再発防止研修も行った。
 最高裁判決では、都教委の加重処分に対しては「裁量権の逸脱・乱用」とされたが、今回、減給処分も出された。このような処分は撤回してもらいたい。また再発防止研修は寒い地下室で行われるなど、思想改造を強要するものであった。止めて頂きたい。
 4月25日には都教委定例会が開かれ処分が検討されるようだ。10・23通達から10年経ち、その時からの委員は内館牧子氏ただ一人になった。私たちの申し入れを教育委員全員に伝えてもらいたい。教育委員は同通達に係わる処分について真摯かつ慎重に議論し、これまでの教育行政、10・23通達を見直してもらいたい。

★今回一緒に参加した澤藤弁護士は次のように述べました。
 「申入書」は実によくできている。是非、都の教育委員6人全員に読んでもらいたい。
 昨年1月16日の最高裁判決後、1月24日に開かれた都教委の臨時会議では、議事録によれば、事務方から提案されたものに対し、「異議なし」の声だけで、わずか8分で議決している。
(この内容については澤藤弁護士のブログ http://article9.jp/wordpress/
  「東京都の教育委員は、その職責を自覚せよ」を参照して下さい)
 最高裁判決の都合のよいところだけを抜き書きして作った
 (「日の丸・君が代」強制を引き続き徹底するという)決議案を
 質疑も意見交換も全くないままに決定している。

 最高裁は、社会常識から見て都教委の処分は容認できない、違法だとして、減給以上の処分は取り消した。都教委は叱責を受けたのである。補足意見では都教委がイニシャティブをとって問題解決をと言っている。しかし、都教委にはその真面目さがない。
 彼らは判決を読んだのか。都教委は問題を解決しようとしているのか。それとももっと弾圧して混乱を拡大するのか。なぜ、減給処分を発令したのか。再発防止研修を強化しているのか。私どもとの場を設けてもらいたい。 
  この「申入書」「要請書」(いずれも教育委員長と教育長あて)を、是非教育委員に渡してもらいたい。

★ところが波田課長は次のように答えました。、
 ・所管(指導部・人事部など)に伝えます。
 ・回答は3~4週間かかります。
 ・教育委員には見せません。そういうことになっております。

★澤藤弁護士はもちろん、その返事に驚き、「都民からの声をカット、ブロックすることがあなたがたの任務ではない」と抗議しましたが、「そういうことになっております」と言うばかり。 
他の参加者からも、「事務局が都教委を牛耳っている。だから上げない。上げると嘘をついていることがバレるから上げないのだ」という声が上がりましたが、ラチは開きませんでした。

★終了後何人かは、「いつから日本は江戸時代に逆戻りしたのだ」「今度要請するときにはマスコミにも取材に入ってもらうのがいい」と言っていました。

東京では、木村孟教育委員長宛の都民の「申入書」「要請書」でも、都教委事務局がしまいこんで教育委員長には渡らないのです。