■都立高校卒業式の門前チラシ撒き報告の続きです。警察権力を導入する学校!
<FC高校>
教職員の受け取りは3分の2くらいか。生徒の受け取りも、保護者のうけとりもまあまあ。200枚くらい撒く。
出勤してきた副校長が「生徒にはまかないでください」(生徒にまくのです。)「撒かないでください。」しばらくしたら、また副校長がきて、「自転車の生徒には配らないでください。あぶないから」(「そうですね。気をつけてやっています。」)
副「あぶないですから、けがでもしたらどうするんですか」「ビラ撒きをやめてください」という。(「ビラ撒きにきたんですから、やめるわけにはいきませんよ」)
そのあとすぐ、別の教員が、青のポリのゴミ箱をもって来て、門から入ったところに置いた。ちょうどチラシを受け取って入ってきた生徒から、チラシをとってその中に入れた。
私「先生それはないでしょう。そんなことすべきではないでしょう。」
教員「うちの生徒は読まないでそこいらへんに捨てるから。ちらかるので」
私「生徒が捨てるのは自由だけど、そこらへんといったって、あちこちに投げ捨ててるわけじゃないでしょ。ゴミ箱に捨てるでしょ。だからそんなことしなくていいんですよ」
その教員は黙っていたが、今度は矛先をかえて、つづけて、「門の前ひろく開けて。交通のじゃまになるから」といって歩道に出張ってきた。
私「別にじゃまになんかなりませんよ。」
教員「邪魔になるよ。どかないんだったら警察にいう」と言って、ケイタイをポケットから出しながら校舎の中に入っていった。」
そうしたら、別の警備の腕章をつけた教員が「じゃまなんだよ。警備が言ってるんだ。思想信条の自由はあるけれど、ここ(校門前の歩道)をあけて。俺だって、「日の丸・君が代」反対だよ。味方を敵にしてどうする。俺は組合員だ」
私「別に交通を妨げているわけではないでしょう」「そんなことをいう学校はないよ」
その後、何事もなくビラ撒きを続けた。
と、学校関係者とは思えないジャンパーを着た2人が門の中に入っていった。
9時20分頃か? その男たちが門から出てきた。そのとき、別の警備(腕章はつけてない)の教員が、「早く帰れよ」とか言っている。きくと、警察だった。
私服刑事2人は門から出て、しばらくこちらの様子を見ていた。
私「どうして警察がきたんですか。学校から通報があってきたんですか。」
警察「そうだ」
私「何しにきたんですか。取り締まれって言われてきたんですか。逮捕でもしようっていうんですか。逮捕するならして下さい。」
警察「何者かわからないから、様子を見に来たんだ」
私「何者かわからないったって、名前が入ったチラシをまいているんだから」 。警察はそれ以上は言わず、しばらくいたが帰った。(写真:歩道はおおむねこのような状態。人通りはそうない。)
(別の方向に、隠れるようにしていた男性がいたので、そこに行って「警察ですか」と聞いたら、「違います」と否定したが、警察の可能性大)
歩道で撒いていて、じゃまだからといって、警察に通報するとは。しかも、警察を校門のなかに入れるとは。生徒の補導も警察と連携している。教育とはなんなのか。
<N高校>
例年撒いている通用門に8時に到着。2人で撒く。例年と変わったのは門のところに「日の丸」が掲げられていたことだ。卒業生の女子はほとんどが和装、男子はほとんどがスーツ姿である。ビラの受け取りは生徒は比較的良いが、教員は悪い。
しばらくすると、校長が出てきて「生徒には巻かないで下さい」という。
私が、「生徒に知らせるために来たのです。今、また戦争が起きるような状況になっているじゃないですか」と言うと、校長は「戦争なんか起きませんよ」と答え、中に引っ込んで行った。
その後、警備係の教員が二人出てきたが、特に何も言わずに通用門付近に立っていただけだった。
しばらくすると、カメラを持った教員(副校長?)が出てきた。「卒業式の看板を撮りたいからどいてくれ」と言うのでどく。撮り終わったので、「チラシをどうぞ」と言うと、「卒業式の邪魔なんだよー」というので、「卒業式を祝いに来たんですよ。言い方がヤクザみたいですね」と言うと彼は黙って帰っていった。
在校生で写真部の女子生徒たちが、通用門のところで、登校する卒業生たちの写真を撮っていたのでチラシを渡し、「わかりやすいから裏面のイラストを見て下さい」と話した。
チラシ撒きのもう一人の方は正門の方で撒いた。
こちらは、登校というより、記念写真を撮る親子が多く、あまりチラシは撒けなかった。約150枚撒いた。警察の姿は見えなかった。
終わってから一人になりしばらく歩くと、マスクをした男性が道路で携帯で連絡をとっていた。彼は私の方を見て、私と反対方向に行った。しかしその後、私をつけてきていることがわかった。そこで、私は道路脇の物陰に隠れたところ、彼は私がいるところを通り過ぎた。その時、私がいることに気づき、彼はマズイと思ったのかそのまま歩いて行った。今度は私が彼の後ろを歩く形になったら、彼は逃げるように歩いて行ったので、途中でやめて帰ってきた。おそらく、公安警察だったのだろう。
<NY高校>
8時30分前頃からまいたのですが、小太りの教員らしい(?)人物が登校してきましたのでチラシを撒きました。後で分かったのですが、この人物は公安でした。
校門には、「校門警備」の腕章をつけた教員が3~4人で門の中にいました。
ビラをまき始めて10分ほどして、カメラを持った人物(大きなマスクで顔が分かりづらい)が盛んにこちらを撮影を始めました。非常に露骨な撮影の仕方でパチパチでした。先ほどの小太りの人物が近づいてきて、「つきまとうな」「交通のじゃまをするな」と言ってきました。そして「おまえは誰だ」と言ってきたので、「市民だ」と言ったら、へへら笑いで「何が市民だ」と応えてきた。
あまりにもしつこい写真の撮り方だったので、マスクの男に「人の写真を勝手にとって、名前をなのれ」と言ったところ後ろをむいて黙った。そこで「名乗れ」と繰り返すと逃げた。
しばらくすると今度は管理職らしいい人物が来て、「ここからこっちは学校の敷地だから入るな」と言ってきた。先の2人の公安は少し離れたところで監視していた。2人の公安が虎視眈々とねらっているような感じでした。
保護者も生徒も「おめでとうございます」と声をかける時には受け取りが良くなりました。校門の中では箱が置かれ、ビラの回収が行われていました。
約200枚ほどをまきまいた。
終わって、帰ろうとしたところ、2人の公安が後をつけてきたのです。「何で後をつけるのだ」と抗議しましたが、「歩いてるだけだ。何がいけないのだ」と言い返してきました。角を曲がってもついてきました。バス停までも行ってもまだついてきました。どこまでもついてきました。次のバス停でバスを待っていたら、その近くで監視していました。そこでタクシーで駅まで行ったのですが、これでようやくつきまといがなくなりました。
これが安倍政権の言う、「学校と警察の連携」の正体であります。警察監視国家の正体です。