お知らせ

拡大表示の方法: キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「+」キーを押します。
縮小表示の方法: キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「-」キーを押します。

2013年3月22日金曜日

3/21 あきるの学園高等部卒業式 校門前チラシ撒き報告

■3月21日(木)、あきる野学園高等部の卒業式でした。ここは田中さんの前任校であり、根津さんの最後の勤務校でした。

◆根津さんの報告
 卒業生は私も教えた生徒たちなので、事前に校長に参加したいと申し出たが、断られていたので、卒業生が校門に出てくる2時半過ぎまで校門前に佇み、一人お祝いをした。

★7時、校門前に着くと、すでにハタは揚げられ、しかし、門扉は閉まっていた。
 7時11分、見たことのない男性3人が通用門を入って行った。玄関の中では副校長2人が出迎えている。都教委の人間だろう。しばらくすると、また、都教委の人と思われる男性が入って行った。数分してまた、オリンピックバッジをつけた男性が中に入って行った。バッジが証明しているので、「都教委の方ですね」と声をかけたが、返事はなし。5人もの都教委職員を配置したのは、人事部が何を予測してのことなのだろうか。

★7時34分、副校長2人がやってきて、例の通り、「ビラを配布しないでください。敷地に入らないでください。もし、敷地に入るようなことがあれば、警察に通報します」と、いうことだけを言って、引き返して行った。式が始まるまで、2人は玄関を入ったところで、明らかに警備に就いていた。

★職員が出勤してきても、業者が車で来ても、門は閉ざしたままだった。「今日はなぜ門があいていないの」と、言う職員や生徒・保護者もいた。
 スクールバスが入ってくる時刻から式が始まるまでの間だけ、門を開けたが、その間は、職員を配置する有様。根津が入ってくるとでも思ったのだろうか。

★一昨日の職員打ち合わせで校長は、「卒業式の朝、チラシを受け取るな。話をするな」と職員に言ったのだという。前代未聞の事態である。時間のない中でこの校長発言に抗議の発言がなされたという。
いくらなんでも、そこまで言うか、と受け取った職員は多かったようだ。私からチラシを受け取りながら、何人もの人が憤慨し、あるいは呆れながら、そう教えてくれた。

★保護者のお一人から、「今も頑張っていらっしゃるのですね」と声をかけられた。
昨年の卒業式の時にも、私の行動(不起立)にお礼を言ってくださった保護者や、私が卒業式への出席を拒否されたことに怒ってくださった保護者がおられた。こちらは知らない方でも、見ていてくださるのだと、今日も胸が熱くなった。

 チラシには、私の思いの他に、田中聡史先生が転任先の学校で一昨日、不起立をした事実と、田中先生からの「おめでとうございます」のことばを入れた。

★卒業式が終わってから聞いたこと。
「国歌斉唱」の時副校長(3人)はバタバタと動き回っていたという。「異様だった。起立していない人を探し回っていたのだろうが、副校長たちこそ、起立して斉唱しろよ、と言いたい」と。昨年も同じことを聞いたのを思い出していた。

 「君が代のことだけで参加させないというのはどう考えたって、おかしいよ」等々、私が担当した在校生や卒業生、昨年の卒業生は言っていた。事情を伝えることのできた保護者もまた、同じように思われたようだった。そう思うのが偏見のないふつうの見方であろう。
 しかし、根津への対応を通して、行き過ぎた校長=都教委のやり方を目撃したあきる野学園関係者のかなり多くの人が、都の教育行政の異常さを感じ取ったのではないか。根津対策をほどほどにした方が利口なのに、それにさえ、あの人たちは誰も気づかないのだろうか、と思った。

 都教委の問題点を、目に見える具体的な行動やチラシで学校関係者や世に訴えるこ
とが、いかに大事であるか、今日も十分感じた一日であった。
 卒業生が学校を後にする時、「田中先生に、ありがとうございました、と伝えてく
ださい」とことづかった。

 福生警察から2名が派遣されていた。