■3月25日(月)、 国立市の某小学校にて、卒業生の保護者が 『6年生、5年生の皆さんに』というチラシを <6年生のお父さんと5年生のお母さんの有志からの「おたより」> として、撒きました。
保護者の70%、児童の80%が受け取りました。 (他に「子どもが主体になる学校行事を求める会」もまきました) この保護者の一人は、卒業式会場で「君が代」不起立をし、校歌(谷川俊太郎作)の時には大声で歌ったということです。
◆チラシには次のようなことが書いてありました。
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ご卒業、おめでとうございます。
卒業式で”君が代”の時、立つか座るか、歌うか歌わないかは、一人一人が判断して良い問題です。
6年生の皆さん、・・・今日の卒業式、小学校生活のしめくくりですね。 ・・「門出(かどで)のことば」(呼びかけ)を、とても楽しみにしています。 また、「ベストフレンド」「心の中にきらめいて」「旅立ちの日に」の3曲の式歌を、6年生の皆さんは教室でよく練習していましたね。 とてもいい曲で、こちらも楽しみです。
卒業式は6年生の成長を祝う日であり、式の主人公は言うまでもなく、6年生です。 しかしこの式の最初に、司会者の先生が 「ただ今から卒業式を始めます。一同起立してください」と、 参加者全員に立つように求め、その直後に「国歌斉唱(せいしょう)」 と発声し、音楽の先生が”君が代”という歌をピアノで弾(ひ)き始めます。 この”君が代”を立って歌うかどうかは、一人一人が判断して良い問題です。
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(以上に続いて、
1、”君が代”の意味は?
2、昭和天皇の戦争責任と”君が代”
3、戦争中は「天皇は敬わなければいけない」と教え込まれていた
4、日本国憲法が保障(ほしょう)する「基本的人権の尊重」
などの内容が載せてあり)
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(最後に)、〇小の校歌の「まなぶ、みとめる、たすけあう」のうち、特に「一人一人の異なる考えや行動を<みとめあう>」ことは、「基本的人権を尊重する」こととすごく関係が深いのです。」
(と結ばれていました。)
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児童たちには少し難しいかな、とも思いましたが、戦前のように、子どもたちが何も知らされないまま、
「原発神話」ならぬ「君が代神話」に取り込まれようとしている現在、<保護者たち>がこのように問題提起をすることは、大変重要だと思いました。