■2月27日(木)の東京都教育委員会の定例会の傍聴報告です。レイバーネットに恒常的に掲載されていますので、そちらを見て下さい。
◆根津公子の都教委傍聴記(2014.2.27)
「体罰根絶」「いじめ防止」は、ことが起きた時のアリバイ作り?
委縮させられた教員に、子どもたちがいじめを直視し、立ち向かえるような働きかけ・授業など、できるとは思えません。「自由のない教師に自由を教えることはできない」のです。
子どものいじめが、大人社会の反映であることは、論を待ちません。いじめ防止のために都教委がすべきことは、まずは教員を自由にすること、支配介入を止めることです。私の体験でも、職員会議の論議によって教育活動を行えていた学校では、いじめが社会問題化していた時期であっても、教員は子どもたちに自治活動を促す働きかけができ、子どもたちがいじめに走ることはありませんでした。教育委員会の支配を払いのけ、先生たちが頑張ってくれていると、教員たちの姿から生徒たちは感じ取り、学んでくれていたのでした。そうしたことを私は生徒たちから何度も告げられていましたから、教員を自由にすることがいじめの解決への一番の近道であると、自信を持って言うことができます。