12月6日(木)、東京高裁で土肥(元三鷹高校校長)の控訴審がありました。傍聴者が多く、入れない人もでました。
◆土肥さんの意見陳述書より
★事実は一つなのに、今回の裁判では全ての点において東京都教育委員会(都教委)の主張と私の主張が事実関係において違っています。裁判所ではどちらが正しいのか見抜き、公正な判断をしていただけると信じていました。
ところが第1審の東京地裁では都教委の主張をほとんど認め、私が敗訴したのです。しかし証人尋問や意見書陳述書等により都教委の多くの主張が間違っていることが証明されました。
★そして「都教委の主張が間違っている事項」として、
1)職員会議での意向を聞く挙手・採決の禁止」について
2)米長氏密告事件と三鷹高校への指導について
3)「個別的職務命令」の件について
4)指導体験発表会について
5)非常勤教員不合格問題について の5点を上げ、都教委の主張の誤りを具体的に指摘しています。
★例えば1)では次のように述べられています。 都教委は≪校長は日々の教職員とのコミュニケーションで意向を把握できるはず。土肥校長は教職員と のコミュニケーションがなく、意向を把握できないから、 通知の撤回を要求しているのであって、その職務を放棄している土肥は校長の資格はない≫ と主張しています。
しかし12人の校長のもとで働いたS証人は 『全くでたらめ。土肥校長はコミュニケーションをとるのは、
ぴか一でした。』と証言し、都教委の主張を全面的に否定したのです。」
★いかに都教委が身勝手な論(≪ ≫の部分)を創り出し、事実をねじ曲げているかがわかります。
しかし、地裁はそれでも都教委を支持したのです。