2016年3月の卒業式は終わりました。処分についての近藤徹さんからのお知らせをアップします。処分発令抗議と再発防止研修抗議に結集してください。
3月24日、東京都教育委員会(都教委)は第5回定例会で、2校の都立高校卒業式で起立しなかったり、式場に入場しなかった教職員3名の懲戒処分(戒告)を決定し、25日に教育庁人事部職員課の管理主事が、各学校に出向いて、処分発令を強行しました。
なお、都教委は、24日のS特別支援学校の卒業式で起立しなかった教員TSさんの事情聴取を同日25日に強行しました。
これにより、卒業式・入学式などで「君が代」斉唱時の起立・斉唱、ピアノ伴奏を強制する都教委の10・23通達(2003年)による処分者数は延べ477名となりました。特別支援学校教員Aさんの処分は3月31日までに発令されると見込まれますが、それを加えると処分者数は、延べ478名になります。
私たちは、都教委の卒業式の不当処分に満身の怒りを込めて抗議すると共に、卒業式被処分者を対象に予定されている服務事故再発防止研修(4月5日(火)9時より)の中止を求めるものです。
◆卒業式処分の内容
都教委卒業式処分発表(都教委HP)
卒業式における職務命令違反に係る懲戒処分について
↓
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/p_hukumu/160325a.pdf
◆処分内容、処分者数
今回の都教委発表の処分者数・処分の内訳などは以下の通りです。
<卒業式の処分の内訳> ( )内は近藤による注釈
1.都立大森高校 戒告(不起立処分3回目)
2.都立大森高校 戒告(不起立処分2回目)
3.都立石神井高校 戒告(処分初めて 式場に入場せず)
計2校3名
<学校種別> 都立高校3名
<発令日> 3月28日
●板橋特別支援学校卒業式に係わる処分は、3月31日までに発令されると見込まれます。
●服務事故再発防止研修 4月5日(金)(詳細は下記参照)
■卒業式処分発令抗議・該当者支援総決起集会
*報道関係者の取材歓迎。記者会見も兼ねて行います。
3月31日(木)
13時30分 全水道会館5F中会議室
(JR水道橋東口 都立工芸高校北隣)
主催:五者卒・入学式対策本部 (被処分者の会など5団体で構成)
■再発防止研修抗議・該当者支援行動
*早朝からの行動ですが、ご協力を!
*報道関係者の取材歓迎。
4月5日(火)東京都教職員研修センター前
(JR水道橋東口、地下鉄水道橋 都立工芸高校隣)
8時20分支援者集合・行動開始
8時35分弁護団申し入れ
8時50分該当者(受講者)入場、激励行動
9時~ 研修
12時30分頃(予定) 研修終了後、該当者激励行動
*呼びかけ:被処分者の会