都立大島高校の武山駐屯地での「体験入隊」反対!
東京都教育委員会は2012年度より全都立高校で防災訓練を始めました。消防庁、日本赤十字社などと連携し、体育館などでの訓練が多いのですが、自衛隊との連携も行われています。
自衛隊の体験入隊は、今年は都立大島高校を対象に、11月26日~28日まで、神奈川県武山駐屯地(横須賀市御幸浜)で実施されます。
昨年は都立田無工業高校が朝霞駐屯地で行いました。この「防災訓練」に対して都教委包囲ネットは抗議し、校長交渉や学校へのチラシ撒きを行いました。また地域の平和団体も訓練そのものをウォッチしたり、田無工業高校・都教委、防衛省自衛隊東京地方協力本部への抗議や要請、交渉を行ってきました。
そのような行動の結果、この都教委のいう「防災訓練」は防災訓練ではなく「自衛隊体験入隊」であることがはっきりしてきました。自衛隊東京地方協力本部は「隊内生活体験」と言っています。
2014年7月1日の「集団的自衛権行使容認」の閣議決定によって、憲法9条の解体、戦争国家化がいよいよ明らかになってきています。自衛隊の存在はどんどん大きくなっています。都立高校の自衛隊の隊内訓練はかつての「学校での軍事教練」への道を開くものと言っても過言ではありません。
都立大島高校の武山駐屯地での「自衛隊体験入隊」に反対しましょう。
都教委の「防災訓練」を口実とした自衛隊呼び込みに反対し、様々な形で行動していきましょう。
この行動は「教え子を戦場に送らない」闘いであり、教育を戦争のための道具にしない闘いです。
【資料】2014年度の「防災教育」実施校は別紙の教育委員会のサイトの通りです。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/2014/pr140710a.html