■10月3日(金)『「戦争は教室から始まる」を阻止する10・3集会』(主催:都教委包囲首都圏ネットワーク)が開かれました。
第一部は、都教委への要請行動でした。
★15:30から都庁第二庁舎前で、簡単な集会を開き都庁に向けてシュプレヒコールをし、
庁舎10階の要請会場(205号)に向かいました。
会場は20人の会議室でしたが、参加者は約40人。椅子を運び入れて、超満員の部屋の中での要請行動(16:10~)となりました。
★ところが、要請の応対にあたった教育情報課の阿部係長は、「要請団体の名前を事前に知らせなかった。話が違う。」などと言い、なかなか要請行動に入れません。
これに対して、参加者から大きな抗議の声があがり、ようやく16:30頃から要請行動に入りました。
要請団体は以下のとおりでした。
「都教委包囲首都圏ネットワーク」/「予防訴訟をひきつぐ会」/「被処分者の会」/「再雇用撤回を求める第2次原告団」/「河原井さん・根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」/「板橋高校卒業式事件から『表現の自由』を考える会」/「学校と地域をむすぶ板橋の会」/「許すな!『日の丸・君が代』強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊全国ネットワーク(準)」
★要請の中では、とくに、
・田中聡史さんへの板橋特別支援学校での「再発防止研修」に対する怒り、
・「教育情報課」の存在というシステムに対する怒り、
が表明されました。
前者では、次のような声が参加者から出されました。「要請に行っても校長は会わない。受け取らない。しかも、研修は毎回(4回)同じ内容の話。田中さんは思想・信条で不起立している。なぜ、同じことを何回もやれるのか。一体都教委は何を考えているのか。」
「しかも警察を導入している。」「都教委はこのことを許しているのか。戦前と同じではないか。」「このような研修を繰り返せば思想・信条の侵害である。」等々。
後者では、次のような声が参加者から出されました。
「このようなシステムは、都庁の他の部署でも、他府県にもない。なぜ、都教委だけこのようなシステムがあるのか。その理由は?」「このようなシステムでは生の声が伝わらない。現場での苦しみ、悲しみ、怒りが届かない」「不誠実な対応だ。都教委は『開かれた学校』などと言っているが、都教委自身は門戸を閉ざしている。」
★これに対し阿部係長は、その理由については一切答えず、「広聴はどの部署もある」、「他府県のことは調べるつもりはない」とか、極めて不誠実な態度に終始しました。
しかし、彼は最初の応対のところで、「こんなに多くの人が・・・あんまりだ」などとも述べており、改めて、多数で都教委に押しかけること(大衆行動)の重要性、を確認することができたと思います。
彼らが不当・不正・理不尽なことをやればこうなる、ということを私たちは実力で示す必要があると思います。(世界のどこを見ても、またどの歴史を見ても、大衆行動が歴史を動かしています)
阿部係長は謙虚さがみじんも感じられず、なにか自分の地位を誤解して、えらぶっているような感じでした。
要請行動が終了したのは17:30頃でした。
その後、都庁の裏側の方にある角筈(つのはず)区民ホールに移り『10・3集会』の「第二部」を開きました。