3/31 「君が代」五次訴訟・地裁提訴へ アピールと報告
(被処分者の会・近藤徹さんから寄せられました。)
◆「君が代」五次訴訟・地裁提訴へ(3月31日)~15名が原告の大型訴訟
東京「君が代」裁判(五次訴訟)提訴の記者会見のご案内日時:
3月31日(水)11時 場所:司法記者クラブ(東京地裁・高裁2F)
五次訴訟では、減給処分取消はもとより、再処分を含む戒告処分の取り消しと「10・23通達」が違憲・違法であることを勝ち取ることが最大の目標である。
★処分を振りかざし「日の丸・君が代」を強制する都教委の10・23通達(2003年)から17年6月。処分された東京の公立学校教職員は延べ484名に上る。
これまで処分の取り消しを求め、東京「君が代」裁判・一次~四次訴訟でを闘い、減給・停職処分の取り消しを勝ち取った(他の訴訟を含めると延べ77件・66名の停職・減給処分が取り消されている)。しかし、その後も都教委は減給処分を含めた懲戒処分を出し続けてきた。
そこで今回原告15名が懲戒処分取り消しを求め、東京「君が代」裁判・五次訴訟を3月31日(水)、東京地裁に提訴する運びとなった。
★都教委は、不起立が累積している教員に、司法の判断に背いて、減給処分を出しているだけでなく、最高裁が「違法とまではいえない」と戒告処分を容認したことを背景に、「10・23通達」に基づく職務命令を出し続け、従わない教職員を処分し続けている。しかも減給処分が取り消された現職の教職員に対して改めて戒告処分を出す(再処分)という行為などを執拗にくり返している。
●3/31 東京「君が代」裁判五次訴訟を東京地裁に提訴
今回の五次訴訟では、2014年以降に都教委によって出された卒入学式不起立者に対する処分(戒告および減給処分)と併せて、減給処分取消後の再処分(戒告処分)の取り消しを求める。
昨日午前は、東京「君が代」裁判五次訴訟を東京地裁に提訴し記者会見を行いました。
午後は被処分者の会など四者が「卒業式総括集会」を開催しました。お疲れ様でした。
コロナ禍の中、同集会には会場の「密」が心配になるほどの77名が参加。厳しい状況の中、提訴した15名の原告らと共に「日の丸・君が代」強制反対の闘いを風化させず頑張る決意を共有できたと思います。ご協力ありがとうございました。
提訴の声明文はすでに被処分者の会HPに載っています。
●朝日新聞の記事