9月10日(木)、都教委定例会が行われました。根津さんの報告です。
レイバーネットに載っています。
全文 http://www.labornetjp.org/news/2015/0910nezu
★本日の議題は処分案件が2件(非公開)、報告が①島しょの高校への本土の生徒の進学について ②来年度の都立高校入学者選抜実施要綱・同細目について ③防災ノート「東京防災」について 他1件。
①島しょの高校への本土の生徒の進学について
②来年度の都立高校入学者選抜実施要綱・同細目について
これまでとの変更点は、「中学校で身に付けるべき『基礎的・基本的な知識・技能』や『課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等』を的確に見るために」受検当日の学力検査を重視したこと。選抜方法も各学校異なり、わかりにくかったのでわかりやすく統一したという。従来は学力検査と調査書(内申点)の割合は5:5~7:3だったところ、来年からは7:3(全日制第一次募集他)に統一する。学力検査は5教科が多かったが3教科の学校もあったので、全日制第一次募集では5教科に統一するという。また、調査書点を算出する際に、学力検査をしない教科の評定はこれまで1,3倍だったところ、これを2倍にするという。しかし、これまでの経緯を見れば、また何年か経つと変更するのであろう。なんせ、小手先の見直しに過ぎないのだから。
「君が代」不起立教員を処分することをもって「日の丸・君が代」を子どもたちに教え込み、「思考力・判断力・表現力等」を奪う教育をしているのに、変更の趣旨のなんと白々しいことか。
③防災ノート「東京防災」について
都が「防災ブック」を全家庭に配布したことに伴い、都教委は全公立・私立学校に「東京防災」を配布し、学校と家庭が一体となって防災教育の充実を図るという。小学校低学年用、高学年用、中学校用、高校用を作った。これを、教科の授業や特別活動(避難訓練・宿泊防災訓練)、日常的な指導で活用するとのこと。
以下略