お知らせ

拡大表示の方法: キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「+」キーを押します。
縮小表示の方法: キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「-」キーを押します。

2014年2月25日火曜日

2/11 「教育の国家支配に反対する2・11大阪集会」は、約500名の参加で成功。

■2月11日に「教育の国家支配に反対する2・11大阪集会」が500名の参加で成功しました。大阪の山田さんの報告です。

P1100837

P1100839

IMGP5015

◆集会・デモ
集会と難波までのデモも含めて、「日の丸・君が代」強制と教職員処分に対決する意志を市民のみなさんとともに確認し、闘いの展望を切り開くものとなりました。
 また東京や全国のなかまのみなさんと今後のより強い連帯から全国ネット結成への具体的な行動の一歩ともなりました。
 三宅晶子さんの力のこもった講演や大阪の橋下・維新や安倍政権の「戦争する国」とそのための教育の国家統制の動きと闘う市民・団体の発言にも大きく力づけられました。 ご参加・ご協力頂いた全ての皆様に敬意と感謝の気持ちをお伝え致します。これからも2月末からの高校や小中学校での卒業式や被処分者の人事委員会・裁判闘争など、多くの取り組みにもご参加・ご協力をお願い致します。

P1100855

◆三宅晶子さんの講演を聞いて
★メインの三宅晶子さんの講演は、素晴らしいお話でした。
 古本屋で見つけた『前夜』10号の季刊誌に掲載された三宅晶子さんの「市民的不服従と抵抗の思想」の文に感銘を受け、反論書や陳述書に無断引用させて頂いていましたが、2月11日の講演は、「想起の文化」ということで、ドイツと日本を比較する年表をもとに、戦後日本の問題点を照らし出すものでした。

★「想起」とは、「過去のことをおもいおこすこと」です。「過去」とは何でしょう?
ドイツでは、「ナチの暴虐が引き起こした被害」であり、それに加担したドイツ人の「加害」のことです。日本では、「天皇制国家と天皇の軍隊の暴虐が引き起こした被害」であり、それに加担した日本人の「加害」のことです。

★ドイツでは、そのナチスの「世界史に残る戦争犯罪の加害」を記録し、絶えず「想起」し、自国で戦犯を裁きつづけてきました。日本ではどうでしょう?
日本人自身の手で戦犯天皇を裁いていないし、天皇ヒロヒトと天皇制の「戦争犯罪の加害」を記録し、「想起」もしていない。反対に、この「戦争犯罪の加害」がなかったという連中の跋扈を許している。

★ドイツでは、「国民としての共同想起」が、ドイツの国として、ドイツ民族として、ドイツ人一人一人として政治・教育・文化すべての領域で行われてきたのです。街角の標識や記念碑にいたるまで。日本となんという違い!
これは、日本人として、恥ずかしいことであり、「想起の文化」をつくりえずに、 68年間も、人間としての「恥辱」をさらして来ていると思いました。

★ここからの転換、それは、今の安倍・橋下の戦争への動き、『日の丸』『君が代』の強制に「抵抗することに確信」を持つことで切り開けると三宅晶子さんの話を聞いて考えました。

★その時に、配られた資料の中に黒田伊彦代表の基調報告の文があります。
「愛国心教育」とは、「神武建国神話で培おうとする」「皇国史観」が本質だと書かれています。また、入れ墨調査拒否で処分された大阪市交通局のYさんは、「君が代」不起立は「教育そのものだ」とメッセージに書かれています。熱い連帯のことばです。
ZAZAメンバーの野村さんは、「今回の『意向確認』」は「思想調査の強要」であり、これは人生で2回目。1回目の「38年前の心の負債を返す絶好のチャンス」「絶対に負けられない闘い」と書いています。
 また、「大阪ネットワークニュース第4号」の「口元チェック」通知を撤回せよの文
や、菅さん、梅原さんの文もなかなか光っています。編集長の意気込みが伝わってくるニュースです。
これら、資料が、ビラや書類の山に埋まらず、きちんと読まれて、保存ファイルに収
納されることを祈っています。