◆卒業式処分に断固抗議する! 処分者数延べ480名に
4月13日東京都教育委員会(都教委)は第7回定例会で、3月の卒業式で「君が代」斉唱時にきりつしなかった都立高校教員2名の懲戒処分(不起立4回目に対し減給10分の1・1月、同3回目に対し戒告)を決定し、本日4月20日、処分発令を強行しました。
これにより、卒業式・入学式などで「君が代」斉唱時の起立・斉唱、ピアノ伴奏を強制する都教委の10・23通達(2003年)による処分者数は延べ480名となりました。
私たちは、都教委の卒業式の不当処分に満身の怒りを込めて抗議すると共に、卒業式被処分者を対象に予定されている服務事故再発防止研修(5月10日(水))の中止を求めるものです。
※近藤徹さんからの報告です。
◆卒業式処分の内容
都教委卒業式処分発表(都教委HP)
卒業式における職務命令違反に係る懲戒処分について
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/p_hukumu/170420.pdf
◆処分内容、処分者数
今回の都教委発表の処分者数・処分の内訳などは以下の通りです。
<卒業式の処分の内訳> ( )内は近藤による注釈
1.都立工芸高校 減給10分の1・1月(不起立処分4回目)
2.都立葛西南高校 戒告(不起立処分3回目)
計2校2名
<学校種別> 都立高校
<発令日> 4月20日
◆都教委に抗議の電話・FAXを集中してください。→数は力です。
「都立高校教員2名に対する不当処分に抗議する」などの内容の電話・FAXをお願いします。
【抗議先】東京都教育庁 新宿区西新宿2-8-1
◎教育庁総務部教育情報課 電話 03-5320-6733 FAX 03-5388-1725
◎教育庁人事部職員課 電話 03-5320-6792 FAX 03-5388-1729
◎教育長 FAX 03-5388-1725
◆再発防止研修を中止せよ! 反省すべきは都教委だ!
都教委は処分発令と同時に、処分された教員に「反省・転向」を強要する「再発防止研修」<5月10日(水)>の受講命令を発令しました。一体何を反省しろと言うのでしょうか。思想・良心の自由を侵害し「良心を鞭打つ」憲法違反の再発防止研修の中止を求めます。
都教委が同研修を強行した場合は、下記の抗議、該当者支援行動を展開します。なお、時程は現段階では予定です。
★再発防止研修抗議・該当者支援行動
都教職員研修センター前(JR・地下鉄水道橋。都立工芸高校隣)
2017年5月10日(水)
8時20分行動開始
8時35分弁護団申し入れ
8時50分該当者(受講者)入場
9時~ 研修
12時30分(予定)研修終了後の該当者激励行動
主催:被処分者の会
*相手の挑発に乗らず、整然と行動するご協力ください。
◆ 粘り強く闘われている「君が代」訴訟の判決の傍聴支援をお願いします。
★東京「再雇用拒否」第三次訴訟・高裁控訴審判決~逆転勝訴をめざして
(東京高裁第5民事部。2011年再雇用拒否の損害賠償請求、原告3名)
2017年4月26日(水)
12時30分 弁護士会館集合・写真撮影
12時40分 高裁に向けて入廷行動
12時45分 傍聴希望者集合(抽選なし・先着順)
13時15分 開廷・判決
東京高裁511号(定員42名)
報告集会:ハロー貸会議室虎ノ門(裁判所から6分。案内あり)
*混雑が予想されますので早めにお出で下さい。入廷できなかった人は裁判所前でお待ちくだ さい(旗出しあり)。
★根津・河原井さん停職6ケ月取消訴訟処分
●2008年事件・判決
2017年5月22日 (月)13:15~
東京地裁527号法廷
15:30から弁護士会館にて報告集会
●2009年事件 口頭弁論
2017年5月25日 (木) 13:30~
東京地裁 527号法廷