2月12日(金)、都教委の定例会がありました。多くの反対を押し切り、夜間定時制高校4校の廃止が決まってしまいました。
■定時制高校の存続を求める請願を不採択
議案は①「都立高校改革推進計画・新実施計画」の策定について ②請願に対する回答について ③「東京都発達障害教育推進計画」の策定について 報告が④学校設定教科「人間と社会」の設置及び使用教科書について ⑤「不登校・中途退学対策検討委員会報告書」について ⑥「東京都教育ビジョン(第3次)一部改訂(案)」の骨子について他。
傍聴席20のところ、請願を出していた人たちが傍聴に来られたので、傍聴希望者は35名。モニターさえ用意すれば傍聴から外れた15人も他の部屋で聴くことができるのに、その要求を都教委は無視した。大杉教育委員の姿はなかった。
①「都立高校改革推進計画・新実施計画」の策定について ②請願に対する回答について
「都立高校改革推進計画・新実施計画」の策定については、今年度までの取り組みと前回までの定例会で議題になった新たな計画を加え、2016年度から3年間の「計画」(案)――教育内容が52項目、学校設置・課程改善等が17項目、教育諸条件が32項目の取り組み――が分厚い冊子で提案された。
中略
新たな取り組みとしていくつか挙げれば、教育内容では、ア.基礎学力の定着が十分でない生徒に対して、放課後や休業日等に外部人材を活用して学習支援を行う「校内寺子屋」を10校に設置する イ.ICT(情報通信技術)パイロット校に光丘高校、三鷹中等教育学校を指定し、タブレットPCを使って授業改善を図り、生徒の主体的で能動的な学習により学力向上を目指す ウ.「理数アカデミー」(以下略)
テ.夜間定時制課程(定時制高校)の一部閉課程(対象は立川高校、小山台高校、雪谷高校、江北高校)については、存続を求める請願が9件出されていて、議案となったが、事務方の「回答」に教育委員全員が同意して、不採択となった。「回答」は、定時制を希望する生徒は減り新たな取り組みとしていくつか挙げれば、教育内容では、ア.基礎学力の定着が十分でない生徒に対して、放課後や休業日等に外部人材を活用して学習支援を行う「校内寺子屋」を10校に設置する イ.ICT(情報通信技術)パイロット校に光丘高校、三鷹中等教育学校を指定し、タブレットPCを使って授業改善を図り、生徒の主体的で能動的な学習により学力向上を目指す ウ.「理数アカデミー」(、昨年度の入学者選抜応募倍率はわずか0,42倍。夜間定時制高校の生徒の中には、昼夜間定時制高校やチャレンジスクールを希望していたものの、合格できなかったという生徒も多いのだから、昼夜間定時制高校とチャレンジスクールの夜間部の規模拡大やチャレンジスクールの新設を行う。・・・
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http://www.labornetjp.org/news/2016/0212nezu