お知らせ

拡大表示の方法: キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「+」キーを押します。
縮小表示の方法: キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「-」キーを押します。

2015年8月21日金曜日

緊急のお知らせ トールズ(tolds)が 立ち上がりました。

現役の都立高校の教職員が呼びかけ人になって、安全保障法制反対のトールズが立ち上がりました(立ち上げました)。 

●サイトのアドレス
趣旨と賛同申し込み
http://tolds20150815.blogspot.jp/2015/08/blog-post.html?m=1

8月20日午後3時から、都庁記者クラブでTOLDsの記者会見をしました。
 0589-ss

みなさんへのお知らせ
<立ち上げの趣旨、経緯>など

▼「安全保障法制」を成立させ、集団的自衛権という名の戦争に踏み出そうという政府の動きに対し、いまさまざまな大学教授、大学生、ママたち、高校生など今までなら動かなかった人たちが主体的に反対運動を起こしています。しかし、小・中・高という人間形成にとって非常に重要な時期の教育に関わる私たちは、それぞれが加入する組合もしくは諸団体が主催する集会に任意で参加するという形で過ごしてきました。主体的なアクションを起こしませんでした。

▼これではいかん!と“呼びかけ人たち”に、火がついたのは、滋賀4区選出の国会議員が「戦争に行きたくないというのは利己主義」と発言をし、戦後の教育を批判したことや、“八月末に参議院でも強行採決!”という情報が流れてきた時でした。私たちはいてもたってもいられなくなりました。そして遅ればせながら、アクションを起こしました。8月9日のことです。
まず考えたのは、敗戦から70年目を迎えるにあたっての私たちの見解と使命の確認をしようということでした。そして意見を出し合い、練り上げたのが以下の「東京の戦争を知らない教員たちからのメッセージ」です。これは、戦後教育で育てられ、戦後教育を担ってきた私たちの決意の表明です。
私たちはこのメッセージに賛同する教員を集めようと行動を起こしました。最初は「東京の学校教職員有志」と名乗っておりましたが、SEALDs、Olds、MiddlesなどをマネしてTOLDsという別名を付けました。
《TO:東京の、L:リベラルで、D:デモクラティックな、S:先生たち》という意味です。もっとオリジナルな名前でもよかったのですが、SEALDsに触発されてMiddls、Oldsなど類似の名前で人々が声を上げ始めていたので、その流れであることを示した方が認知されやすいと思い、TOLDsという別名をつけました。

▼“呼びかけ人”3人は都立高校の現役の教員であり、最初は都立高校の教員だけを賛同人として募っていたのですが、枠はあっという間に広がることになりました。まず私たちに平和と民主主義のスピリットを教えてくれ、今も私たちを励ましてくれている「退職教員」の人たちが加わりました。そして保護者、卒業生、地域の方々も賛同したいと申し出てくれました。8月13日にブログを公開し、ネットからも賛同できるようにすると、小学校、中学校、特別支援学校の先生たちも加わってくれるようになりました。すると「私立の教員ですが、いいですか?」という問い合わせもきました。私たちは「もちろん」と答えました。また「他府県の者ですが、先生方の勇気に感謝します。賛同したいのですが・・・」という問い合わせもきました。「東京だけ」という枠も取り払ったほうがいいと思いました。ほんとうに多くの人たちが児童から生徒へという時期の教育に期待と関心を抱いているのだと私たちは痛感しました。「うわぁ、これはもう引っ込みがつかないぞ。本気でとことんやろう」と覚悟をきめました。
こうなったら東京から全国の小中高の先生、市民に広がる運動にしよう、と賛同人の枠をひろげました。私たちのメッセージに賛同してくださった方は8月19日現在(571)人となりました。このように私たちTOLDsの運動の特徴は、児童期から青年前期の教育を担う者たちと、それを支え、期待と関心を持つ人たちで構成されていることです。またプロ的な活動家ではなく、組織ももたない、素人たちが、とにかく始めてしまったという運動です。

今は平和と民主主義を教えてきた「戦後教育」の在り方が問われている状況です。私たちは自分たちの責任の重さを一層痛感し、平和と民主主義を実現する人を育てる使命を再確認するとともに、これと矛盾する「安全保障法制」の廃案を求めます。この2点で一致できる人たちでTOLDsはさまざまな運動や団体と手をつないでいきます。東京からこの使命と願いを発信します。この願いをマスコミのみなさんにさらに広く届けていただきたいと思い、8月20日、都庁記者クラブで記者会見を開きました。今後の活動ですが、私たちとしては「東京の戦争を知らない教員たちからのメッセージ」を広く拡散、浸透させていくということをまず第一に考えています。このメッセージが全国の教員や教育に関心をもち、学校を支える人々に浸透し、教育の在り方の吟味や平和をつくるアクションに結果として繋がっていけばいいなと考えております。

 0609-ss

●トールズのサイトに賛同のメッセージが出ています。
   http://tolds20150815.blogspot.jp/

●8/21 毎日新聞記事

Image2トールズ