■東京「君が代」裁判第四次訴訟第2回口頭弁論の報告が原告の渡辺厚子さんから寄せられましたのでアップします。
9月5日(金)東京「君が代」裁判第四次訴訟第2回口頭弁論(2010~13年処分取消請求 原告14名)が佐々木裁判長のもと527号法廷で11時40分より開かれました。弁護士8名と77名の傍聴者にきていただき、原告1名と弁護士1名の意見陳述を行いました。ご支援ありがとうございました。入れなかった方本当に申しわけありません。がどうか懲りずに傍聴支援をよろしくお願い致します。
◆法廷の報告
現職の高校教員の陳述は感動的でした。
★陳述者は、校長から、「君が代」での起立を約束しない、という理由で高2から高3への持ち上がり担任を、担任団の中で一人だけ外され生徒も大変、自分もとっても悲しくくやしい思いをしたこと(「君が代」のときに起立する,と管理職に約束しないと担任を外されている。長い人は10年に及ぶ)
すべてのことを校長が決めるようになり、実にずさんな教育計画になっていること、例えば修学旅行の目的地が鶴のひと声で,沖縄からシンガポールにかえられ、経済的な理由と航空機事故などのために、参加希望者が減るととたんにマレーシアにかえられるといった有様。
教員が、一体教育目的は何だ,と聞くと,校長曰く「パスポートをもつ練習だ」と。
こんな風に,子どもはおきざりにされ、10,23通達以来教育の劣化,教員の不在がはなはだしいと訴えました。
★教科書の変更問題、自衛隊宿泊訓練がどうして可能か、ということがこの日常の姿から
はっきりみてとれると思います。
学校の中で、これまでも阻害されてきた(教員も加害者)子どもや親の決定権を勝ち取ること、教員の決定権を回復することといった当事者にとっての教育の自由を勝ち取る闘いが増々重要です。
日の丸君が代裁判がそうしたことの力になるようにこれからも努力をしていきます。
★この日はもう一人代理人の松平弁護士の陳述もありました。
◆裁判の終了後、報告会がいもたれました。
▼次回期日は11月21日16時です。