■5月8日(水)午前9時から東京都教育研修センターで、入学式での「君が代」不起立で処分された3名の教職員に対する「再発防止研修」が行われた。
◆抗議と激励行動
★朝8時30分から都教委の不当な処分と再発防止研修への抗議が行われた。70名を超える支援者が集まった。
澤藤弁護士の都教委への「研修やめよ」の抗議の申し入れが行われ、その後、被処分者が研修に入るのを全体で激励した。
★研修は全体研修と個別研修が行われた。Aさん(高校)は11時30分に全体研修を終えて外に出てきた。田中さん(特別支援学校)と川村さん(都立高校)は「全体と個別研修」を終えて12時30分に出てきた。が、入れ替わりに再びAさんが「個別研修」に向かった。というのは、Aさんと川村さんが同じ高校だったので、個別研修に学校長が立ち会わなければならないということで、研修時間がそのようにずらされることになった。Aさんは初めての不起立処分だった。
田中さんは「『研修』は前回の卒業式でのそれと同じ内容だった。毎回同じ。職務命令に従うことをどの講師も言うだけだった。澤藤弁護士も言ったように、個人の思想・良心とつきあわせた場合、都の職員はすべて都の命令に従う人で構成されることになる。命令に従えない人がいないというのはおかしい。私は従えないことに は従えない」と言った。
川村さんは「個別研修は初めてだったので不安だったが、支援に支えられて研修に臨むことができた。地下室の研修は寒いと言われたが、本当に寒く、それ自体がいじめだと思った。国旗国歌の尊重を何度も何度も言っていた。個人の思想を変えさせるようなことはしてはならないという再発防止研修について地裁決定が出ている。それと明らかに抵触するので、再発防止研修のあり方について問題にとりげていきたい」と言った。
Aさんが個別研修を終えるのをまって、最後に、シュプレヒコールをして、抗議と激励行動を終えた。