15:00から始まった都庁第一庁舎前での抗議行動には約50名が参加しました。
まず参加者らは、第一都庁舎(都知事室や都教委も入っている)に向けて、
シュプレヒコールを行いました。
日の丸・君が代強制反対/ 10.23通達を撤回しろ
君が代処分を直ちに撤回しろ/ 再処分反対/ 不当処分を撤回しろ
道徳の教科反対/ 国家は道徳を強制するな
教科「人間と社会」をやめろ
ボランティアを強要するな
国威発揚のオリンピック・パラリンピック教育反対
教育の軍事化を許さない/ 自衛隊の教育現場介入反対/ 若者を戦場には送らせないぞ
天皇代変わり祝意の強要反対/ 災害にかこつけた弔意の強要反対
朝鮮学校の補助金凍結反対/ 朝鮮学校の無償化除外糾弾/ 朝鮮人虐殺追悼文取り止め 糾 弾
虐殺をなかったことにするな/ 小池百合子は謝罪しろ/ 差別排外主義を許さないぞ
都教委の教育内容への介入を許さない/ 生徒・教員への管理強化反対
抗議集会では、<共謀罪反対の方><被処分者の方><ひきつぐ会の方><再任用拒否の方><板橋の会の方><朝鮮学校補助金・無償化問題の方><オリンピック教育反対の方><山谷日雇い労働組合の方><包囲ネット>等がそれぞれ発言しました。
◆都庁第二庁舎で要請行動
その後16:00から、第二庁舎10階での要請行動になりました(36人参加)。
まず、いつものように、「なぜ、所管の担当者が出てこず、教育情報課が窓口になるのか」という抗議が行われました。
「都庁の他の所では担当職員が出てくる」「文科省でも担当職員が出てくる」「他の道府県でもこんなことはやっていない」
それでも、出てきた教育情報課Y課長はかたくななままでした。
◆資料を示して教育情報課を追求
そうした中で、今回、都教委がある団体(東京LD親の会連絡会)に対しては、平成27(2015)年11月11日に<要望者への回答説明会>を
・指導部指導企画課、・ 同義務教育指導課
・都立学校教育部特別支援教育課
・人事部人事計画課 ・総務部教育情報課
などが出て開いたことの資料が、包囲ネットの仲間から出されました。
これに対し、参加者から次々に、「この説明会は誰が起案したのか」「我々に対しこういうことをしないのはえこひいきではないか」などの声が上がりました。
Y課長は、これをコーデネイトしたのは自分であることを認めましたが、その基準については明らかにしないまま、又私たちの要請に対する<回答説明会>は開くつもりがないと繰り返すばかりでした。
要は、直接担当者たちと話すことはできるが、都教委は公正・中立ではなく選別している、ということが今回明らかになりました。
参加者からはさらに、「差別ではないのか」、「情報公開はどうなっている」、「都民ファーストはどうなっている」などの声が上がりました。
そして、もっともお笑いだったのは、「ではこの苦情を我々はどこへ届ければいいのか」という質問に対して、Y課長は「それは教育情報課です」と答えたことでした。
もはや都教委は「都民に開かれた」ものではなく、完全に機能不全に陥っています。
その後、要請書を用意してきた団体・個人が課長に対して、それを読み上げました。
終わってから、第二庁舎前で簡単な報告とシュプレヒコールを行って行動を終わりました。