■毎日新聞 (最終更新 03月11日 20時36分)
http://mainichi.jp/select/news/20150312k0000m040060000c.html
大阪府の中原徹教育長(44)は11日、府教委職員らにパワーハラスメントをしたと認定された問題を受け、辞職を表明した。本人や、起用した松井一郎知事は続投方針を示していたが、府議会などから辞任を求める声が上がっていた。松井知事も辞職に同意した。
中原教育長はこの日、教育委員の辞職を申し出、臨時の教育委員会議で同意された。これに伴い、教育長の辞職も認められた。
中原教育長はこの後、記者会見し、「教育現場に悪影響があり大いに責任を感じている。支えてくださった皆様におわび申し上げたい」と謝罪。この日の辞任表明について「議会で(新年度)予算の説明責任を果たさないといけないという中で、今日が(自分の答弁の)最終日だった」と説明した。ただし、パワハラ認定した府教委の第三者委員会の報告書には「真実が反映されていない」と不満を漏らした。
中原教育長は弁護士で、橋下徹・大阪市長が知事時代の2010年4月、民間人校長として府立高校に着任し、13年4月、大阪府では初の民間出身の教育長に就任した。【大久保昂】
■大阪・伊賀さんから
今日、松井知事は中原教育長の辞任に同意しました。
これで正式に辞任が決まりました。
しかし、問題はこれで終わっていません。
中原元教育長は、辞任会見で第三者委員会の報告書に対して「不可解で作為的なものを感じる」と、全く反省をしていません。
辞任の直接の理由も府立高校での入試ミスをあげており、あくまでもパワハラでの辞任を薄めようとする態度です。
さらに、松井知事は最後まで中原元教育長の続投を容認し続けました。
さらに、さらに、中原元教育長のお友だちである橋下市長は、被害を受けたと認定された府教委職員を「全く言うことを聞かなかったと聞いている。とんでもない」と批判し、第三者委員会の報告書を「中原氏の言い分を一切採用しておらず、(調査は)でたらめだ」と厳しく非難しました。
これは明らかに、権力者が教育長のパワハラを擁護し、被害者を攻撃する、二重三重のパワハラというべき事態ではないでしょうか。
是非とも、橋下市長に対して抗議の声を上げてください。
■抗議先
○大阪市HPの「市民の声」から抗議の声をとどけてください。
http://www.city.osaka.lg.jp/
○電話: 06-6208-8181から「政策企画室」につないでもらい抗議してください。