「オリンピック教育」批判第16弾 ビラまき報告
■<井草高校> 5月20日(月)
ここも最近受け取りが悪くなっていました。それでもいつも受け取ってくれる教職員の方は、今回も「ご苦労様」と言って受け取ってくれました。生徒の受け取りは相変らずで、
生徒たちの多くは他人事のように通り過ぎますが、それでもわざわざ自転車を止め受け取って行く生徒もいました。今回は29枚まけました。
■<杉並工業高校> 5月22日(水)
杉並1000人委員会の方と二人でやりました。ここは比較的ビラの受け取りは良かったのです。今回は比較的受け取りが良く、80枚でした。
いつも「ご苦労様」と言って受け取ってくれる教職員の方は、今回もそう言って受け取ってくれました。生徒では、新入生らしき生徒たちが比較的よく受け取ってくれたように思います。
■<武蔵丘高校> 5月24日(金)
すでに多くの生徒たちが体育着で登校していた。聞くと「朝練」だと言う。それにしても数が多い。又聞くと体育祭のための「朝練」だという。ということで、7:30頃には半数位の生徒は登校していたようだ。そこであとはちょぼちょぼとやってくる生徒と教職員へのビラまきとなる。それでもビラの受け取りはまあまあ。
ある教員は「この季節に珍しい」と言ってビラを受け取ってくれた。また、別の顔見知りの教員が「ご苦労様」と言ってビラを受け取ってくれた。
校門前にはいつものように副校長がずーっと立っていたが、それでも受け取る生徒は受け取って行く。結局38枚だった。
■<中野工業高校> 5月27日(月)
ここは比較的ビラの受け取りが良く、12月10日は65枚、2月8日は50枚だった。
それで、今回100枚を持って行った。すると、早い時間に登校する生徒からビラの受け取りが良い。教職員もまあまあ。
1年生とわかる生徒たちもビラを受け取って行く。中には「ありがとうございます」という生徒もいる。
8時10分頃になると10人ほどの教員が校門前で登校指導を始めた。「毎日ですか?」と聞くと「そうです」と言う。「勤務時間前ではないですか?」と聞くと「はい」と答える。
「働き方改革ですよ。無理しなくてもいいのでは」と言うと、笑っているだけ。そして、生徒に、制服、ネクタイ、ピアスのことなど「指導?」している。10人もいると生徒も反抗できないのだろう。言う事を聞いている。
それでもビラは受け取って行く。8:20分頃には、まだ登校してくる生徒もいたが、100枚持って行ったビラは全部はけてしまった。
■<戸山高校> 5月28日(火)
校門前に着くと、予備校の女性宣伝スタッフが二人来ていました。聞くと大学生とのこと。そこで、「君が代の意味って知っている?」と聞いてみました。すると二人とも「知らない」と言うのです。そこで、「この中に書いてあるから読んでみて」とビラを渡しました。
この学校は有数の進学校で、参考書などを読みながら登校する生徒が多いのが特徴です。この日も、中間テストなのか、テスト勉強をしながら登校してくる生徒が多かったです。
都教委包囲ネットのFさんと二人でまきましたが、彼が通りすがりの中学生にビラを渡そうとしたところ、「先生からビラを受け取るなと言われている」と言って受け取らなかったそうです。これでは、若者が社会的無知状態にされるのも無理はないですね。
教科書は政府の「広報誌」のようなものに成り下がり、「道徳」が特別の教科として持ち上げられている現在、まさに新たな「少国民」が作り出されつつあるという事でしょう。
教職員のビラの受け取りも良くありません(「国定教師化」?)。
それでも、ビラは42枚まけました。
■<新宿高校> 5月30日(木)
ここは最近とみに進学実績に力を入れてきている学校です。参考書を読みながら登校してくる生徒たちも多いです。そしてビラの受け取りは良くない所です。今回も良くなく、24枚どまりでした。
それでも教職員の中には「ご苦労様」と言って受け取ってくれる方がいます。
おそらく「予備校化」しつつある職場の中で、民主教育を守るために奮闘しているのではないかと思います。ならば、なおビラを届けなければとも思います