1月12日 都庁前ビラまき 『君が代」解雇させない会
◆<河原井さん・根津さんらの『君が代』解雇をさせない会>の都庁前ビラまき
そのビラでは12月22日に行われた「総合教育会議」での中井教育長の発言が以下のように紹介されていました。
「仕事が忙しすぎて、教員のなり手がない。特に小学校では受験倍率が2.8倍。この 倍率では、『この人でいい』という教育力のある人を必要数確保することはできない。
働き方改革、職場環境を能くする必要がある。また、校長、副校長のなり手がない。 現職だけでは足りず、今は再任用で確保しているが、それでは持たない。
副校長の仕事の軽減、見直しなどの抜本的対策が必要だ。」(要旨)
そして、ビラでは
「来年か再来年にも、副校長の欠員がでるのではないかと思わせるような発言だった」と述べてありました。
そのビラで、「日の丸・君が代…考え方」のパンフも紹介したところ、ビラを受け取った都庁で働く方から根津さんのところに注文があったそうです。中学生のお子さんを持つ方のようでした。
その他、この間、パンフ(発行元)のあきる野市の谷口和憲さんにも、
・東京教組関係の方、・市民・「日の丸・君が代」強制反対・大阪ネットの方、
・香川県で教科書問題等で闘われている方などから注文があったそうです。
<びらまき交流実行委員会>でも、近く、卒業式に向けて「オリンピック教育批判ビラ」第三弾を作り、その中でもこのパンフを紹介していきたいと思っています。
◆都庁職の組合のビラ
昨日早朝のビラまきの時、「都庁職」の方々もビラをまいていました。そのビラでは、小池都政に対しいくつかの問題点が述べられていました。
例えば、<都民の信頼に応える都政を>という見出しの所には
「国家戦略特区の活用や国際金融・経済都市への傾斜は、極めて危うい方向性であると 指摘せざるを得ません。
規制緩和や国際競争力の強化は、消費者・労働者保護行政を委縮させ、結果として経済 格差の拡大や無権利労働の温床になる危険性があります。」
<プランを執行する体制の確立が必要>という見出しの所には、
「2017年度予算・人員の知事査定がこの実行プラン(12月に発表された)をもとに行 われています。従来の予算編成のスタイルが変更され、査定状況が当該局ですら把握で きない状態や復活予算の廃止等、職場では混乱と不安が蔓延しています。」
<根本的な超勤縮減策を>という見出しの所では、
「20時完全退庁の実施後、20時半過ぎの退庁者数は徐々に増加してる傾向が見られま す。…20時半以降に退庁した人の平均退庁時間が22時40分となっているなど、…深 夜労働が増加している懸念があります。」
<一方的な「働き方改革」は認めない>という見出しの所では、
「当局からモバイルワークなどの働き方の検討など、都における働き方改革の推進につ いて言及がありましたが、勤務時間は労使交渉の最たるもので、拙速で一方的な変更は
認められず、労使協議で決定する必要があります。」
都庁内部から、実質アベノミクスの先取りのような小池都政に対するこのような批判が出てきたことは大変良いことだと思います。
というのは、最近都庁に行くたびに、そこの職員の人たちから、「小池になっても何も変わっていない」、「都庁は腐っている」、「下の言う事など聞いてもらえない」、「上のものはエリート意識があり、下のものを馬鹿にしている」、「最近では管理職のなり手もなくなりつつある」(学校現場と同じだ!)などの声をよく聞くようになっているからです